The Notebook Of Things I Don’t Know About

日々遭遇した出来事について、あれこれ考え、想像してみる。
ユーモアを添えて...。

ボスになりたがる猿のオス達、ボスになりたがる人間の男達

2008年01月08日 00時47分14秒 | 生物

猿のボス猿は群れを従え、群れの中の秩序を保ち、外敵からわが群れを守ろうとする。かれのそれらの行動の最終的な目的は自分の子孫を残すこと。ただ一点のみだ。ボスになるために力と力がぶつかり合い、強い者だけがボスになれる。

 一方人間のボス猿達はどうだろう。人間とは今までの動物とは明らかに異なり複雑な種。ボスになる動機も子孫を残す目的なんて単純なものだけじゃない。猿のボス猿に見られるような群れに対する高潔な精神はどこか置き忘れてしまったようだ。人間のボス猿は安全な場所で私服を肥やし、弱い者や発言力の無いものを攻撃し(表面上は手助けしてる風)、表面上は社会の為になるようなことをしていますよ風に色々と偽装している。まあ全員が全員とはいわないけれど。

 どっちが正しいとか、間違いとかでは無い。種を根絶やしにせず、保存する為に今まで培ってきたそれぞれの保存則なのだ。ボスになりたがるのは種を保存する為に生物が採用したシステムの1つ。人間社会では弱者は切り捨てられるか騙されるのかのどちらかになってきている。実は昔からそうだったのだけれども、最近は表面上は救済めいたことを言っているので実情が判りにくく、問題が巧妙に刷り返られ、余計判らなくなっているようだ。

 霊長類としてのボス、動物の長たる人間は物言わぬ自然に対して、最近は特にエコブームに乗じ、いろいろな仕掛けやキャッチコピーを考案し、世間を導いている風だけれども、個人的に感じるのはそのどれもが胡散臭い企業の隠された営利主義や姿や表情の見えない官僚達の利権が渦巻いているように感じるのは気のせいなのかなぁ。

 人間界のボス猿達、自然から『種の保存則』を学んだ方がいいんじゃない。ちょうど今年はダーウィン生誕200年の記念の年だし。


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