けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

8時40分、アイガー登頂です!

2008-07-29 17:27:22 | ヨーロッパアルプス
食事の時間がガイドごとに決められているため、
小屋を出発したのは5時過ぎ、一番最後でした。

でも、アイガーはチーム同士の競争がないので安心です。
落ち着いて登る事ができましたが、雲行きは怪しくなって、
グロッサーツルムを越えたあたりから吹雪になってしまいました。

少しだけ急がしてもらって、数パーティーをパスして山頂へ。
残念ながら何も見えなかったけど、Y梨さん見事にハットトリック!
下りも数パーティーをパスして全行程約8時間!速い!
素晴らしい!快挙です!

Photo:ヘッドランプの灯りを頼りにスタート。のんびりモードです。
     ツルム手前の下降ポイントは少し渋滞中。雪が降ってきたのでアイゼンを。
     グレードが一気に上がりますが、ここが追い抜かすチャンスなんです。


Photo:残念ながら山頂には誰もいません。どちらにしても一人しか立てませんが。
     お互いに写真を撮って早々に下山。アイガーヨッホのアップダウンがまだまだ
     待っていますので。メンヒの東壁に抜けきると安心感が。

マッター登りました!

2008-07-26 14:59:44 | ヨーロッパアルプス
山頂は、凄い風で寒かったですが、なんとか登頂です!
Y梨さん、5時間を切るスピードで100人を越す登山者のうちの
先頭集団になんとか喰らいつき10組目くらいで登頂!

半数以上のパーティーは、ソルベイ小屋手前から引き返したのでしょう。
下山ですれ違う登山者が、ほとんどなかったです。

山頂からの下山も、とても順調で、ヘルンリからシュヴァルツゼーまでの
下りもとても元気にあるいて快足ぶりを発していました。
う~ん、このあとのアイガーも期待出来ますね。

ひと夏で、モンブラン、マッターホルン、アイガーを登っちやう人は、
僕のお客さんの中では始めてかも。
Photo:写真は下山中に第3ツルムで撮ったもので、山頂じゃないです。

ヴァイスミース(4027m)登頂です!

2008-07-21 16:16:56 | ヨーロッパアルプス
朝5時半頃、新雪の積もったホーサース小屋(3200m)を最後尾で出発。
でも氷河に乗り上げたところから先行していたチームがルートを迷ってたり、
ロープワークやアイゼン装着が遅かったりでのろのろと…。

後から近づいて「こっちじゃん!」「先行くよ!」と言ってるうちに…
いつのまにか気づいたら先頭に!ふ~ん、みんなクレバス怖いのか!
はっは~ん、ラッセルもしたくねぇのか?
振り返ると、私たちの後には「蜘蛛の糸」のような行列が!
「俺たち遅いから、先行けよ。」と後のチームに言っても、
「どうぞどうぞ!」って、ダチョウクラブかよ!(笑)
よ~し、そんならやってやろうじゃん!ヴァイスミース、フラッシング!

稜線は、一昨日のモンテローザを凌ぐ猛烈な風!ほんと寒かった~!
鼻も指先も足もチンチンです。焦って歩いたせいか、山頂までわずか2時間40分!
72歳、T爺ことT崎さんブッチギリのトップ登頂でした!みんな拍手!!

ザースグルントです。

2008-07-20 22:31:24 | ヨーロッパアルプス
本日は、ツェルマットよりザースグルントに移動。
雨が降ってきましたが、これからケーブルでホーサースに
ある山小屋に入って、明日の朝ヴァイスミースに登ります。
しかし、雲行きが怪しい…


Photo:イケテルオヤジ2人のうちのハイテンションY田さんはお帰りになりました。
     早朝4時半にお見送り。「なんか寂しいなぁ」とT崎さんがつぶやきました。

モンテローザ・リベンジ!

2008-07-19 23:47:51 | ヨーロッパアルプス
本日は快晴。
TGことT崎さんとY田さんのオモローオヤジコンビが
見事、スイス最高峰のモンテローザに登頂です。
72歳と68歳ですよ!二人合わせて140歳!
Photo:山頂へあと一歩!二人とも元気です。


Photo:②モンテローザザッテルまでヘリでGO!③雪煙のノルドエンド!風強い!
     ④イカシタオヤジ2人登頂!がっちり握手。⑤チェリーピッケルとマッターホルン

シュヴァイフィーネン!

