イップス
ゴルフで短い距離のパットが打てない。
野球で短い距離の投球ができない。
サッカーでPKが蹴られない。
スポーツの専門用語で「イップス」と言います。
いずれも精神的な要素が絡んでいます。
この時に神経学的にどのようなことが起きているか・・・
関節を曲げる、伸ばす・・この運動は曲げる筋肉と伸ばす筋肉が相反する働きをします。
例えば、肘を曲げるときは力こぶを作る筋肉が縮んで力を出します。
その時に反対側の二の腕の筋肉は緩んで伸びます。
この共動作業で肘の関節が支障なく曲がります。
この神経メカニズムを反射といいます。
この反射は脳が関与しません。
この時に脳が関与すると神経反射が乱れます。
そうすると曲げる筋肉と伸ばす筋肉が同時に収縮してしまいます。
この現象を「共縮」といいます。
この共縮が起きると身体全体に力が入って硬くなります。
この時に関節運動が出来ず固まってしまい投げたり、ボールを蹴ったり、パットを打つことができなくなります。
これがイップスです。
さて、どうして神経反射が乱れるのでしょうか。
脳が関与するからです。
勝ちたい。
パットが入れば優勝だ。
あそこへ投げたら打たれる。
スポーツの場面ではいろいろな考えます。
無欲は何も考えません。
勝手もよし。
負けてもよし。
どちらでよし。
無欲になるには「ニューロパターン・セラピー」をどうぞ。
拳骨