地元で有名な老舗の特産品である”南関あげ”を戴いた。「熊本県南関町に古くから伝わる揚げ豆腐で、昔から家庭料理で親しまれた伝統食品です。一般的な揚げ豆腐とは、日持ちの長さや食感が異なるのが特徴です。 」と塩山食品のHPにある。南関ソーメンは昔から知っていたが、この南関あげは初めて目にした。
古稀の同期会で、何十年振りに会ったクラスメイトからお土産に戴いた。土産物店で買うみやげも心のこもった土産であるが、日常の中でふいに訪れる機会に手渡されるみやげには、心通うものが感じられていとおしいものがある。遠い昔の青春といえる3年間に、それほど言葉を交わしたわけではないが、同じ教室や校舎で共に過ごした同級生の相も変わらない笑顔には、心休まるかけがえのない同志のような存在に見えて、これからの急峻な山道を降りてゆく上で頼もしい道しるべのように思えた。