- 金峯山寺蔵王堂の大きさには圧倒されます。
- 金峯山寺のHPから→「金峯山寺の本堂。秘仏本尊蔵王権現(約7m)三体のほか、多くの尊像を安置しています。
重層入母屋造り、桧皮葺き、高さ34メートル、四方36メートル。堂々とした威容の中に、優雅さがあり、たいへん勝れた建築という高い評価を得ています。
金峯山寺内では古くから、白鳳年間に、役行者(えんのぎょうじゃ)が創建されたと伝えており、また、奈良時代に、行基菩薩が改修されたとも、伝えています。その後、平安時代から幾度か焼失と再建を繰り返し、現在の建物は天正20年(1592)頃に完成したものです。大正5年から13年にかけて、解体修理が行なわれ、昭和55年から59年にかけて、屋根の桧皮の葺き替えを主として大修理を行ないました。」https://www.kinpusen.or.jp/guide/index.html - Wikipediaでは→
- 本堂(蔵王堂)(国宝) - 山上ヶ岳の大峯山寺本堂(「山上の蔵王堂」)に対し、山下(さんげ)の蔵王堂と呼ばれる。屋根は入母屋造檜皮葺き。2階建てのように見えるが構造的には「一重裳階(もこし)付き」である。豊臣家の寄進で再興されたもので、扉金具の銘から天正19年(1592年)の建立とわかる。高さ34メートル、奥行、幅ともに36メートル。木造の仏堂としては全国屈指の規模(特に高さ)の建物である。内部の柱には、原木の曲がりを残した自然木に近い柱が使われていることが特色で、ツツジ(またはチャンチン)、梨などと称される柱が用いられている。内陣には巨大な厨子があり、本尊として3体の蔵王権現立像(秘仏)を安置する。金峯山修験本宗の総本山であることもあって、現在では常に香が焚き込められ、いにしえを偲ばせる独特の空間を形成している。
平面構成は、桁行(正面)5間、梁間(奥行)6間の身舎(もや)の周囲に1間の裳階をめぐらした形式になる(ここでいう「間」は長さの単位ではなく、柱間の数を表す用語)。身舎の正面は5間とも板扉を設け、その手前(裳階部分)の1間通りは扉や壁を設けない吹き放ちとする。堂内は板扉で前後に仕切り、その前方を外陣、後方を内陣とする