昨日福岡に帰ってきました。
帰国前はバタバタしていてブログの更新ができませんでした、すいません。
これまで応援してくださった日本のみなさん、そしてたくさんの気づきを与えてくれ
たボリビア多民族国。本当にありがとう。
ボリビアに来て1年9ヶ月。
自分の心の目を通して見たものや、様々な思いをブログに綴ってきました。
綴らずに心の中に留めておいたこともありました。すべてを含め自分自身が今
ここに存在します。
このブログを通してボリビアを知ってもらい、地球の裏側にいる皆さんと繋がれた
ことは、私の喜びです。
いま任期を終えて無事に帰国できたことが有り難く、みなさんに感謝しています。
ボリビアに来たときは、授業中お菓子を食べている、席につかない、先生が時間を
守らない…。そんな見た目の部分に惑わされ、自分に何ができるか迷っていた日々
もありました。
けれど「ちがいはちがい」
その「ちがい」の中から、子どもたちがよくなるためにできることを見つけていく、
それだけを見つめ続けた日々でした。
わたしの力は本当に微力でしたが、最後まで進み続けることができました。
わたしはボリビアに来る前に、「楽しむことから始める」という目標を立てました。
ボリビアでは見るものすべてが新鮮で刺激的。
楽しんで馴染もうとやってきました。
しかし最初の勢いはよかったものの、言葉の壁に悩んだり力不足のためここにいる
意味が分からず、楽しめない時期もありました。
そんなとき、もう一度初心に帰りました。
「まず自分が楽しもう」そう思い、田舎の生活を知ることを始めたり地震が起きた
ときには命を考える授業をさせてもらったり、ソーランで仲間と一つのことに打ち
込むよさを体験させたり、小さいことですが算数以外に自分で価値があると思うこと
を見つけてやっていきました。
何かを始めるときは、ドキドキでした。いつも自分という人間を受け入れてもらえる
わけではないから。
それでも「失敗してもいい、間違ってもいいから思いっきり」そう思って進んできまし
た。
楽しみ方を知っている人は大人でも子どもでも最強。
みんなで一つのものに向かっているとき、最高に生きている喜びを感じます。ちょっと
手の届きそうにないゴールに向かっている中で、その人がその人らしく輝けるもの、
よさや自信となるものが見つかっていくんじゃないかな。
わたしはこれからも、子どもたちがそれらを見つけられるよう楽しみ続けたい。
現場は口で言うほど簡単ではないし、数ヶ月後へたばってるかもしれません。
でも、わたしはやっぱり大人になっても夢を追いかけたいし、子どもたちにも夢を
持ってもらいたい。
携帯をいじるより海を見て進んで欲しい。
遠くで日本を見つめてきた分、日本への思いは強くなりました。
様々な環境で生きているからこそ、人生はカラフル。
「ちがい」は「価値あるもの」を通して、繋がることができる。
迷ったときや苦しいときは、とりあえず笑顔。
笑顔は国境を越え、全ての人にとって太陽だから。
今回でブログ「以心伝心from Bolivia」は終了します。
これからメッセージなどは、keiko-.-hola@hotmail.co.jpにお願いします。
皆さん、愛しています。¡Muchas gracias!
完