けんけん@東京です。
カトマンズで
「しゃくなげの花プロジェクト」の活動を未だ続けている
AGエベレスト隊のヤンマーからのレポートがフェイスブックにアップされましたので、
ここに紹介します。
「ネパールに行こう!」とは言っても、震災後のネパールで何を見れるのか、分からないよね。
と言うわけで、次の活動までの空き時間を利用して世界遺産の状態を確認してきました。
①カトマンズダルバールスクエア
(Kathmandu Durbar Square)
シヴァ寺院(Moju Deval)、ナラヤン寺院(Trailokya Mohan)などが倒壊、
カスタマンダプ寺院(Kasthamandap)、旧王宮(Hanuman Dhoka)は一部損壊で立入禁止。
タレジュ寺院(Taleju Mandir)、シャガナート寺院(Jagannath Mandir)、カーラ・バイラヴ(Kala Bairav)は無事。
バサンタプル広場(Basantapur)は避難所になりテント村に。
とりあえず近いところから、ということでまずはタメルから歩いて行ける場所を優先して回りました。
②スワヤンブナート
(Swayambhunath)
一直線に登る参道の階段は通行止め。頂上近くの駐車場からの二つの階段は現在は早朝(朝9時まで…!)のみ通行可能、と言われたものの、係員と話していたら何故か入れてくれた(笑)。
中央のストゥーパ(仏塔)は無事だが白く高い仏塔が一つ倒壊。
Cafe de Stupaも損壊により営業せず。ゴンパは修復中。ハリティ寺院は無事、展望台も無事でカトマンズ盆地を一望でき眺めは良い。
続いてはカトマンズの東側へ。タメルからはタクシーで300ルピーくらい?200ルピーだと厳しそう。
③ボダナート
(Boudhanath)
ネパール最大のストゥーパ(仏塔)があるが、現在は中段まで登ることはできず、下部から見上げるのみ。最上部の金色の塔部分(地水火風空の火の部分)に一部損壊があるための措置。
アジマ寺院は最上階まで立入可、バターランプに火を灯してのプジャ(祈祷)は100ルピーから、金額はランプの大きさによる。
周囲のカフェ、土産店などは営業中。ここを訪れるならぜひアジマ寺院でのプジャを。来世で幸せになれます、きっと。
カトマンズ近郊には幾つかの世界遺産があるけれど、ゆっくりじっくり見るならば一日に3つくらいまでが良いと思う。詰め込めば数はこなせるけど、想いを寄せることは難しそう。
④パシュパティナート
(Pashupatinath)
"only HINDUS(ヒンドゥー教徒のみ立入可)"な建物への影響は分からず。概ね無事に見える。パシュパティナート寺院の金のナンディ像は無事に見えた。あちこちのシヴァリンガは無事^^
火葬場(アルエガート)は利用されている。本当に遺体があるので、生と死をしっかりと見つめてください。写真は載せません。
マナカマナ寺院、ゴルカナート寺院は一部損壊で立入禁止。自称ガイドは健在、しつこさも健在。
明日からは少し山の中に入り、集落の被害状況の調査を行ってきます。多くのトレッカーは通らない場所のため、仮に観光産業が復活しても恩恵を受けにくい場所です。しばらく連絡が取りにくくなりますが悪しからず…。
⑤パタンダルバールスクエア
(Patan Durbar Square)
ハリ・シャンカール寺院(Hari Shankar Mandir)とジャガナラヤン寺院(Jagannarayan Mandir)が倒壊。
その他の寺院は残っているが、倒壊の危険があるため現時点では広場内は基本的に立入禁止。広場の外側から眺めることになります。
カフェ・ド・テンプル(Cafe du Temple)は営業中だがその他のカフェは閉店。土産物屋は一部営業中。
寺院の柱などにある彫刻がすごく細かくて美しいので、ぜひどうぞ。
なすび、ヤンマー、峻の三人は被災地視察にジリと並ぶエベレスト街道の始点である
パプルーに移動し、そこからダワザンムーの村に向かいました。
現在は電波の届かないところにいるので、
もうすぐ次のレポートが届くと思います。
<しゃくなげの花プロジェクトはこちら>
http://i-shishi.jp/sagasu/syakunage.html