最近の症例

2010-09-22 08:41:35 | 心と身体
最近の新患のかたの症状は、これといって原因が無い、わからない‥といった症例が多いです。

もの持ってぎっくり腰をした、交通事故でもないのに首がいたくて動かなくなった。

手のしびれ・・・それも左右両側に同時に出てくる。

俗に言うところの「不定愁訴」とも言います。

それぞれお医者さんには入っているのですが、画像でも問題ない、血液検査でも問題なし。

お薬を、取替えても効果がないようです。

症状も、いたい部位もいろいろ変化して手が痺れていたら、しばらく経つと足がしびれてみたりと・・・・・


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皆さん、専門医で検査をしますが、これといって症状と一致する監査結果が出ません。

科学重視の中で、医療は最も科学的根拠を重視する分野です。

その科学的根拠でも見出すことができないことが多いです。


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最近の脳科学は進んでいます。

心と体の関係も、脳科学のおかげで色々なことがわかってきました。

それによって、原因がなく色々な不定愁訴の患者様のお役に立てるようになりました。

身体も疲れます。もちろん脳も疲れます。


拳骨



痛みは腰ではなく脳の中で作られていた。

2010-09-15 08:30:41 | 心と身体
NHKスペシャル|病の起源 第3集 腰痛
 ~それは二足歩行の宿命か?~



「8割もの人が一生に一度は患うと言われる腰痛。・・腰痛は、二足で立ち上がった人間の宿命なのか?アフリカで今なお狩猟採集の生活を送っているハザ族を調べると、腰痛は見つからない。・・・

 そして今、骨にも椎間板にも異常が見られないにもかかわらず、激しい腰の痛みを訴えるケースが問題になっている。

 患者は、原因が分からないまま様々な治療を放浪することになる。最近、その現代の腰痛を引き起こす意外な原因が明らかになってきた。痛みは腰ではなく脳の中で作られていた。大きな原因はストレスと考えられている。

 ストレスは、どのようなメカニズムで人間の弱点の腰を襲うのか、時代を映す鏡のような病、腰痛の正体に迫る。
 
 そして今、骨にも椎間板にも異常が見られないにもかかわらず、激しい腰の痛みを訴えるケースが問題になっている。

 患者は、原因が分からないまま様々な治療を放浪することになる。最近、その現代の腰痛を引き起こす意外な原因が明らかになってきた。

 痛みは腰ではなく脳の中で作られていた。

大きな原因はストレスと考えられている。ストレスは、どのようなメカニズムで人間の弱点の腰を襲うのか、時代を映す鏡のような病、腰痛の正体に迫る。」

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最近増えています。

原因不明の腰痛・・

レントゲンで異状なし・・・

治療法がない・・・・

繰り返す痛み・・・

ヘルニアかな?・・・

軟骨がすり減っている・・・

骨が変形している・・・


メンタルヘルス・ケアでストレスクリーニングをどうぞ。

原因不明の痛みは「ストレス」が影響していることが多いです。


拳骨

先生、何者?

2010-09-14 08:00:47 | 心と身体
昨日の新患の患者さん。

慢性的な腰痛です。

過去に整形外科、整骨院といろいろ治療をしましたが改善が見られなかったようです。

症状は椅子に座っていると腰がいたくなるそうです。


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施術前の検査では体幹の屈曲、進展で痛みが増発します。

慢性的な腰痛は社会心理的な要因が影響しています。

本人も理解していました。

ただ、何が心理的な緊張を作っているのかはわからないようです。

本人は座っていると痛くなるから座ることがストレスと思っています。

検査では、座位より、座って行っている内容で緊張しています。

その内容は「数字」でした。

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中学生のときに数学は嫌いとのことでした。

その影響が潜在的に落しこまれていたのでしょう。

数字をみると無意識で緊張を強いられていたようです。


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治療はAMから脳の疲労をとるトリートメントを行って、緊張パターンをリラックスすパターンに切り替えました。

納得、スッキリ、カル~、フゥ~、楽~ で、終了です。

こんな体験はじめてのようです。

帰りがけに

「先生、何者ですか?」

私は普通の人です。

当たり前の治療を行うえば結果が出ます。

誰でもできることです。


拳骨

慢性痛の正体

2010-09-10 08:19:43 | 心と身体
きょうの健康


HNKさんも、最近は少しまともなことを言い始めました。

肩こりや、繰り返す腰痛などの筋骨格系の慢性的な腰痛の原因は、社会心理的な要因があることに気がついたようです。

NHKがきがついたわけではありませんね。

お医者さんが言い始めたわけですね。

それを聴く耳持って番組で取り上げたことに

慢性腰痛、肩こりはヘルニアや脊柱管狭窄症などと、声を大にして大義名分のようにバッサバッサと切っていたのでは、治るものも治らなくなります。

お医者さんだけではありません。

手技療法を行う我々も同じです。


骨盤の歪みで痛みは出ません。

骨の変形では痛みは出ません。

軟骨がすり減っても痛みは出ません。

ヘルニアでは痛みは出ません。

姿勢が悪くても痛みは出ません。

筋力が弱くても痛みは出ません。

脳が疲れると痛みはでます。


も一度、勉強しましょう。


拳骨




アレルギーと心身医療

2010-07-28 08:48:24 | 心と身体
Amazon.co.jp: アレルギーと心身医療 ここまでわかった!ここまで治る!!―専門医が語る治療と研究の最前線: 吾郷 晋浩, 牧野 荘平: 本


アレルギー疾患は心理的なストレスが影響している・・漠然とであるが何となくわかるような気がする。

アレルギーの代表選手であるアトピーや喘息は外的要因であるアレルゲンが原因であるがごとく言われていますが・・・

意外とおざなりになっているのが内的要因です。

西洋医学の管理下では、内的要因とアレルギー疾患との因果関係が明確に証明されないと治療が難しいと思います。

まして、専門化された分野ごとのアプローチですので、目に見えない(科学で証明)できないものは、治療の対象外になってしまいます。

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紹介した本では、専門医ですら心理的要因とアレルギー疾患の関係を詳細に説明しています。

こころと身体に目を向けた治療をなさっている先生方、是非参考にしてください。

もちろん、アレルギー患者様も必読です。


喘息の患者様が、最近「ぜーぜー」と痰が絡んだ呼吸が「スー、スー」に変わりました。

よかったですね。


拳骨