”五月雨や はやしに入りて きのこ採り” 生憎の霧雨だが、今回は新たな木耳(きくらげ)の場所が見つかったので、傘をさして採集に向かった。 木耳は人の背丈ほどの位置にあった。「美味しい時期に採って食べてくださいな!」と言わんばかりである。 木になるクラゲ風のキノコだが、木の耳という当て字には納得する。黙って人間社会の様子に「耳をそばだてている」風情に、昨今の政治情勢をどう思っているのか訊いてみたい気がした。