けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

AGエベレスト隊、ヤンマー帰国しました!

2015-05-29 20:44:42 | エベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2015
飯田橋留守番隊です。
成田空港より…

AGエベレスト隊のヤンマーが無事帰国しました!
最後までネパールに残り、震災の支援活動を続けてくれました。

顔を合わせたものの、お互いに何を話して良いのか分からず、お疲れ様でしたとしか言えませんでした。
色々ありすぎて、立ち話では無理があり過ぎます。

精力的に活動し、素晴らしい活動報告をフェイスブックにアップしてくれたことにも感謝します。
きっと、これからもネパールに優しい眼差しを向け続けてくれることでしょう。

本当にお疲れ様でした。


今夜はけんけん隊長のネパール報告会をコロンビア原宿店にて開催中です。
2015エベレスト&ローツェ&ロブチェ隊の皆さん、改めて感謝致します。
お疲れ様でした!


コロンビア ネパール報告会

2015-05-25 17:57:17 | エベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2015
ネパールの登山と支援活動報告会があります。

以下、
コロンビアのホームページより。



4月25日のネパール大地震発生時、

コロンビアがウェアサポートをしている
国際山岳ガイド・近藤謙司氏をはじめとするAGエベレスト公募登山隊、
「WIN THE SUMMIT ACADEMY コロンビア登山学校エベレスト公募登山隊応援トレッキングツアー」への参加者が

エベレストベースキャンプに滞在しておりました。



エベレスト登頂は断念することとなりましたが、
近藤謙司氏と数名の隊員はそのままネパールに滞在し支援活動を継続しておりました。


現地での作業に一区切りを付けて帰国した近藤謙司氏本人より、
ボランティア活動を通して見たネパールの現状を広く皆様にお伝えする報告会を開催させていただきます。




日時
2015年5月29日(金)20:00
※席数に限りがございます。あらかじめご了承ください。

会場
コロンビアスポーツウェア原宿店
東京都渋谷区神宮前5-11-11 [Google Mapを見る]
TEL:03-6418-8140




近藤 謙司氏
1962年東京都生まれ。国際山岳ガイド連盟公認ガイド。アドベンチャーガイズ代表。
エベレスト登頂7回、チョモランマ冬季北壁最高地点到達などの記録を持つ。国内及び世界各地での山岳ガイドのみならず、映画・テレビ・CMの出演やコーディネート、講演会や登山商品開発などでも精力的に活動中。コロンビア登山学校「WIN THE SUMMIT ACADEMY」では学長として、海外の高峰登頂を目標とした登山技術の講習会を開いている。著書に「エベレスト、登れます」(産業編集センター)、「ぼくは冒険案内人」(山と渓谷社)などがある。

お申込み・参加費
予約不要/参加費無料


※当日は“しゃくなげの花プロジェクト”の募金活動もさせていただきます。


<しゃくなげの花プロジェクトはこちら>
http://i-shishi.jp/sagasu/syakunage.html

カトマンズの世界遺産たち…

2015-05-24 14:09:10 | エベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2015
けんけん@東京です。

カトマンズで「しゃくなげの花プロジェクト」の活動を未だ続けている
AGエベレスト隊のヤンマーからのレポートがフェイスブックにアップされましたので、
ここに紹介します。




「ネパールに行こう!」とは言っても、震災後のネパールで何を見れるのか、分からないよね。

と言うわけで、次の活動までの空き時間を利用して世界遺産の状態を確認してきました。

①カトマンズダルバールスクエア
(Kathmandu Durbar Square)


シヴァ寺院(Moju Deval)、ナラヤン寺院(Trailokya Mohan)などが倒壊、
カスタマンダプ寺院(Kasthamandap)、旧王宮(Hanuman Dhoka)は一部損壊で立入禁止。

タレジュ寺院(Taleju Mandir)、シャガナート寺院(Jagannath Mandir)、カーラ・バイラヴ(Kala Bairav)は無事。
バサンタプル広場(Basantapur)は避難所になりテント村に。

 



とりあえず近いところから、ということでまずはタメルから歩いて行ける場所を優先して回りました。

②スワヤンブナート
(Swayambhunath)


