『ロンドンで、11日、イスラエル軍のガザ侵攻に反対する30万人以上の抗議デモが行われた。(NHK)』
ガザ地区は天井のない監獄と呼ばれる。非人道的・非人間的扱いの動機は何に起因しているのだろう。一千年ともいわれる虐げられた怨念なのだろうか。乾燥した大地に映し出されるおぞましい戦場で、日夜殺戮を繰り返す兵隊が同じ人間とは到底思えない。
未だに階級社会のような貧富の差があるイギリスは、第一次世界大戦で三枚舌外交を展開して、今日のパレスチナ・イスラエル紛争の原因を作った国だという。確か高校の世界史では二枚舌という説明を聞いて、なんのことだろうとその言葉だけしか頭に残っていない。その時は。文明大国が二枚舌なんてするんだろうかと素朴な疑問だけが残っている。
そのイスラエルが大変なことをしでかし続けている。欧米諸国は、そのイスラエルとは濃厚な縁があるゆえに野蛮な暴挙を止める役割なのだが、脛に傷持つ欧米はイスラエルに借りがあって止められないのだという。国連も機能せず、もはやお手上げ状態である。こうなったら良識あるイスラエル人が、首相を引きずり降ろしてでも停戦しなければならないと思う。
欧米で、955万人のイスラエル人の数倍、いや何十倍の反対デモが起きなければ戦争は止められないのではないか。国連が全世界に対して、抗議のデモを呼びかける策こそ停戦を勝ち取れる唯一の道と考える。
参照:一枚、フセイン・マクマホン書簡
二枚、バルフォア宣言
三枚、サイクス・ピコ協定