窯元日記復活

学研版日本美術全集「正倉院」の巻

学研版日本美術全集「正倉院」の巻。このシリーズは1977年から80年に25冊のシリーズで発行されたものですね。この時家族ぐるみで交流していただいていた、松島順正先生の多分・・奥様からお話があったので親父が決めたんだと思います。毎回、奈良の平松町つくしが丘・・ちょうど車では唐招提寺の前を通って近鉄の踏切を渡っていくのですが、お家で先生を乗せて正倉院の事務所で本を数冊載せて先生と一緒にご自宅に行き、書斎でお茶をいただいて失礼するということが続きました。もうこの時先生は声はほとんど擦れ音程度しか出せなかったので、基本、私がお話を聞いて先生がメモに書写していただくこと(これがすごい達筆)で会話が続けられていましたが、書斎でのお話が至福の時でした。貴重な本や資料に囲まれ、いつも机には中国の考古雑誌「文物」や「考古」が置かれていました。正倉院展でも一緒に廻らせていただく機会がありましたが、大変贅沢な時でした。講演会に行くときもお越しになると横からメモで講師のお話の補足が入ったり…(笑)。ただ、自分に聞ける能力が足りなかったのでもっとお聞きしておきたかったですが・・・。森鴎外のお話はご本で知ったんですが、直接聞けなかったと・・。
本は学研版日本美術全集「正倉院」の巻。

注→「松島順正。 昭和期の宮内庁職員 元・宮内庁正倉院事務所保存課長。
生年明治36(1903)年8月20日
没年平成3(1991)年5月1日
出生地奈良県磯城郡川東村(現・田原本町)
主な受賞名〔年〕文化財保護功労者表彰〔昭和35年〕
経歴奈良帝室博物館、東京帝室博物館などを経て、昭和20年宮内庁正倉院事務所正倉院監理補、25年正倉院事務所長補佐、31年同保存課長を歴任。45年退官。著書に「正倉院宝物銘文集成」「正倉院の書跡」「正倉院よもやま話」など。」(出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)から)

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