一直線に登る参道の階段は通行止め。頂上近くの駐車場からの二つの階段は現在は早朝(朝9時まで…!)のみ通行可能、と言われたものの、係員と話していたら何故か入れてくれた(笑)。

中央のストゥーパ(仏塔)は無事だが白く高い仏塔が一つ倒壊。

Cafe de Stupaも損壊により営業せず。ゴンパは修復中。ハリティ寺院は無事、展望台も無事でカトマンズ盆地を一望でき眺めは良い。

 

続いてはカトマンズの東側へ。タメルからはタクシーで300ルピーくらい?200ルピーだと厳しそう。

③ボダナート
(Boudhanath)


ネパール最大のストゥーパ(仏塔)があるが、現在は中段まで登ることはできず、下部から見上げるのみ。最上部の金色の塔部分(地水火風空の火の部分)に一部損壊があるための措置。

アジマ寺院は最上階まで立入可、バターランプに火を灯してのプジャ(祈祷)は100ルピーから、金額はランプの大きさによる。

周囲のカフェ、土産店などは営業中。ここを訪れるならぜひアジマ寺院でのプジャを。来世で幸せになれます、きっと。


 


カトマンズ近郊には幾つかの世界遺産があるけれど、ゆっくりじっくり見るならば一日に3つくらいまでが良いと思う。詰め込めば数はこなせるけど、想いを寄せることは難しそう。

④パシュパティナート
(Pashupatinath)


"only HINDUS(ヒンドゥー教徒のみ立入可)"な建物への影響は分からず。概ね無事に見える。パシュパティナート寺院の金のナンディ像は無事に見えた。あちこちのシヴァリンガは無事^^

火葬場(アルエガート)は利用されている。本当に遺体があるので、生と死をしっかりと見つめてください。写真は載せません。

マナカマナ寺院、ゴルカナート寺院は一部損壊で立入禁止。自称ガイドは健在、しつこさも健在。


 


明日からは少し山の中に入り、集落の被害状況の調査を行ってきます。多くのトレッカーは通らない場所のため、仮に観光産業が復活しても恩恵を受けにくい場所です。しばらく連絡が取りにくくなりますが悪しからず…。

⑤パタンダルバールスクエア
(Patan Durbar Square)


ハリ・シャンカール寺院(Hari Shankar Mandir)とジャガナラヤン寺院(Jagannarayan Mandir)が倒壊。

その他の寺院は残っているが、倒壊の危険があるため現時点では広場内は基本的に立入禁止。広場の外側から眺めることになります。

カフェ・ド・テンプル(Cafe du Temple)は営業中だがその他のカフェは閉店。土産物屋は一部営業中。

寺院の柱などにある彫刻がすごく細かくて美しいので、ぜひどうぞ。

 

なすび、ヤンマー、峻の三人は被災地視察にジリと並ぶエベレスト街道の始点である
パプルーに移動し、そこからダワザンムーの村に向かいました。

現在は電波の届かないところにいるので、
もうすぐ次のレポートが届くと思います。

<しゃくなげの花プロジェクトはこちら>
http://i-shishi.jp/sagasu/syakunage.html

けんけん隊長帰国しました。

2015-05-20 10:11:17 | エベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2015
飯田橋留守番隊です。

現地での作業に一区切りを付けて、けんけん隊長と高ちゃんが帰国しました。
早朝到着となりましたが、画像を見る限り、爽やかな笑顔ですね。

まだ現地に残っている隊員もいますが、まずは自分達の体調を万全にしてから、
次のプランへの準備開始です。

お二人ともゆっくり休んで下さい。
お疲れ様でした❗️



<しゃくなげの花プロジェクトはこちら>
http://i-shishi.jp/sagasu/syakunage.html

AGエイド活動は「しゃくなげの花プロジェクト」へ…

2015-05-18 14:49:56 | エベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2015
けんけん@カトマンズです。


