昨日『第75回正倉院展』に行ってきました。50回以上は見てることになりますが・・。
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気になった展示は「国家珍宝帳」筆頭に書かれている聖武天皇の愛用品である
「九条刺納樹皮色袈裟 」夾纈 (ろうけち)技法の「鳥草夾纈屛風 」「正倉院古文書正集 第七巻〔少僧都良弁牒、法師道鏡牒ほか〕 」良弁の力強い署名と道鏡の端正な署名。サイの角で作られた「犀角杯 」スッポンの形をした「青斑石鼈合子 」甲羅には、北斗七星 は肉眼ではわからなかった。「楓蘇芳染螺鈿槽琵琶 」東大寺の刻銘のある四絃琵琶 で白象の上で奏楽し舞踊する胡人 が描かれており背面には螺鈿が引き積まれている。側面の劣化に比べては背面が綺麗すぎるので近年組み直したのかな?図録には無いけど・・。
東館と西館の間の部屋に「漆六角厨子残欠 」は初出品でバラバラになった扉に絵があったようで往時を偲ばせてくれます。陶磁器は3点。白と緑の掛け分けの鉢。鹿の子状の筆で白をおいてから、緑を埋めたかな。黄色の皿はほとんど類例が無いと思うので珍しい。もう1点は緑釉の碗でこの形も珍しい。いずれも三叉トチンあとが見込みにあり重ね焼きをしていたんだそうですね。
図録見て勉強しよう・・・。182頁1500円。
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