けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

タワシ髭隊、帰国しました。

2007-05-29 19:48:44 | チョモランマ07
大変ご心配をおかけいたしましたが、
タワシ髭、エイコプロともに本日成田空港に到着いたしました。

到着ゲートから大きな荷物とともに2人の黒い顔が現れて、
まわりの人たちは、かなりビックリしていました。
人懐っこい笑顔とともに今にもチェリーちゃんが現れそうな
気がしましたが、ここに彼の姿はありません。

タワシ髭は、やらなければならない事が山積みですが、
エイコプロも本日から仕事に復帰だそうです。凄い人です。
早々とご挨拶をしてそれぞれの帰途へつきました。
出迎えに来ていただいた方々、本当にありがとうございました。

もし、チェリーちゃんがいたら、その場で呼び止められて、
すぐに次の山の話になっただろうなって思います。

たくさんの山に登ったチェリーちゃん。並みのプロフィールじゃありません。
以下、私の知っている限りの主だった彼の山の軌跡(山暦)です。

2002年12月  チリ エルプロモ(5430m)登頂
2003年1月  アルゼンチン 南米最高峰アコンカグア(6959m)登頂
2003年6月  ペルー トクヤラフ(6034m)登頂
          ペルー最高峰ワスカラン(6768m)登頂
2003年9月  中国チベット チョーオユー(8201m)登山隊 登頂
2004年3月  八ヶ岳 アイスクライミング
2004年4月  中国チベット  チョモランマ公募登山隊(8600m到達)
2004年7月  ペルー ピスコ(5752m)登頂
               アルパマヨ(5947m)南西壁フェラーリルート登頂
2005年2月  八ヶ岳 赤岳主稜 南沢大滝 
2005年4月  チョモランマ公募登山隊(外国隊にて8700m到達)
2006年1月  ニュージーランド マウント・アスパイアリグ
                     マウント・クック
2006年2月  八ヶ岳 中山尾根
2006年3月  八ヶ岳 大同心大滝 小同心クラック 旭岳東稜
2006年6月  アラスカ デナリ/マッキンリー(6194m)登頂
2007年4月  中国チベット  チョモランマ公募登山隊 登頂

この他にもたくさんの山に登っているでしょうし、国内の山も何度も登って、
体力作りのために水泳もよくしていました。努力家だったと思います。
そんな話をしながらタワシ髭とオフィスに向かいました。
タワシ髭からのご報告は後日改めていたします。

タワシ髭隊、ザンムーへ移動します。

2007-05-21 02:53:41 | チョモランマ07
ブログアップが遅くなってしまい申し訳ありません。
19日(土)、ABCからTBCに移動する間にタワシ髭と
約2分間で切れてしまうイリジウムを使って、何度も何度も話しました。
そして夜、23時10分にタワシ髭から再度電話があり、無事にTBCに到着したとの事。
各種手続きを朝からはじめて、ザンムーまで移動できそうとのことだったので
20日(日)には、中国とネパールの国境の町ザンムーに到着している予定です。
早くエイコプロとタワシ髭の顔が見たいです。

以下、今までのAGオフィスが現地より報告を受け把握していた状況を
昨日のタワシ髭からの電話の内容にて照合をとり、登頂日の行動をまとめてみました。

5月14日(月) 現地時間10:32にC3を出発。3隊員3シェルパガイドの6名で登り始めるが、
各自登高スピードが違うのでそれぞれのペースや休憩のタイミングを計り、
各担当のシェルパガイドと行動をしていく事が決まっていた。
タワシ髭は先行し、難関のセカンドステップ等で必要があれば待機している予定だ。
また、山頂へかける時間は12時間とし、見込みがない場合はや著しく体力を消耗した場合は、
連絡を取り合い、各隊員、シェルパガイドと共に下山に移る旨を約束。

闇の中、ヘッドランプの明かりを頼りに、順調に3人とも進み、
ファーストステップの岩場を乗り越え、セカンドステップへと進む。

セカンドステップを抜けるところで、すぐ後を追う、チェリーちゃんのアイゼンが壊れ、
その後を歩くエイコプロも少し遅れはじめた。
順番待ちの渋滞が始まる可能性もあり、タワシ髭はステップ上に抜けることを決めて先行。
チェリーちゃん、アイゼン修復を試みるのに時間を要したが、結局はパサンのアイゼンを借りて
サイズを合わせ、セカンドステップを約1時間後に通過。パサンは片足アイゼンなしで登攀を続ける。
その間に3人の外国人に間に割り込まれ、その後、野口隊にもここで追い抜かされている。