毎日のように被災地に出かけて、
できることを少しでもやろうと活動してきた。

しかし、

僕らの思いと住民の思いは必ずしも一致しない。


いや、一致するものではないだろうと思っていたけど、
いざ、住民からの要望が形になると、

それは僕たちにできることじゃなくて、
誰も助けることができなくて、
自分たちの無力さにガックリしてしまったり。


JICAやNGOの団体の話も聞き、
実際の現場も同行させてもらった。

とても勉強になった。
そして感心とともに、敬意を抱きました。

20年以上もこの国のためにやってきたり、
農業始動をしてきたり、
頭が下がりました。


AG隊は登山隊であって、
ボランティアのプロじゃない。

ベースキャンプの生き残りが、
その余力で人助けなんてできるもんじゃない。

痛感しています。

AG隊のマンパワーも資金も限界に近いです。

でも、まだエイド活動をなんとか続けたい。
なんとか、支援を必要としている村に通って笑顔を作りたい。
そして、AG隊のネパールスタッフ達の生活を支援したい。

そこで、なすびのエベチャレのシステムを利用して、
「しゃくなげの花プロジェクト」というファンドを立ち上げました。

詳細は是非以下のURLからお願いします。
http://i-shishi.jp/sagasu/syakunage.html


今後は、AG隊ではなく、
しゃくなげの花プロジェクトとして活動をしたいと思います。

しゃくなげは、ネパールの国花です。
そして、福島の県花でもあるそうです。

この活動が、永く永く続くよう祈ると共に、
しっかりと目に見える活動ができるように努力していきます。

皆さん、引き続きの応援を宜しくお願いいたします。


さて、昨日までの活動レポです。

    

<NGO団体のラブグリーンジャパンさんと支援活動したデビタール村とアナイコット村>


   

<ラブグリーンさんの施設や活動に敬意、大きく感心するとともに僕たちの非力さも感じました>

  

<数年前にマオイストに爆破されたこともある建物の前で。泣けてくる努力の結果です。>






<昨日は、カカニの丘方面の視察の後にドルマスタリへ。軍の歩兵や重機が入って瓦礫の撤去をしてました。>
<住民も積極的に動いていて、なんとなく復興の風が吹いてきて嬉しい。僕らの活動も少しは役にたったかな。>
<治療用コットンが届けたり、けが人の家を一通り回って。そこで「あなたたちのことを忘れない!本当に感謝している!」って言われて…感無量。>


  




<帰り道にもう1つの村を視察しに…この建物の下でお二人亡くなったそうです…>





エベレスト隊の2名が帰国しました!

2015-05-16 19:41:36 | エベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2015
久々に飯田橋留守番隊です。

先ほど成田空港にエベレスト隊の2名が無事到着しました。

バンバンと梶さんです❗️なんとも爽やかな表情の2人。

ボランティア活動もお疲れ様でした。

きっと、本人が感じているより、ものすごい経験をして、大きな財産を持ち帰ってきたはずです。

まずは、ゆっくり休んで下さいね。







AG隊エイド活動報告

2015-05-14 17:59:48 | エベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2015


今週の月曜日からボランティアでのエイド活動を続け今日で4日目。



初日の月曜日は、大木ハカセ達とブンガマッティへ。
2日目の火曜日以降は、推薦のあったダルマスタリへ通い、
本日で3日間通ってくることになりました。

 
<レンガが落ちてきて頭に当たった女性。とても痛そうなのに明るいんです。>

僕らの活動は、村人の安否の確認と簡単な怪我や疾病の対応、
薬や食料などの配布作業が主な仕事ですが、

やはり、僕らの個人資金は枯渇してきており、
僕らの活動費用や移動交通費用、支援物資の費用なども
かなり厳しく、苦しくなってきました。

AG隊の有志メンバーとコスモの協力なくしてはできない作業ですが、
自らも被災しているにもかかわらず、ボランティアにでていくネパールスタッフにも
頭が下がると共に、なんとか彼らのホームへの支援もしたいと考えています。

 

そのための直接的な資金援助のためのファンドを近々弐立ち上げたいと考えています。
皆さんからの大きなサポートをいただければ幸いです。



そんな、こんなですが、
その活動中にあの大きな余震もやってきて…。

隊員たちもかなりの頑張りをしています。
是非是非、この後も応援をしてください。



この後は、レポートの時間の余裕が無いので、
まだ報告させていただきます。


では、本日もダルマスタリに行ってきます。

秋になったら、ネパールに、ヒマラヤに、エベレストに、
そして、この小さな村にたくさんの日本人が立ち寄ってくれると
嬉しいと思っています。

またまた。


<i-nacの生徒だった峻にばったり出会って、その1時間後にはAG隊の活動に参加!即戦力です!>

ネパールでのボランティア活動には登録が必要です!

