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2120年、日本人口は3千万人、多くの都市が消滅 

写真は大野ダム
2024/4/16の朝日朝刊のオピニオンで、森知也京大教授が答えていた。
緩やかに衰退する大阪は、人口規模の割に福岡に比べて東京に近すぎることが要因と述べている。だとすれば、リニア新幹線開通の暁には、それこそより近過ぎることで衰退は加速するということだろう。大阪や名古屋の経済界はこぞってリニア誘致に積極的であるが、50年先100年先を見据えれば、今何をやるべきか自ずと明々白々だろう。

昔、『大きいことはいいことだ』が森永のチョコレートで喧伝(ケンデン)されたことがある。(喧伝は行儀が悪いので宣伝が適当かも知れない)そういう時代があったのだ。それを行政が地で行ったような大合併で、慣れ親しんだ市町村名は様変わりした。近くにあった役所は無くなり、高齢者は『マイカーを持たざる者生きるべからず』のような社会が出来てしまった。

ではどうしたらいいのか。人口は江戸期程度に減少するというのであれば、平成の大合併という過疎化を煽ってしまった政策の反対が効果を上げそうである。即ち、令和の大拡散である。江戸時代にあった69国300藩を範としたらどうだろう。熊や猿や猪鹿を押し留めきた300藩の知恵が残ってはいないのだろうか。庶民のささやかな戯言と片づけるには惜しい気がする。
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