いっぱい後記が流れてきて、面白かったりかわいかったりするのばっかでww
で、勉強になったのがこの後記から。
@diamond8644 160223 #더모먼트 #이특
오빠가 해외 스케줄 가서 치킨볼 같은걸 먹었는데 너무 입에 맞아서 한 세접시를 먹었는데ㅋㅋㅋㅋ먹고 나니까 직원이 그거 악어고기라고 알려줘서 원효대사님의 마음을 알게 되었다곸ㅋㅋㅋㅋㅋ이런 센스 어디서 나와 진짜ㅠㅠㅠ최고야
訳)おっぱが海外のスケジュールに行って、ミートボールみたいなの食べてて、すごく好みに合ったから、3皿くらい食べたんだけど、食べてからお店の人からワニの肉だって聞いて、元暁大師の気持ちがわかったってwww こういうセンス、どこから来るの?ほんとにTT 最高
で、この元暁大師って方、日本語のwikiだとあっさりしか出てこなかったので
元暁
韓国語で検索して読んでみた。
원효대사 해골물
で、二つを合わせてかいつまむと
元暁は新羅の華厳宗の僧侶で、新羅浄土教の先駆者。650年, 義湘と共に唐に渡ろうとしたが、高句麗軍のために失敗。それでもさらに道を求めて旅立ち、その途中、風と寒さから身を守ろうと洞窟に入った。そこで眠っていて喉の渇きを感じ、暗がりを探ると、籠のようなものに水がたまっていて、少し飲むと甘かったので全部飲み干した。朝になってあたりを見回したが、籠のようなものは見つからず、あったのは骸骨だけだった。夜中に飲んだのが骸骨にたまっていた腐った雨水とわかると、元暁大師はむかつきを覚え、嘔吐し始めた。「夜中に何も知らず飲んだ時には甘くて美味しい水だったのに、骸骨にたまった腐った雨水と知るなり、不潔だと吐き気がするなんて」
大師は一瞬にして悟りを得、それを次のように表現した。
心が生きるにはいろいろな理(ことわり)があり
心が死ねば龕と墓には違いがない
三界が心であり、全ての現象が知識の源である
心以外何もないのに、他に何を求めようか
ちなみに
龕…位牌を安置する箱
三界(さんがい、tridhātu)…欲界・色界・無色界の三つの総称。三有ともいう。凡夫が生死を繰り返しながら輪廻する世界を3つに分けたもの。なお、仏陀はこの三界での輪廻から解脱している。←wiki
심생즉 종종법생(心生則 種種法生)
심멸즉 감분불이(心滅則 龕墳不二)
삼계유심 만법유식(三界唯心 萬法唯識)
심외무법 호용별구(心外無法 胡用別求)
つまりは、全ては心の持ちようってことらしいのだけれど、どこかに訳あるのかな?
アイドルから哲学に至るなんて…!
でも、これをつぶやいた子もすぐわかるってことだもんな。
みんな知ってることなのかしらん?
で、調べていくと
韓国近代における元暁認識と日本の「通仏教論」
って論文がひっかかって、
読んでると最初に「元暁は、朝鮮時代には…それほど高く評価されていなかった。だが、20世紀に入ってから…韓国において再評価され始めるのである。当時韓国の元暁認識は、仏教の教理・信仰の側面よりは日帝下の国家存続・民族主体性と結びついた論理からであった」
と出てきて、ははん…と思う、と。
なんで、新羅とか高句麗くらい昔な人がすっと出てくるのかなと思ったら。
どうも、「仏教はインド→中国→朝鮮にという発展過程をたどり、分派主義を超えた通仏教(統合的仏教)が朝鮮仏教によって完成した」(から宗派的な日本仏教より優れている)と主張するもとになったよう。
ということで、近代に再評価された人だから、知ってるのかな??
そこはやっぱりわからないけれど
仏教とか韓国の教育に詳しい方、教えて欲しい!