2015-05-14 17:57:02 | エベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2015
けんけん@カトマンズPART2です。



さて、こちらでのエイド活動ですが…

ネパールでのボランティア活動には登録が必要となりました!
先週末に政府の発表がありました。


<こちらは英訳したもの。>

それは、支援活動中の事故やトラブルが多く、
それらを最小限に押さえたいためとの見解だそうだけど…。

実は別の大きな意味もあります。


それは…

ボランティア活動という名目で、自分の店や家の修復費用に使っていたり、
集まったテントなどの支援物資をさらに横流しして販売してたり、
集まった募金額をNPO団体の上役が自分の生活に使っていたり、

などなど…。

もっとも悪質なのは、
身寄りの無くなった子供をボランティア団体が保護すると言って
連れ去られて、人身売買というケースもあるらしいんです。

酷い…。


25000人いたボランティアは土曜日までで活動を制限され、
医療関係のボランティアは厚生省など、技術者は関係各省庁、

それ以外の特殊技術の無い人は、地方公共団体に届出をする事がきまり、
AG隊は、カトマンズ市に、その初日に申請を出し受理されています!

その手続きの際に、カトマンズ市のCDO(最高責任者)より
推薦された村が「ドルマスタリ」でした。

ここは政府のサポートや警察、軍の手が入っていなくて、
ちょうど、「まわりから忘れ去られた村」との事でした。


実際にはシャブルベンシやカカニの丘にむかう幹線道路より
少し外れただけの、小さな丘の上にたつ小さな村でした…。

  
<ドルマスタリに赤十字が浄水器を設置してました。絵を描いて記録してチャリティしようという若者も。>


<支援活動の後のタメルの夕食。この日に自衛隊の方にあってお話も聞きました。>

カトマンズに下山して一週間が経とうとしています。

2015-05-13 19:57:35 | エベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2015

けんけん@カトマンズです。

いろんな事があって何から書いてよいか分からずにいて、、、
しかも現場からホテルに戻るとバタンと倒れてしまい、、、

ヤンマーやなすびがアップしてるから甘えちゃうか、、、とか思って。

でも、フェイスブックではなくブログにアップする義務が俺にはあって。

このまま、言い訳100連発したいけど、、、(笑)


<コスモの募金箱は東日本のためでなくネパールのために…と書き直されました>

まずは、余震が続き、そのニュースが日本にも流れ
みなさんに大変ご心配おかけしております。



一昨日の大きな余震(M7.3)には僕らもかなり驚きましたが、
夜就寝中にも午前2時頃にM4.5、3時頃にM5.5の余震が続きました。

僕は珍しく夜中に寝ながらにして気づきましたが、
AG隊の数人は、疲れていたのか、かなり深く寝ていたのか、
気づかなかった人もいたみたいです。


<2回目の大きな余震が来て、メインストリートの建物が煙をあげて崩壊しました。>

昨日、今日はいまのところ大きな余震は起こらなかったと思ってますが、
なんとなくいつも揺れているような気がして、
みんな代わる代わる「あれ?揺れてる?」なんて言ったりする。

そして周りの隊員たちも、
本当に揺れているのか、気のせいなのかわからないでいる。

なんか「もしかしたら揺れてる症候群」になっちゃってるかも…。


<ホテル宿泊費がキツイのでタメルの安い宿に全員で移動しました!>

カトマンズ、久しぶりの晴れ間かと…

2015-05-11 15:24:59 | エベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2015
けんけん@カトマンズです。

