このごろ、よく、生物多様性はなぜ大事なのですかと聞かれる。ぼくは、簡単に説明するときはこんなふうにいう。 『世界をこんなふうに見てごらん』 日高敏隆著 昨年の11月14日に亡くなられた日高先生の著書からの言葉。生物多様性という言葉を小学生にも理解できる、そんな優しい言葉で教えてくれる。 . . . 本文を読む
『雑草という草は無い。』とは昭和天皇の御言葉。生物多様性の本質を捉えている素晴らしい言葉だなぁといつも思う。昭和天皇の誕生日が『みどりの日』と名付けられたのも、この年になってようやく判るようになってきた。(決まった当初はなぜ?という感じだったな。)
『多様性』というワードは魔法のワードだ。何かことを起こすときに使用されれば、そこには明らかに好意的な意味が込められる。環境問題がこれほどまでに、お茶の間や学校、更にはビジネスにまで取り上げられている今では『○○多様性』というワードは、非常に好意的かついろいろな問題を解決できるような万能性を有している(だからこそ企業、広告などは多用する)。でも実際は、その本来の意味を超え、明らかに異なった意味合いを背負いながら一人歩きしている。『生物多様性』というワードはマスコミ、プロパガンダの森を彷徨い、目指すべき目的地を見失っている(ような気がする)。 . . . 本文を読む
ケニヤは今、大変な政治的緊張と暴動が起きている。ケニヤ国内での、少し前の選挙で、ノーベル平和賞受賞者であるマータイさんは落選したらしい。(理由は色々あるらしいけどね) 今更ながら考えると、ノーベル平和賞を取ったキャッチフレーズである『MOTTAINAI』は、ひと昔前の日本の『もったいない』とは全然違うもののようだなぁ。 . . . 本文を読む
『さようなら、消費社会』カル・ラスン著。2006年6月に書店の隅に積まれていた本。
当時、『カルチャー・ジャミング』という言葉が、ふと目にとまり、手にして購入。読んでかなり納得。まだまだこの運動は小さな運動だけれども、ある意味環境問題の解決方法のひとつになり得るのではないかと思った。
そろそろ主役に踊り出るか、アドバスターズ。いや~、時代は未だ追いついてないな。 . . . 本文を読む
内容は武田邦彦教授のホームページより抜粋。
ものに幸福を求め始めると、ある特徴が現れます。それを、インド独立の父、マハトマ・ガンジーが巧みに表現しています。
「こころというのは落ち着きのない鳥のようなものであるとわたしたちはわきまえています。物が手に入れば入るほど、わたしたちの心はもっと多くを欲するのです。そして、いくら手に入っても満足することがありません。欲望のおもむくままに身を任せる . . . 本文を読む
なんだか環境団体やエコに関心のある方々、地球環境を真剣に心配している人に集中攻撃されそうなタイトルですが。
これまで生物(最初は生物と言えそうにない物体だった頃のものを含めて)がこの地球上に生まれてから一体何万、いや何億もの生物が生まれては消えていったことか。
わかっているだけでも地球史において大絶滅は6回あったことが知られている。有名なのは白亜紀末(6500万年前)の恐竜の絶滅(生物の7 . . . 本文を読む