永田萌さんは、いわさきちひろさんの次の人、、、、という思いをずっと持っていました。
画風は、違いますが、こどもたちへの思いは同じ。
「詩とメルヘン」(1973年~2003年)を、本屋さんで手に取った時から、
そう思っていました。
今日の関西のニュースで、絵本「やくそくするね」を紹介していて、
私は初めて、永田萌さんご本人を見ました(会いました)。
思っていたとおりの優しさのあふれる人でした。
クリスチャンらしいのは、イエスさま・キリスト教関連の絵本も出しておられるから。
「詩とメルヘン」を創刊された、やなせたかしさんも、クリスチャンですから。
加西市出身・京都市在住の永田萌さんが、阪神淡路大震災のあと、絵が描けなくなった時、
西宮の避難所にいる女性から手紙がきた。
「以前からあなたの絵のファンでした。友人があなたの絵葉書を何枚か持ってきてくれて、
変わらないあなたの絵に、慰められました」と。
その手紙に励まされて、絵をまた描くようになった。
描いていて、いいのだと思ったと、涙ぐまれていました。
杉本深由起さんからこの本を依頼されたとき、それまでの画風こどもの天使の絵とは違うものを描くことに
戸惑いを覚えたが、杉本さんの熱意に打たれ、二人でこの絵本を作った。
(私は、まったくこの絵本は知りませんでしたが、もう20年も前から愛されている絵本なのに)
2011年の東日本大震災のあとに描いたという
三人の天使(愛、夢、希望という名の)が、ぶなの森の中を飛ぶ絵。
これは、自然に描けたそうです。
辛い経験をしたときほど、上を向いて、希望の光を見つめて進みたい。
「時は、とまらない、前へ進むだけ」という不可思議wonderboyの言葉のように。
「やくそくするね」 杉本深由起 作 永田萌 絵 (絵本ナビさんからお借りしました)
NHKで放送されたから、きっと在庫はないでしょう。
図書館へ予約してみます。