昨夜はえらい雷で停電も起こるし、ゲリラ豪雨もあったし、

この国は大丈夫なのかと思いましたが、まだまだモンスーンには早いですからね、
もうちょっと太陽には頑張ってもらわないと…

っと思ってたら、本日は快晴。
晴れた青い空にオスプレイが飛んでます。

肉眼で飛んでるの見るのは初めてだけど、被災地にいる率直な感想としては頼もしいシルエットです。

でもこれが過疎村に降りてきたら2~3件の屋根は吹き飛ぶだろうけど。


さて、カトマンズレポートですが、一昨日はダテンリの家にご招待され
充実のひと時を過ごさせてもらいましたが、
体調はやはりイマイチのまま…。




結局のところ情けないですか昨日に病院のお世話になってしまいました。

ずいぶんと抵抗してたんですが、100対1くらいの多数決もあり、
昨日のネパール登山協会でのミーティングの後にCIWEC病院に行ってきました。


<NMA会長のアンツェリンさん以下みなさんに歓迎されましたが、これは昨年の雪崩事故に対するJMGAからの寄付。今回の地震に関しての募金も始まってますので、その旨もお伝えしてきました。>


ドクターの所見としては、極度な低血圧。下は60以下で上は90以下でした。
朝はもっと落ちてるかもと…こんなの初めてだな。

なるほど、それでグラグラしてたのか…納得。

しかし、なんで低血圧なんだろう。わからない。
止まらない咳痰鼻水鼻血は別の症状なんだろな。

とりあえず薬飲んで、栄養のある食べ物食べて、興奮するようにしようか。



<病院では大津家の二代目、孝宣くんの娘のカヤちゃんが相手をしてくれました。
絵のプレゼントまでくれて、癒される~。>


AG隊はエイド活動のためにカトマンズ近郊の村、ブンガマティへ。

山の日制定フォーラムでもお世話になったアウトドアプロデューサーの大木ハカセ君が
支援隊仲間の南極観測隊の村上くん、秘境カメラマンの角谷君と昨日にカトマンズ到着。
そのプロジェクトにAG隊も加わりました。



そして、体調イマイチの僕だけは、みんなの足手まといになるので、
ルクラからの第3便となる荷物を待ち受けるためコスモへ。



そうそう、チベットチームだったチェパやカルザン達もラサから到着して、
一緒に帰ってきました。チベットにもたくさん話が山盛りみたいでしたが。

荷物は概ね送られてきたけれど、まだ全部じゃない。
明日にも届きますので、荷物をまとめてロブチェ隊、先発隊のものを
まず送れるようにしますね~。洗濯もしましたよ~。


とういわけで、それぞれ、なんとか頑張っています。
隊員への引続きの応援をよろしくお願いいたします。

ではでは。




エベレスト隊の先発隊、無事成田に到着されました!

2015-05-09 21:16:51 | エベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2015
飯田橋留守番隊です❗️

エベレスト隊メンバーのうち4名が本日無事成田に到着されました!

様々な想いがある中で、元気いっぱいの笑顔を見せてくれました。

急遽、駆けつけて下さったお出迎えの皆さんもありがとうございます!

隊員は皆さん、すっかり精悍なお顔になり、日本での大反省会(報告会)を約束して

それぞれの帰路につきました。

本当にお疲れ様でした❗️



カトマンズはどんより…

2015-05-09 16:15:15 | エベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2015
けんけん@カトマンズです。

なんかモンスーンでも無いのにカラっとしてないね。
たくさんの人の気持ちを表してるのかな。

そう、モンスーンが始まる前にいろんな復興が進まないと大変だね。


さて、AG隊は4人の先発組が日本に向かい、先ほど帰国できたみたいで少し寂しくなっちゃったけど、
これから第2段階に入り、ますますネパールのために動けるトランスフォームになる予定。

ですが、肝心の僕はなかなか体調が戻らず…、
もっとアクティブにいろいろ動かなきゃいけないのに。

もどかしい。
さて、今夜はダテンリの家にお招き。

NHKにも取材されたお家だね~。

カトマンズは見た目は変わらず…

2015-05-09 13:52:19 | エベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2015
けんけん@カトマンズです。


<この鉄のテーブルは200mも吹き飛んでた…>


一昨日前はネパールスタッフへの感謝の会を
お馴染みの韓国料理ヴィラエベレストにて。

プラチリの家族が全員で参加したり、
パグディンのピーギャルツェンの宿の娘たちも
ウプレッティみきちゃんも参加してくれて盛会でした。



みんなそれぞれの家は少しダメージがあったりもしたけど、
家族に怪我人も無く無事でした。

不幸中の幸いが身内スタッフにはあって安堵してますが…。




そして昨夜はプラチリのお宅にご招待されました。

毎回恒例となると、奥さんも大変だなぁとおもいますが…σ(^_^;)
プラチリが大人しく家事を手伝ってる姿を見るのは楽しい。(≧∇≦)
子供達もとびっきり元気だしね。