あ、もうひとつ、さっきの論文読んでて面白かったのが、引用されてる論文の書かれた時代によってハングルの書き方が変わってること。
1920年代だと、잇다 ←있다、늣기다(だったか)←느끼다とか。
1940年代だと今のと変わらないんだけど。
で、これもやっぱり気になったのでwikiの朝鮮語の正書法からごくごく簡単にまとめると、
「前近代のハングルの表記法は、15世紀から伝わる慣習的な表記を受け継ぎつつ、表音主義と形態主義の間を揺れ動きながら行われてきた」
1446年 訓民正音頒布
16世紀に入ると、語幹と語尾を分離した表記が多く見られるようになる。例えば、「体が」を表す [momi] は15世紀には「모미」のような連綴がほとんどであったが、16世紀以降は「몸이」のような綴りが多くなる。→「分綴」
また、/nopʰa/(高く)などは、「놉파」のように子音を発音通りに表記しつつも終声を同時に表記する二重表記法であるも多く見られる。→「重綴」
1912年 日韓併合時代の朝鮮総督府による「普通学校用諺文綴字法」
=新たな正書法というよりは、従来行われていた慣習的な表記法を整理し明文化したもの
1930年 「諺文綴字法」=形態主義を一部取り入れ
1933年 現行の正書法の基礎となる「朝鮮語綴字法統一案(한글 맞춤법 통일안)」を作成
とあり、論文の表記法もその時代に合わせたものってことがわかり←当然
wikiたどっていくと、今の口語的なツイとかの表記が、かえって昔っぽいものに思えてくるwww
ひとつのツイからめっちゃ深みにはまった
トゥギ、いろいろ知る機会をくれてありがとう
で、勉強になったのがこの後記から。
@diamond8644 160223 #더모먼트 #이특
오빠가 해외 스케줄 가서 치킨볼 같은걸 먹었는데 너무 입에 맞아서 한 세접시를 먹었는데ㅋㅋㅋㅋ먹고 나니까 직원이 그거 악어고기라고 알려줘서 원효대사님의 마음을 알게 되었다곸ㅋㅋㅋㅋㅋ이런 센스 어디서 나와 진짜ㅠㅠㅠ최고야
訳)おっぱが海外のスケジュールに行って、ミートボールみたいなの食べてて、すごく好みに合ったから、3皿くらい食べたんだけど、食べてからお店の人からワニの肉だって聞いて、元暁大師の気持ちがわかったってwww こういうセンス、どこから来るの?ほんとにTT 最高
で、この元暁大師って方、日本語のwikiだとあっさりしか出てこなかったので
元暁
韓国語で検索して読んでみた。
원효대사 해골물
で、二つを合わせてかいつまむと
元暁は新羅の華厳宗の僧侶で、新羅浄土教の先駆者。650年, 義湘と共に唐に渡ろうとしたが、高句麗軍のために失敗。それでもさらに道を求めて旅立ち、その途中、風と寒さから身を守ろうと洞窟に入った。そこで眠っていて喉の渇きを感じ、暗がりを探ると、籠のようなものに水がたまっていて、少し飲むと甘かったので全部飲み干した。朝になってあたりを見回したが、籠のようなものは見つからず、あったのは骸骨だけだった。夜中に飲んだのが骸骨にたまっていた腐った雨水とわかると、元暁大師はむかつきを覚え、嘔吐し始めた。「夜中に何も知らず飲んだ時には甘くて美味しい水だったのに、骸骨にたまった腐った雨水と知るなり、不潔だと吐き気がするなんて」
大師は一瞬にして悟りを得、それを次のように表現した。
心が生きるにはいろいろな理(ことわり)があり
心が死ねば龕と墓には違いがない
三界が心であり、全ての現象が知識の源である
心以外何もないのに、他に何を求めようか
ちなみに
龕…位牌を安置する箱
三界(さんがい、tridhātu)…欲界・色界・無色界の三つの総称。三有ともいう。凡夫が生死を繰り返しながら輪廻する世界を3つに分けたもの。なお、仏陀はこの三界での輪廻から解脱している。←wiki
심생즉 종종법생(心生則 種種法生)
심멸즉 감분불이(心滅則 龕墳不二)
삼계유심 만법유식(三界唯心 萬法唯識)
심외무법 호용별구(心外無法 胡用別求)
つまりは、全ては心の持ちようってことらしいのだけれど、どこかに訳あるのかな?
アイドルから哲学に至るなんて…!
でも、これをつぶやいた子もすぐわかるってことだもんな。
みんな知ってることなのかしらん?
で、調べていくと
韓国近代における元暁認識と日本の「通仏教論」
って論文がひっかかって、
読んでると最初に「元暁は、朝鮮時代には…それほど高く評価されていなかった。だが、20世紀に入ってから…韓国において再評価され始めるのである。当時韓国の元暁認識は、仏教の教理・信仰の側面よりは日帝下の国家存続・民族主体性と結びついた論理からであった」
と出てきて、ははん…と思う、と。
なんで、新羅とか高句麗くらい昔な人がすっと出てくるのかなと思ったら。
どうも、「仏教はインド→中国→朝鮮にという発展過程をたどり、分派主義を超えた通仏教(統合的仏教)が朝鮮仏教によって完成した」(から宗派的な日本仏教より優れている)と主張するもとになったよう。
ということで、近代に再評価された人だから、知ってるのかな??
そこはやっぱりわからないけれど
仏教とか韓国の教育に詳しい方、教えて欲しい!
あ、もうひとつ、さっきの論文読んでて面白かったのが、引用されてる論文の書かれた時代によってハングルの書き方が変わってること。
1920年代だと、잇다 ←있다、늣기다(だったか)←느끼다とか。
1940年代だと今のと変わらないんだけど。
で、これもやっぱり気になったのでwikiの朝鮮語の正書法からごくごく簡単にまとめると、
「前近代のハングルの表記法は、15世紀から伝わる慣習的な表記を受け継ぎつつ、表音主義と形態主義の間を揺れ動きながら行われてきた」
1446年 訓民正音頒布
16世紀に入ると、語幹と語尾を分離した表記が多く見られるようになる。例えば、「体が」を表す [momi] は15世紀には「모미」のような連綴がほとんどであったが、16世紀以降は「몸이」のような綴りが多くなる。→「分綴」
また、/nopʰa/(高く)などは、「놉파」のように子音を発音通りに表記しつつも終声を同時に表記する二重表記法であるも多く見られる。→「重綴」
1912年 日韓併合時代の朝鮮総督府による「普通学校用諺文綴字法」
=新たな正書法というよりは、従来行われていた慣習的な表記法を整理し明文化したもの
1930年 「諺文綴字法」=形態主義を一部取り入れ
1933年 現行の正書法の基礎となる「朝鮮語綴字法統一案(한글 맞춤법 통일안)」を作成
とあり、論文の表記法もその時代に合わせたものってことがわかり←当然
wikiたどっていくと、今の口語的なツイとかの表記が、かえって昔っぽいものに思えてくるwww
ひとつのツイからめっちゃ深みにはまった
トゥギ、いろいろ知る機会をくれてありがとう