サックス奏者 中村健佐のブログです

サックス奏者 中村健佐のブログです。日々の活動やその他、徒然なるままに書いていこうと思います。

「中森明菜イースト・ライヴ 伝説のライブ」です

2022年09月09日 10時49分26秒 | Weblog
「中森明菜イースト・ライヴ インデックス23」【公式フル】AKINA NAKAMORI / The 8th Anniversary AKINA EAST LIVE INDEX-XXIII

NHKがBSと地上波で放送した、89年の「中森明菜・伝説のライブ」です。
これがきっかけで今まさに世間が再燃したようです。

元々「ゆるりとおんがく中村座」でもオシていた中村が更にパワーアップしてオシ始めたのも、このライブ映像がきっかけでした。
昔は「可愛いから」だったのだけど、「アイドルじゃないよ、エンターテイナーだよ」というこの姿を観て、今はこの歌唱力、表現力に「本物」を感じて騒いでいます。

この89年ライブ映像で、私のような中高年は「85年ぐらいまではアイドルで好きだったんだけど、だんだん難しい曲になっちゃったかしら?」みたく、あまり聴かなくなっていたから、ここまでの「あまりにも完成された歌唱力、かっこよさ」への成長ぶりを知らなかった・・・だからこの映像を観て仰天して再加熱した。
今の若い子は「群れて踊って可愛くて」もしくは「機械のように歌える、すごい!」もしくは「本当に歌が上手い人はかっこよく踊って魅せてない」、そういうのが常識ならば「なんだこりゃ?昔の人ってこんなだったの?!」と、度肝を抜かれるわけで、世代を越えて「紅白出場か?!」と盛り上がっているのかもしれませんね。

ひとつひとつのフレーズを本当に大切にして、完璧に表現します。特にフレーズ毎の末尾の部分の処理が多彩で素晴らしい!喉の奥で響きを持たせるビブラート、息の抜き方、入れ方、そしてフレーズの中での強弱の付け方(ダイナミクスと言います)、全てが圧巻でです。この技術の高さがポップシーンで最高の歌姫と言われる歌唱力、表現力を支えています。「ゆるりとおんがく中村座」でもよく「あくびする時の喉の状態で歌う」と話していますが、そういう意味でまさに神状態です。

このライブ映像は24歳・・・「あどけない歌唱力の10代からの成長」「まだ声帯も若いし、やりたい放題の歌唱力」「この後いろいろあって下を向く」という意味ではまさに「山の頂上期なのでは?」と思ってしまいます。
1時間半におよぶライブですが、知らない曲はない「珠玉のラインナップ」ですね。
ちなみにライブ終盤ではデビュー当時の10代のころの曲を歌うのですが、敢えて??89年の歌唱力は抑えて「そうそう、こんな感じだったよねぇ」と懐かしく思わせる細ーい歌い方をします。
まさにエンターテイナーだ!と加熱して観てしまうライブです。

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