そんな姿を見てると、この国に起きたことは夢だったのかもと思わせてしまう。


<慰霊の灯火が薄暗い街中を照らしてます。それはハッとするほど美しく…。悲しい光のはずですが…。>

帰国先行組に合わせて、少し早めのスタートでしたが、
四人はしっかりとご馳走を食べてから空港に向かいました。

少し寂しくなるな。
でも残された仕事を頑張らないとな。

ではでは。

AGエベレスト&ローツェ隊、ルクラよりカトマンズに戻りました。

2015-05-07 20:44:25 | エベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2015
けんけん@カトマンズです。


ご心配をおかけいたしましたが、
AG隊の全隊員とスタッフの一部がフライトにて
カトマンズの空港へ到着しました。

 

なすびちゃんは飛行機に載るのが気がすすまなぃ…とがっくりでしたが、
今回だけはしたの状況が分からず、何かあってもレスキューにも行けないので。
トリブバン空港は外国の軍用機でいっぱいでした。


空港はルクラでもカトマンズでも、
それほど人が殺到していたりすることは無く、
とても穏やかで、混乱している様子も全くありませんでした。

殺気立ってるという噂があったりしたのは、
ネパール人じゃなくて、外国人がそうだったんじゃないの?


カトマンズに戻ってから、大津ふみ子さんも言ってました。

「この国も日本と同じで、地震後には暴動とか略奪は起こらなかったの!」…と。

国柄、人柄、民族や宗教が混沌としている国ですが、
みんな穏やかな人たちが多いんですよね。


そんな事をあらためて感じながら、
カトマンズの空港からラジンパッド地区のホテルまでの道のりから、
外の景色を食い入るようにみていた隊員たち。

「それほど、このへんの街も普段と変わらないなぁ…。」
「今回の地震で崩れたのか、前から崩れてたのかわかんねぇなぁ…。」

なんて苦笑いしてました。


旧市街に対して、空港から新王宮、北のラジンパッド方面は、
目だった崩壊も無く、王宮の壁が一部壊れているくらいか。

人の往来は、いつもよりは少ないが、
商店や飲食店は通常営業をしているし、
やはり荷物を運んでるポーターなんかも歩いているね。

コスモトレックのオフィスに到着すると、
ニコニコの笑顔で大津さんやスタッフが出迎えてくれた。

そうそう、ダテンリは身奇麗になって空港に出迎えてくれていた!

昼食は出前をすぐに用意してくれて、
日本料理屋「小鉄」のお弁当!

お店はビルにひびが入ってしまい、営業できないので、
お弁当業を昨日からはじめたそうなのでお願いした。
幕の内弁当的な感じで、美味しかったなぁ。

その後に隊員はホテルに移動して数日間のアカを落とす作業に。
僕は、そのまま観光省の登山局に出向き、
登山終了後のブリーフィングに!

登山は終了してないけどね!
まぁ、そんなだからブリーフィングは短かった。

言いたいことだけは、言って来ましたが…
今後に生かされるかどうかは???かな。






さて、昨日にナムチェよりパグディンなどを経由して、
ルクラに到着するまでのレポートしますね。

途中、数家屋の倒壊、大きな崖崩れでのトレッキング道通行の
リルートがあったりしましたが、

外国人トレッカーがいないだけで、
街道を往来する人々や、流通製品をかついだポーターは
普通に街道を通行して生活をしているようにも見えました。


 

パグディン付近。一人黙々と道を直しているおじさん。
この人には、どんな団体でも募金が届かないだろうな。現場にいないと。
なすびさんと一緒に募金箱に寄付させていただきました。





パグディンのピーギャルツェンさんの宿もOK!
裏庭には、レッドクロス・ドイツより被災者用のテントが届けられていました。
昨夜までは野宿だった人も、今夜からはテントだね。




ルクラのサウスコル・ロッジに到着。
このへんの建物も大きな被害はなく従業員の皆さんも元気でした。


やはり、どこでも、
「お客さんがこなくて困っている…」
「このままじゃ生きていけない…」
などのグチがこぼれてくる。

シリアスな災害に会ってしまった人もいますが、
普段通りの生活を贈りたい人には辛い日日が続いています。

日本などのように、銀行や証券会社、保険など、
みんな貯蓄があったりするわけじゃないから、

現金収入だけで生きている人たちには
かなりキツイよね。



ルクラではキッチンスタッフとお別れです。
彼らはカトマンズに行かないで、自分たちのソルクンブの村に返ります。
また宜しくね!






