プロ棋士がわが家に来た！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑近藤五段vsシカゴ将棋クラブ１２人の対局
　
　夫が将棋好きという話は前にしましたが・・・。先週末、プロ棋士の近藤正和五段がご夫婦でシカゴに来てくれました。シカゴ将棋クラブの激励と活性化に一役買いたいと、ボランティアでかけつけてくれたのです。実は、近藤五段がシカゴに来てくれるのはこれで４回目。４回ともすべて自費で、忙しい合間を縫ってこんな遠いところまで来ていただくなんて、本当に頭が下がります。ありがたいです！！

　近藤五段は週に１、２回の対局の他に、他対局の解説、雑誌や新聞での連載、企業の将棋クラブの指導など、とにかく多忙な人気者。昨年度は、勝率一位と連勝賞を受賞した実力派でもあります。
　そんなスゴイ方なのに、見た目も話し方もおっとりしていて、一見良家のおぼっちゃん風。いつもゴキゲン顔なので、「ゴキゲン中飛車」というニックネームまでついているほどです。が、夫いわく、「将棋になるとさすがに目つきが変わる」。
　そうなんです。プロ棋士になるのは東大に入るより難しいと言われているくらいで、私ら一般人とは頭の作りが全然違う。それに勝負師だから、精神的にも相当強いものがあるのでしょう。オン・オフの区別がちゃんとできているところも、やっぱりタダ者ではないぞ！
　
　土曜日は一般公開ということで、日系レストランでプロvsアマの対局がありました。多面指しで（写真↑）、近藤五段１人vs複数の盤（今回は12人分）で対戦したのですが、12人を相手にしてもやっぱりプロが勝ってしまうわけで、プロとアマの差というのは相当の開きがあるようです。

　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　↑近藤夫妻とトーマスで遊んでもらって、息子たちは上機嫌♪

　翌日は、わが家で打ち上げ会。といっても朝から夕方までずっと将棋を指し続けているので、将棋のことがさっぱりわからない私にとっては「よく飽きないな～」の一言です。
　10時にサンデーブランチワッフルを食べてもらって、その後彼らは即将棋。私はというと、子供が邪魔するといけないので、子供と奥様と一緒にお買い物に出かけました。
　夕方からは、この日のためにと一生懸命練習してきた夫特製の広島風お好み焼きをご披露。みんなから「おいし～い！！」と絶賛されて気をよくした夫は、翌朝４時起きで仕事があるというのに、10時まで飲んだり食べたりしゃべったりほんと楽しそうでした。（お好み焼きの話は、次回のブログで）。
　
　私は将棋にうといので、みなさんの話になかなかついていけないのが残念。でも、テレビでもお馴染みの人気棋士の「ピー話」などを聞くと、ミーハー心に火がついて、かな～りおもしろかった～！！
　翌日近藤夫妻は、今週末に行われる全米アマ将棋大会に出席するために（これもボランティア）、ワシントンD.C.に飛び立っていきました。
　近藤夫妻、お忙しいのに本当にありがとうございました。お礼と言ってはなんですが、最後に近藤五段の本を紹介をさせていただきます。興味のある方、是非どうぞ！

「ゴキゲン中飛車戦法」（日本将棋連盟）「ごきげん中飛車を指しこなす本」（河出書房新社）「新ゴキゲン中飛車戦法」（日本将棋連盟）