2008-07-18 23:28:53 | ヨーロッパアルプス
2005年につくられたツェルマットのヴィアフェラータ・コース
「マムート・シュヴァイフィーネン」に行ってきました。

ツェルマットの屋根を見下ろす高度感が味わえる、
エキサイティングなコースです。
ちなみにドイツ語圏では、ヴィアフェラータを
クレッターシュタイグと呼びます。

Photo:シャモニからミズキも研修と称して参加、ユウほどじゃなけどチキンヅラです。
    ナチュラルエーデルワイスがわんさか!圧倒的な高度感を堪能できます。


リッフェルホルンPART 2!

2008-07-17 20:13:07 | ヨーロッパアルプス
モンテローザが天気が悪くて登れなかったので
またまたリッフェルホルンに来ています。
雨がポツポツきています。

Photo:①メラピークのTGことT崎さんも参戦して賑やかでした。

Photo:②Y田さん本日は余裕の表情です!凄い高度感でしょ?
     ③こんな感じでブログアップ!DOCOMOも凄い!
     ④山頂の十字架でパチリ。本気雨が降りそうなので急いで下山しました。

ポリュックス(4091m)登頂!

2008-07-16 13:50:12 | ヨーロッパアルプス
Y田さん、ポリュックスに登頂です。
クラインマッターホルンから長い氷河を越えてポリュックス南稜に取り付きます。
岩場あり、雪稜ありのMIX登山です!


Photo:岩稜を攀じるY田さん!山頂でパンとジャム持ってるのが面白い。
     帰りは、フーリーで「おばあちゃんのポトフ」とビール!

リッフェルホルン

2008-07-15 18:05:30 | ヨーロッパアルプス
今日はいいお天気です!
雲ひとつなく、青空に降りたての雪をかぶった
山々が映えています。

今年の初リッフェルホルン。ローテンボーデンからスタート!
さて、Y田さんのクライミングをチェックです!
タカピー学校で学んだ成果はいかに。

Photo:スカートと婦人靴の添乗員さんを発見!盗撮。ここはアルプスですけど…なにか。
     このあとベルグまでハイキングして下りていきました。あっぱれ日本の添乗さん!
     Y田さん登る登る!でも高度感に緊張!ピースサインしても顔が上向かない。(笑)
     現地ハイクガイドのE作も合流して賑やかで楽しいクライミングでした。


Photo:数年前にやはり現地ハイクガイドをしていたイモキチの結婚式にサプライズ合流!
    二人の間に立って赤い紐を持たして…アイガー&メンヒ&ユングフラウみたい。
    現在イモキチはニセコのパト。E作もニセコに移住するので紹介ができてよかった。
    T爺ことT崎さん合流。「俺の着信ある?」って、らくらくフォンの宣伝みたい?

晴れてきたぞ~!

2008-07-14 00:32:39 | ヨーロッパアルプス
今日も昨日より激しい雨が降っていましたが、
夕方に雨雲が消え去り、青空が広がってきました。
でも見える山々は、標高2000m代でも雪で白くなっています。

まだまだ、標高の高い4000m級の岩のルートは、
2~3日太陽が当たらないと登れないでしょう。


Photo:雨だったのでまた室内の写真です。なんか部屋も整理できてる。
     今年の新顔は、アークテリクスの驚愕のハーネスとカンプのメット!

ツェルマットに移動してきましたが…

2008-07-13 00:34:32 | ヨーロッパアルプス
…あいにくの雨です。
山では、雪になっています。
気温は日中でも13度くらい。

ミズキのアシストで昨日に到着したMさんと
ブライトホルン・ハーフトラバースを登る予定でしたが、
この様子だと数日は登れないかも…。

過去の記事に写真を追加しました。是非見てくださいね!


Photo:外の景色が何も見えないから朝食の様子を。
     例年通りHOTEL ALPHUBELに入りました。もちもちのパンにゆで卵。
     綺麗な花を飾って、いつものスタッフが迎えてくれました。

ユングフラウ登頂です!

2008-07-10 15:57:13 | ヨーロッパアルプス
今年は比較的に雪の状態がよく、
スムーズに登ることができました。
Mさんグループの3人の男性チームが見事に登頂です。


Photo:幻想的な朝の光の中を山頂へ。チョモランマのチェリーちゃんのピッケルです。
     ヨーロッパアルプスを一緒に登りたいと話していたチェリーちゃん。
     ご家族から形見にあずかったピッケルを山頂に立てました。


Photo:緊張の下山。昨年はスイスアーミーのたくさんの若者の命が奪われました。
     頑張ってロートザッテルの急斜面を下り、氷河をトラバースして雪の展望台へ。
     グループをまとめて下さったMさん。66歳です!凄いです!