術後12日目の夜のこと
21時、消灯時間を迎えお部屋の電気が消される。整形の病棟はあまり厳しくないので、23時頃までテレビや明かりをつけていても注意されることはないので、いつものように明かりをつけ、小説を読んでいた。21:40頃、突然パン!って音とともに明かりが消えた。同室の人たちのテレビも消えた。いきなりの暗闇。ナースステーションから看護婦さんたちがバタバタと出てくる音がする。どうやら病院全体が停電したらしい。ICUなどの大事な場所ではすぐに補助電源が入ったらしいが、うちの病棟はなかなか復旧しない。ドラマを見ていた同室の人たちから不満の声が漏れはじめる。こんなことってあるんだなぁ~、なんて呑気な私。 結局30分くらいでようやく復旧した。原因は何だったんだろうなぁ。
術後13日目
今日は待ちに待った、介助入浴の日。私はまだ傷にテープが貼ってあるのでシャワーのみ。週に一度の大事なイベント。気持ちよかったぁ。 早く介助なしでのシャワーができるようになるといいな。
同じ日に入院し、同じ日に手術した方がT杖で廊下を歩いていたので、「調子良さそうですね。」と声をかけたら、今週中に退院するという。明日で術後2週。ほぼ最短コースでの退院。ホントに2週で退院できるんだなぁと感心してしまった。私の退院はいまだ未定のまま。
足立区の福祉事務所から更正医療の延長申請書が送られてきたので、さっそく病院へ提出した。書類が出来次第、病室まで持ってきてくれることになっている。
夕食前、主治医の先生から説明を受けた。(手術後の説明は家族だけしか聞いていなかったので、直接先生から聞きたいとお願いしていた。)
気になっていたひびは大腿骨の上部外側で、本当に小さなものでそれほど気にする必要はないそう。(ペラペラだったらしい。)本来なら初めての人工股関節の手術だが、私の場合(赤ちゃんの頃も含めて、何度も今まで骨切りをしてきた)は再置換術をしてるようなもので、今無理をすると早い時期にゆるみが生じる可能性が出てくる。年齢的にも長く持たせるためにゆっくりと荷重を上げていきましょう、とのことだった。術後翌日の離床時のレントゲンと1週後のレントゲンを見比べると、人工股関節自体に変化はないが、ゆがんで左側が上にずり上がっていた骨盤が、正常に近い位置に下がってきていることがわかった。今はまだ左足が長いように感じているが、そのうち感じないようになるかもしれない。
先生に説明をしてもらったことで、のんびりペースのリハビリも理解できた。ゆっくり、じっくりリハビリして、この人工股関節を出来るだけ長く持たせたいと思う。
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