イップス

2011-12-01 18:46:09 | 健康 

イップス


ゴルフで短い距離のパットが打てない。

野球で短い距離の投球ができない。

サッカーでPKが蹴られない。

スポーツの専門用語で「イップス」と言います。

いずれも精神的な要素が絡んでいます。


この時に神経学的にどのようなことが起きているか・・・

関節を曲げる、伸ばす・・この運動は曲げる筋肉と伸ばす筋肉が相反する働きをします。

例えば、肘を曲げるときは力こぶを作る筋肉が縮んで力を出します。

その時に反対側の二の腕の筋肉は緩んで伸びます。

この共動作業で肘の関節が支障なく曲がります。

この神経メカニズムを反射といいます。

この反射は脳が関与しません。

この時に脳が関与すると神経反射が乱れます。

そうすると曲げる筋肉と伸ばす筋肉が同時に収縮してしまいます。

この現象を「共縮」といいます。


この共縮が起きると身体全体に力が入って硬くなります。

この時に関節運動が出来ず固まってしまい投げたり、ボールを蹴ったり、パットを打つことができなくなります。

これがイップスです。


さて、どうして神経反射が乱れるのでしょうか。

脳が関与するからです。

勝ちたい。

パットが入れば優勝だ。

あそこへ投げたら打たれる。

スポーツの場面ではいろいろな考えます。


無欲は何も考えません。

勝手もよし。

負けてもよし。

どちらでよし。


無欲になるには「ニューロパターン・セラピー」をどうぞ。


拳骨