暗闇の中ヘッドランプの明かりが続いているために、
後からついてくる明かりはチェリーちゃん一行のものだと思っていたが、
タワシ髭は、うす明るくなったセカンドステップを越えた広い尾根でそれが他隊の隊員と気づく。
チェリー&パサンは、特別に問題も無かったので、特にタワシ髭には連絡を入れていない。
タワシ髭も気にせずに予定通りに先行してゆっくりと登る。

タワシ髭とダヌルは、朝7時過ぎに山頂に到着。かなり早い。チェリー、エイコプロを待つ。
ペースが良く太陽が低いうちに山頂に着いたためかなり寒く、山頂に約1時間ほど待機していたが、
タワシ髭は下山を開始する。すると頂上雪稜の中間部で野口隊と会い、同行のカメラマンが写真撮影。
更に少し下った頂上雪稜の基部でチェリーちゃんと会う。
(ここから山頂まで上がるのに私の足で約20分の距離である。)

ピッケルで頭をたたきながら「えへへ、来ちゃった!」と言ってチェリーちゃんは、
茶めっけたっぷりの仕草を大蔵に見せた。いつもの感じである。
すれ違いに「もうすぐそこで山頂だ」と伝えると、頂上雪稜を登っていくチェリーちゃんを見送った。

タワシ髭は、身体がふられる外傾した岩のクーロワールを下降し、
雪とガレの不安定なトラバース付近に差し掛かったところでエイコプロとヌルブに出会った。

チェリーちゃんは、野口隊に続き登頂。8時27分である。登頂後、山頂にて他の登頂者と喜びを分かち合う。
野口健君にも話しかけ「良かった」とか「苦しかった」などと会話する。
10分程度滞在し下山に移る。下山は、野口隊とほぼ同時に下り始めた。

トラバースを終えて、三角雪田(頂上雪田/第3雪田)に出て雪の中のフィックスロープを下る。
フィックスの途中でチェリーちゃんが自ら休みたいと素振りをして座り込む。
同行していたシェルパガイドのパサンが声を掛けるが、うめき声のみで明確な返事が
できないようなので、酸素の出力を最大にしてさらに声を掛け続ける。

チェリーちゃんの後を歩いていた野口健君は、完全に彼が休んでいたと思っていたが、
パサンの様子に気づいて、チェリーちゃんのそばに近づいてくる。
さらに出力の高い新しい酸素に代えてみたが返事ができない様子で、
その後、1分程度で反応が無くなる。パサンと野口健君が腕と首筋で脈を確認するが反応が無い。
さらに、声を掛け続け、反応と脈を確認するが、最終的に脈拍が確認できなかったため、
09:10 息を引き取られたと判断した。

その間にパサンとヌルブは、セカンドステップで待っているタワシ髭にトランシーバーで連絡をするが、
なかなか連絡が取れなかった。数回目で連絡がとれ、パサンより説明をうけ、
その後に野口健君から詳細な説明をもらった。
この時点で大蔵は、自分についていたダヌルをヘルプのために上部へ向かわせる。

セカンドステップ下では、電話も無線も入りにくく、タワシ髭はさらにトラバースをして
8500m付近の広いリッジにて待機して日本に電話連絡し上部にも無線で指示を出す。

パサン、ヌルブ、ダヌルと野口隊は、少しでもチェリーちゃんを下ろすことを試みたが、思うように下げられず、
このまま作業を続けると時間的にも全員が危険な状態になると判断し、埋葬を決断。
雪田のフィックスロープ下部より別ロープでハーネスを連結したまま、
チェリーちゃんの身体が留まるくらいのヘコミを掘って寝かせ、上から雪をかけて埋葬し、
ザックの中の遺留品は、パサン、ヌルブ、ダヌルと野口隊が回収し、持って下ろしてくれることとなった。

作業を追え、下山を再開。セカンドステップ上でエイコプロは酸素を新品に交換。
一行は、セカンドステップを下りた後のリッジ上8500m付近でタワシ髭と合流し、
そのまま一緒に、キャンプ3へ下山した。


以上、現在時点での報告をいたしますが、今後、高所医学・運動生理学系の関係各位、
高所登山研究を実施する団体などにデータ提供しご意見をいただける様に
対応していきたいと思います。