AG隊、ナムチェまでの奇跡②

2015-05-07 01:52:26 | エベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2015
けんけん@ルクラです。

なんとか歩いてルクラまで辿り着いてしまいました。


※ここまでの間、心配があるといけないので、
結果だけ先にお話をしておくと、AGの関係のお宿や食堂などで
大きな被害のあったところはありませんでした。



先日はゴラクシェプからロブチェまでの様子を
レポートしようとして、

あまりにもロブチェピークの写真が綺麗だったので
脱線して登頂時の写真をたくさん出しました。

今回はその続きです。

ルクラまでの道中の様子もアップしたかったのですが、
すみません、明日は早いので今夜はご勘弁下さい。

もしフライトが飛ばなければ、
ゆっくりとアップさせていただきます。


  

ロブチェは、新しいロッジの壁が崩れてましたが、
古くからあるAG御用達の小屋「エボッタ・クラブ」の
チェリン・ウォンムさんのロッジは無事でした。


  

  

その翌日には、ロブチェを出発しペリチェにて食事をとる。
以外にも壊れている建物が増え、ペリチェの診療所にも訪問し寄付をさせて頂きました。

その後に、いつもお祈りをしてもらう僧院のあるパンボチェへ移動して宿泊。
ここで野口健君に会いました。


  

パンボチェの宿、スィーダワロッジへ。
バルンツエで死んだチュワン・ニマのお姉さんで、そしてAAIの旗頭ラクパ・リタの
従兄弟でもあるチミ・シェルパさんのお宿。
両サイドの壁の石積みが室内側へと落ちてきて怖かったと言う。
僕らが来たから安心して、庭のテントからダイニングに寝床を移してきました。


   


そして更に翌日にパンボチェを出発して、AG隊は僧院へ。
最古のものかもとshルパが言うストューバ(仏塔)が壊れたので募金に行きましたが、
反対に、またまたお祈りをしていただくことになってしまいました。

そして、デボチェは被害も殆ど無く、そのまま通過してタンボチェへ。
僧院はかなりのダメージがありましたね。
この寺院は過去にも日本の寄付で再建されたことがあります。
このあたりはまた同じ団体が協力しそうかな。
タンボチェの斜面はシャクナゲで赤く染まってました。


  

最後にナムチェ・バザール。
ここも大きな被害は無かったけど、シャンボチェに抜けるルートの石組みが、
壊れていたと、ヤンマーとなすびの報告にありました。

ナムチェはそこそこに裕福な集落ですが、
近隣のクムジュンとターメのための募金活動を早速に村人達がしてました。
燕山荘でもお馴染みのソナロッジ(メインフォトの集合写真)のニマ・タシのファミリー、
お隣の超有名シェルパのラクパ・テンジンのサクラロッジの面々も元気でした。
息子のハクパ君、久しぶりに会いました。

ナムチェはそれほど被害ないなと本日に歩き出すと、
回り込んだチェックポストの上の建物の屋根が無くなってました。
一生懸命リペアしていました。



いずれも、どのダメージの建物も石垣も、
モンズーンが来る前になんとか補修しないとなりませんね。


さて、AG隊、常にKhumbu cough(クンブ咳という名の世界的に知られる咳)の大合唱で、
ネパールスタッフも少しはしてるから、誰かしらが必ず激しい咳をしています。

寝ている間も酷いから、ホテルの廊下もうるさいのなんのって。

僕も咳のしすぎで、もう2回も吐いてしまいました。
特に夜になると止まらない。

鼻水も痰も、そしてなぜか鼻血も。
ああ、今夜は無事に眠りたいけど。。。


明日はカトマンズに一人でも多く飛べると良いな。
ではでは。