97議席の野党第一党が、次の選挙で150議席を取れなければ代表を辞任すると表明した。巷ではどうあがいても無理な数字だという声が大勢を占めるらしい。そうなると次期代表に焦点が移ってくることになる。そんな理屈が解っていて退路を断ったのは不人気を自覚したからであろう。
普通は党勢拡大できる党首を選ぶはずだが、この党はどこかおかしい。無党派層へ支持を拡大できる力量を持った党首こそ求められる人材だが、実態は身内の権力争いみたいなことに執着し世論と乖離してしまっている。
野党第一党を目指すなら連合の支援を断るくらいの決断が必要だろう。無党派層に焦点を絞って訴えるようでなければ自公に勝てるわけがない。連合票なんて当てにしているから票が伸びないのである。まともな組合員なら自公に投票する訳がないのだから、組合員相手の集会などやっていること自体が前近代的な代物なのだ。
残念ながら泉代表では国民の関心は薄すぎる。所詮京都選挙区だけの人物でしかない。やはり、テレビやネットに引っ張りだこになるくらいの人気が出るような代表を選ばないと低迷を脱するのは不可能だろう。