ご心配おかけいたしました。

2007-05-19 04:46:34 | チョモランマ07
韓国より日本に戻りました。

ブログをご覧の皆さん、そしてAGをいつも応援して下さっている皆さん、
各ニュースから訪問して下さった皆さんには、
大変ご心配をおかけいたしました。

また、現地にてタワシ髭隊を支えてくれた野口健君他、各チームの方々、
飯田橋のオフィスに駆けつけてヘルプをしてくださった方々、
お電話やメール、差し入れをしてくださった全ての皆さんに
大きな感謝をしています。

チェリーちゃんの顔が頭から離れなかった4日間でしたが、
目の前にいるゲストの方々に山旅を楽しんで頂くことを優先し、
すぐに帰国しなかったことをお許しください。

トレーニングを重ね、数多くの6000m峰を登頂し、
チョー・オユー登頂を含む4度の8000m峰へ遠征経験をした
彼がチョモから下山できなかったという事実は、
私としても受け止め難く、大きなショックです。

今後の分析・検証についても早急に進めていきたいと考えています。
本日タワシ髭隊は、ABCよりTBCへ下山し、明日20日は、ザンムーへ移動の予定です。
撤収作業に追われる2日間となりますが、より体調も整い通信環境も良くなるので、
じっくりと連絡をとり、現在の報告内容を改めて確認し、
両日中にレポートさせていただきます。

また、エイコプロとタワシ髭が無事にABCに辿りついてくれた事、
そして、彼らが無事でいてくれることに対して多くの皆さんが応援してくださり、
祈ってくださり、守ってくださったことに改めて感謝いたします。

“けんけんブログ”は今後も私のガイド活動を紹介する日記として
続けていきたいと思いますのでご理解・ご支援いただきたくお願い申し上げます。
ありがとうございました。

応援ありがとうございます

2007-05-17 19:32:07 | チョモランマ07
飯田橋の留守番隊より発信しております。

韓国にて登山中の近藤より連絡が入りました。
以下、近藤からのメッセージです。

たくさんの激励、ご報告、ご意見を頂きありがとうございます。
現在、報道、各ホームページ等でもさまざまな意見、憶測が飛び交って
おります。私としても、できる限り早く実際の状況を報告したいと
考えております。

現在、現地の大蔵を含め、状況の確認と検証を進めております。
内容がまとまりましたら、改めてご報告させて頂きますので、今しばらく
お時間を下さい。

近藤謙司


応援ありがとうございます

2007-05-16 23:48:14 | チョモランマ07
飯田橋の留守番隊より発信しております。

先ほど大蔵隊長より連絡が入りました。

大変ご心配おかけいたしましたが、大蔵隊長とエイコプロ
共にABCに無事到着いたしました。

皆様、暖かい応援本当にありがとうございます。


応援ありがとうございます

2007-05-16 21:54:44 | チョモランマ07
飯田橋の留守番隊より発信しております。


大蔵隊長から日本時間19時頃に連絡が入りました。

ご心配をおかけしておりましたが、大蔵隊長、エイコプロは
無事にC1を通過して、現在ABCに向かって更に下山中です。

また、ABCから連絡がありましたら、ご報告させて頂きます。

皆様、たくさんの暖かい応援メッセージありがとうございます。


応援ありがとうございます

2007-05-15 21:22:51 | チョモランマ07
飯田橋の留守番隊より発信しております。

ご心配おかけいたしましたが、大蔵隊長とエイコプロが
C3に到着いたしました。

二人ともかなり疲労していますが、元気です。明日の
下山に備えて、たっぷり酸素を吸いながら休むとのこと
でした。


応援ありがとうございます

2007-05-15 18:07:51 | チョモランマ07
飯田橋の留守番隊よりご報告させていただきます。
以下、近藤からのメッセージです。

ブログをご覧の皆さん、応援してくださって本当にありがとうございます。
皆さんに暖かく支えていただき隊員たちもAGスタッフたちも感謝の気持ちで
いっぱいです。

ですが、悲しいお知らせがあります。

エベレストへの道は遠く険しいものでしたが、3度目の挑戦でついに、現地
時間8:30、チェリーさんは自分の足でその頂に立つことが出来ました。
何度も何度も夢に見た瞬間だったに違いありません。

山頂に到達した喜びを周りにいる人たちと分かち合って10分程度会話を
していましたが、下山に移りだしたところで、突然体調を崩し息をひきとられ
ました。

現場では他の隊の協力も得ながら、総動員でチェリーさんのフォローを
しています。

他の隊員の状況は、大蔵隊長とエイコプロが合流し、頑張って下山を続け、
そろそろC3に到着します。

彼らが安全なところまで降りるまでお時間をいただき、見守っていただき
たいと思います。

通信環境が整って詳細がわかり、次回アップができる環境が整うまで、
今しばらくお待ち下さい。

近藤謙司

チェリーちゃん、大蔵隊長登頂しました!!!

