瓦山瓦版

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🟢瓦山瓦版No.106🟢2020.7.1版

2025-02-11 09:50:00 | 日記
  水の張られた田に
 早苗が植えられ
  青々とした田の面を
 燕が 高く低く 飛ぶ
  昔から 今も変わらぬ
   里山の風景

 さて 正岡子規の
   墨汁一滴 から ひとつ

 「夏目漱石と高等中学に居た頃
 余は 
  牛込の喜久井町に住んでいた
 漱石の家へ行った
   そこは田圃から
  一丁か二丁しか
   隔たっていない処で
 漱石はそこで成長したのだ
    六月の頃とて
  二人は田圃を散歩した
 水田に植えられたばかりの苗🌱が
  風にそよぎ
   誠に善い心持ちであった

  余がこの時驚いたのは
 漱石は 
  我々が平生喰う処の米は
   この苗🌱の実であることを
 知らなかったいふことである
  もし都の人が
 一匹の人間になろうといふのは
どうしても鄙住居〈ひなずまい〉を
   せねばならぬ」と
  呟き書いている
   さて 漱石の心持ちは・・




    自分の姿かたちは
 親からもらったもので
  どうも いまひとつ・・
   とのご意見
 確かに 身体髪膚
  耳・手足の指の形から
顔のパーツ ひとつひとつまで
  染色体レベルで
   血脈から頂戴したもの
 気に入らない部品も
   漏れ無く付いてくる
     が
 二十歳を過ぎたら
  後は自分でみがく
 表情・所作・挙措に
  心を配り
   居住まいを正し
 佇まいや醸しだす雰囲気を
  洗練させてゆく
 美しい人とは 即ち
  心情の美しい人のことでしょう

「みんな違って みんないい」と
  金子みすゞの詩にあります
 仲良く美しく
  歳を重ねてゆきましょう





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