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国民こそ、日銀総裁への許容度が限界をとうに超えていたのに、、、


黒田日銀総裁が物価高について「家計の値上げ許容度が高まっている」と発言したことを受けて、小池氏は、「国民感情を逆なでする許しがたい発言」「自ら物価高を作り出しながら受け入れられるとは厚顔無恥」と断じた。(2022年06月07日19時05分時事ドットコム)

ズバリその通りだろう。”マッチポンプ”ではないだろうか。状況を考えれば、打つ手がなく苦し紛れの発言だったのだろうが、国民は当初からクロダ総裁への許容度を無理くり高めて、我慢に我慢を重ねてきたことをついぞ考えたこともないのだろう。

何故こんな発言が出てくるのか。ズバリ、財務官から大学教授、開発銀行総裁と頂を行ったり来たりしているだけで地上に降りてこなかったツケが出てきたのである。国民に大見えを切って辞めなかった件といい、可哀想だが、社会が見えていない”人間失格”の烙印を押されてしまったというしかない。

彼の前任者であるミスター円と言われた榊原氏とは真逆になってしまった感が強い。彼も2番煎じのミスター円と書いた記事もあるが、残念ながらミスター円は榊原氏だけだろう。

最後に、日本ではクロダ氏のような、記憶力が抜群にいい人間を秀才と愛でる傾向があるが、そういう連中が世界で活躍することはまずないと思う。世界で活躍する連中は、市井の中に分け入ってそこから認められるような連中で、そういう人を秀才というべきであろう。何故なら、家庭のコンピューターやスマホでさえクロダ氏以上の能力がある時代だ。人の日常の生業を見ることこそ、コンピューターに真似のできない人間の能力だということを忘れてはなるまい。


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