2007-05-15 10:53:57 | チョモランマ07
飯田橋の留守番隊より発信しています。

日本時間11:58、大蔵隊長よりから連絡が入りました。
大蔵隊長、チェリーちゃん登頂しました!!!
おめでとう!!!

エイコプロもあとわずかだそうです!!!

また次の連絡が入り次第ブログアップします。

C3を3人で出発しました!

2007-05-15 01:56:05 | チョモランマ07
連絡がスタッフあてにありました。
日本時間、1時17分にC3を3人一緒に出発しました。
「3人一緒!」この言葉がいい!!

…ということは、ネパール時間でおよそ10時の出発!?
短い会話で、しかも息が荒かったから、
テントの外に出て電話をしていたようです。
比較的に早いスタート時間ですが、07年は相当な数の登山者がいて、
そのための渋滞も考慮してのスタートだと思います。
この分なら、セカンドステップの順番待ちも
それほど問題にはならないかもしれません!

07年、若手のコーシローが11時前に出発して登頂が8時。
あら爺とマコロジーが11時40分台の出発で10時45分頃の登頂でした。

タワシ髭隊も日本時間で早くて11時、
遅くとも14時頃には山頂へ到達するだろう…という、けんけん予想です。

山頂から電話する余裕が無く、連絡が来ない場合もあるので、
皆さん焦らずに時が過ぎていくのを待ってくださいね。

でも応援は止めないで、続けて何回もパワーを送ってください!
タワシ髭隊、頑張れ~!淡々と行け~!

Photo:07AGチョモランマ登山隊オールスターズ!TBCでの記念撮影。
     みんないい顔しています!


よっしゃぁ!ただ今連絡来ましたぁ!!!!!

2007-05-14 20:21:38 | チョモランマ07
連絡が無い無いと思っていたら、19時10分携帯が鳴りました!
番号はイリジウムからのもの。鳥肌が立ちました。
タワシ髭隊、全員でC3に到着です!!!

チェリーちゃん!よく頑張りましたぁ!
抗生物質と喉の薬を飲んで、今日は痰が切れて楽になったとの事。
3人で一緒に登り、ネパール時間の15時30分にC3に到着したそうです。
テントの設営場所は、大きな岩を越えた上のポイントでイエローバンドが
始まる場所なので約8300m!
06年チョモ隊のキャンプ地とほぼ同じ場所だと思います。

アライテントのエアライズ3DXに3人で仲良く入っているので、
チェリーちゃんともエイコプロとも話ができました。
チェリーちゃん、AGスタッフ達の「頑張って~!」の掛け声に
「ありがと~」と、搾り出したようなガラガラ声で答えてました。
なんかウルウルしちゃいました。
エイコプロは「大蔵さんのリードでなんとかここまで来れました」
と、落ち着いた声で電話に出てきました。

更にタワシ髭が、
「明日は3人で山頂を目指すよ。予定通りに今夜出発する!」と、
まるで、平地にいるかの様な淡々とした声で語りました。
その声には力強さがありました。うん、これなら大丈夫だ!

これから簡単な食事をとり、眠れないとは思うけど
なんとか身体を横たえて休んでほしい。
あと6時間後には山頂へ向けてスタートとなります!
皆さん、彼らにパワーを送ってください!

Photo:04年チョモでのC3に向かうチェリーちゃんです!
     この写真、とってもカッコいいです!!

C2(7700m)に到達しました。

2007-05-14 04:08:51 | チョモランマ07
ブログアップ遅れてすみません。
昨日の岩登り体験会&BBQは快晴。かなり楽しむことができました。
岩登り初体験の人、昔やっていた人、見てる人、呑んでる人、
焼いてる人、寝てるだけの人、などなど…皆さんそれぞれ。
湯河原幕岩の岩場も公園もかなりの人で賑わっていましたが、
岩登りに熱中した数人につられて夕方5時過ぎまで現場で熱中しちゃいました。
皆さんお疲れ様でした!次は、キャンプ体験会ですよ~!

