過去の記事。
風間の巻。
伊達の巻。
沖田の巻。
刑事ドラマには使用されやすい、すなわちカッコ良い名前があります。
風間とか伊達とか沖田とか。
過去、それぞれを検証した事もありました。
今回は【タチバナ】を検証してみたいな、と。
この場合、【橘】・【立花】の両表記となります。
ちなみに2時間サスペンスは除いております。
■橘剛
【特捜最前線】で本郷功次郎が演じた刑事で、階級は警部でした。
警視庁お荷物部署の特命係ではなく、エリート部隊である特命課に所属。
割と感情的なキャラだった様な記憶があります。
【特捜~】っていつも観ていたのに、それ程覚えていないんですよね。
■橘兵庫
【太陽にほえろ!】にて、ボス=裕次郎の病欠時に代打を務めた、渡哲也演じた警部。
そう。ボスは警部補ですから、橘警部の方が偉いのです。
部下の刑事たちとは一線を引き、ニックネームで呼ばない等、新しいタイプの上司像を創り上げました。
団長とは真逆のキャラクターが新鮮。
裕次郎復帰に伴い、本庁に戻る事に。
■橘謙司
裕次郎亡き後、発狂した小林専務が勢いだけで制作した【代表取締役刑事】で、渡哲也が演じた辰巳署刑事防犯課長。
タイトルだけでも迷走しているのが、よ~く分かります。
前述の【太陽にほえろ!】に続き、2度目の橘警部ってわけです。
西部署在籍の過去があるという設定だとか。
■橘
【もっとあぶない刑事】第20話「迷惑」に登場した一匹狼の警視庁刑事。
演ずるは石原プロモーションに在籍していた事もある苅谷俊介でした。
残念ながら下の名前はない様です。
いつもポケット瓶のウィスキーをあおっている無頼派デカ。
こういうデカ像も見なくなりました。時代ですね。
■橘真ノ介
押尾学とバディを組んだ(組まされた)【ダブルスコア】で反町隆史が演じた巡査長。
反町はともかく、押尾が演じた河村悦郎という役は、東大出のキャリアというトンデモ設定です。
おまけにテコンドーの達人で、オンナにモテモテ。
なんだこりゃ。
■立花吾郎
【Gメン'75】で若林オーストラリアが演じた刑事。
当初は警部補でしたが、やがて警部に昇進しております。
作品スタート時から出演していたイメージがありましたが、実際は第105話「香港-マカオ 警官ギャング」からとの事。
スタートから丸2年経ってからの登板だったのですね。
■立花直也
【さすらい刑事旅情編II】で林家こぶ平が演じました。
この【さすらい~】って人気シリーズだった様ですが、僕は1度も観た事がありません。
こぶ平も大嫌いですから、余計観る事がなかったのでしょう。
■立花薫
【ママチャリ刑事】で浅野ゆう子が演じたバツイチオンナ刑事。
田中美佐子演じるミステリー小説マニアの主婦が相棒です。
ハナっから視聴率獲得を諦めたタイトルですね。
もうとっくに、浅野ゆう子の賞味期限が切れた世紀末作品。
■立花美咲
【ハンチョウ~神南署安積班~】で本仮屋ユイカが演じた交通課巡査。
これも観た事ありません。TBS系月曜20時…、この枠って、結局【水戸黄門】的なんすよね。
田舎の年寄りが好む単純な勧善懲悪。だったら【水戸黄門】やってりゃいいのに。
■立花雄馬
僕がこよなく愛する刑事ドラマ【BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係】で青木崇高が演じた刑事。
主役・石川安吾とバディを組む、熱血肉体派デカ。
第5話「追憶」での被疑者追跡シーンのアクションは実に素晴らしかった。
ホント、この作品は良かったな~。
■立花団司
北山宏光(Kis-My-Ft2)が【ビギナーズ!】とかいうドラマで演じた様です。
まったく分かりませんし、分かる気すらありません。
【タチバナ刑事】の人数を増やすための『枯れ木も山の賑わい』ってヤツです。
■立花
【めしばな刑事タチバナ】とかいうグルメマンガのドラマ版主人公。
未観ですが、いわゆる【刑事ドラマ】ではありません。
残念ながら下の名前はない様です。階級は警部。
演ずるは佐藤二朗!実にナイスな人事であります。
とまぁ【橘】・【立花】の両表記ですと、なんと12人の【タチバナ刑事】が確認出来ました。
階級は警部が結構いますね。
【風間刑事】が9人、【伊達刑事】が4人、【沖田刑事】が4人…。
さて、次は何という名前を検証しましょうかね。
『戦は兵数の多少によるものではない。一和にまとまった兵でなくては、どれほど大人数でも勝利は得られないものだ』立花宗茂(ニッポンの武将・1567~1643)