けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

無事下山。

2006-01-02 15:09:40 | エクアドル
これ以上は、極めて危険度が高すぎるので下山に移るように
AGチームの現地ガイドに伝えると、
「全ての登山者は、ただちに下山に移れ!」と彼らは指示を出し、
その日の登山者が全員下山に移った。
AGチームは、4時頃に山小屋へ戻った。ほっとした。

過去、この山でもチンボラソでも雪崩の犠牲者はいる。

PHOTO:大雪の中、無事に下山したメンバー、ビッケ。


凄い雪!

2006-01-02 14:59:10 | エクアドル
赤道だとは思えない、信じられない大雪です。
地元のガイドたちも困惑をしています。

5300m付近で斜面の傾斜がキツクなり、
地元ガイドたちが雪のチェックをしはじめる。
どうやらルッチェ・ブロックを作っているみたいだけど、
四角ではなく三角だし、ピッケルで彫っているため
深さはせいぜい70センチ。
しかも、人のトラックのすぐ脇でテストしているため、
もしテストがきっかけで雪崩が起きたら大変なことに!

コンプレッションテストのやり方をその場で見せ、
雪崩の危険に対する危機管理についても、
その場で簡単にレクチャーしたけど、なんせ5300Mだからね。
息が上がってぜえぜえしてた。
AGチームのメンバーは、いったい何をやってるのかさっぱり
解ってなかったみたい。(笑)

PHOTO:5300M付近より下山に切り替えるメンバーの一人、坂井さん!

コトパクシに挑戦

2006-01-02 14:44:18 | エクアドル
12月25日、午後11時30分に起床し、12時30分にホセリバス小屋を出発。
AGチームの他にドイツチームやアメリカチームなどがいたが、
終始AGがトップをきってラッセルをして進む。

PHOTO:小屋を出発するAGメンバー!

ホセリバス小屋

2006-01-02 14:24:06 | エクアドル
やっとの思いで小屋に到着。
ここでランチを食べて下山します。
空元気なチーム!
スロヴァキアからきていた山岳ガイドがいました。
私と同じ国際認定のUIAGMガイドです。
翌日の挑戦でしたが雪崩の危険度が高いため引き返してきました。

コトパクシ順応日

2006-01-02 14:13:23 | エクアドル
12月25日。
クリスマスの日に車でホセリバス小屋手前の駐車場まで入り、
ここからゆっくり歩いて小屋まで1時間30分。
苦しい順応でしたが、チームの面々は頑張りました。

PHOTO:雪の中、ホセリバス小屋へ向かうAGチーム!

エクアドルの登山日記を報告

2006-01-02 14:11:17 | エクアドル
ヒューストンに着きました。
落ち着きました。AGチームの面々は夕食に行かずに寝てます。
僕は、近くのコンビニで飲み物を買ってきました。

さて、エクアドルの報告を“サッ”としましょう。

PHOTO:キトからコトパクシへの道中の村で。腸詰美味しそうでしょ?

謹賀新年

2006-01-01 11:39:52 | エクアドル
皆さん、あけましておめでとうございます!
私たち、エクアドル登山チームは無事にキトに帰ってきました。

誠に残念ながら、今回は異常なほどの大雪が続き、
登頂することはできませんでした。

コトパクシもチンボラソも雪崩の危険度が極めて高く、
車も小屋まで入れないために、下から歩いてアプローチしたほどです。

でも、みんな元気です!ハッピーです!
代わりに、イリニサとピチンチャにも登りました。

エクアドルは、これからカウントダウンなんです。
街は、大賑わいですが、私たちはこれから夕食です。
報告は、またさせていただきますので!

今年も宜しくお願いします。

PHOTO:朝日を迎える12月30日のコトパクシ。