さてさて、帰りの車の中で携帯が!!タワシ髭でした!
「ネパール時間の3時頃にC2到達しました~。」との事。やったぁ!
標高は7700m付近。例年より雪が多いので、テント設営が
比較的楽にでき、生活もしやすいようです。快晴ですが風はやや強め。

タワシ髭、エイコプロはかなり元気だそうですが、
チェリーちゃんは、鼻づまりの上に痰がからみ呼吸がうまく出来ないらしく、
行動はかなり苦しそうだとの事。6時間をオーバーしての到着だったようです。
このままの状態で上部へ行動するのはかなり難しいと思いますが、
C3までの行動の様子でタワシ髭が判断をすると思います。

チェリーちゃん、04チョモ隊では祥子先生と同じテントで行動をして
C3までずっと一緒でした。「あんな優しい素敵な人と一緒で良かった。」と、
下山中に突然「ワッ」と子供のように泣き出したのを覚えています。
今、C2の鳴り叫ぶテントで何を想い、身体を横たえているのでしょうか。

チェリーちゃん頑張って!負けないで!みんな応援しているよ!
今夜は、ただひたすら、静かな明日を夢見て眠ってください。

Photo:ササヤンとキーコちゃんから写真が送られてきました!一番最新の一枚が
     ABCでの朝食風景。5月5日のこどもの日です。

タワシ髭隊、C1に無事到着。

2007-05-13 02:27:01 | チョモランマ07
日付けが変わってしまいましたが、
昨日は、苗場で瀕死の重傷を負ったデリカが新しい
エンジンを乗せて帰ってきました。
なんか息子が帰ってきたみたいで嬉しいです。
荷物を乗せ変えたり、本日の「岩登り体験&BBQ」のイベントの
用意をしたりして一日が終わってしまいました。

さて、その昨日にスタッフあてに無事にC1に到着との電話が
タワシ髭よりありました。3人とも元気だそうです。
本日、順調にC2に進んでくれることを祈ります。

また、ランシサ・リ隊が日本に帰国しました。
全員登頂、全員無事下山、素晴らしい結果だと思います。
竜石から写真が届きましたのでアップしますね。

うう、あと3時間するとカナとシズがやって来る~。
そしたら湯河原に出発だぁ~~~風呂入って寝よ。

Photo:ランシサリ西稜6000m付近のナイフリッジを登る岡野さんと
    シェルパのカイラ。内院の氷河にはC2(5700m)が見えます。

タワシ髭隊、アタック態勢に入りました!

2007-05-12 13:50:02 | チョモランマ07
昨日で立山での撮影が終わり、あわただしく最終の
アルペンルートでなんとか下山してきました。
お昼抜きで撮影していたのでお腹はペコペコ(>_<)。
汗臭い身体のままで、タマちゃん御用達の
豊科にある焼肉屋「堀金」へ。(ミズキ残念!)

帰りの運転で眠気が襲い、初狩のPAで仮眠してたら携帯が鳴りました。
タワシ髭でした。久しぶりに生声を聞いた気がします。
「明日からアタックするよ…(途中省略)…じゃ、そういう訳で。バイバイ。」
って、ぜんぜん解らないよね。(笑)
本日にAGの留守電にも入っていたメッセージを合わせますと…
12日 C1(7050m)へ移動
13日 C2(7700m)へ移動
14日 C3(8300m)へ移動
15日 C3~山頂アタック~C2
というスケジュールとなりました。
今春は、数人のロシア人とシェルパたちが既に登頂したとの話もあるそうですが、
まだどこの公募登山隊も登頂していないそうです。
日本人は、AG隊が先陣をきってスタート、野口隊も同じ日程になりそうです。
現地の情報では、今日から10日間比較的天候が安定するとの事。
曇りや雪の降る日もあるでしょうが、一番の敵は風ですから。
その風をすり抜けての登頂タクティクスに“大蔵マジック”がかかっています。

Photo:最終日の立山。5月に新雪なんて。それも30センチ以上は…。
    撮影もなんとか終了しましたが…あとは編集ですね。

信じられない!立山は大雪です!

2007-05-10 21:54:59 | バックカントリー
本日の撮影は、14時頃に雷の襲来とともに中断!
予定のスケジュールがこなせないで終わりましたので、
もう一日立山に滞在することに決定しました。

しかし、アツシは仕事が残っているので本日までで終了。
彼の出番の撮影だけは撮りきることができました。
16時頃に雪の中を帰っていきました。お疲れさん!

その後、雪は降り続け積雪は30センチを越えています。
小屋の出入りには1mくらいの吹き溜まりが出来ています。
今夜にはやむ様なので、明日はパウダーの中で撮影です。

チョモのささやん、日本に帰国したとの事です。
東京に帰ったらいろんなお話を聞きたいと思っています。
ではでは。

Photo:17時頃の室堂山荘前。カメラマンのケニア君こと関口君。
    眉毛が凍っています。パウダー凄いでしょ?