しっぽなのうつうつ

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お写真、勉強中♪

カムイチェップノミ~サケを迎える儀式

2014-09-28 14:20:04 | つぶやき

山は白い帽子をかぶり、紅葉の色づきも裾野から麓へ広がり始め、秋の深まりを感じるころ。

いよいよ、サケが川に戻って来ます。


本日、9月28日。旭川市東神楽公園内の忠別川河川敷にて、
神の魚「鮭」を迎える儀式「カムイチェップノミ」が執り行われました。



サケは豊かな恵みをもたらしてくれる神であり、その恵みを運ぶ川に感謝し、
人間が自然の一部であることを再確認する儀式です。

昔、アイヌの人々は、遡上してきたサケの一部を食用として漁をしました。

今は、食料としてのサケを戻すために、遡上を保護しているわけではありません。

サケの遡上を見守ることは、自然を考えることに繋がります。
人間が変えてしまった川の環境を考え直すことが、
人間にとっても住みやすい環境を考えることになるのです。

ただ、サケが戻ってくればいいのではない。
サケが戻ってくるような川を取り戻そうという活動が必要なのです。


戻ってくるサケを神様が見守ってくれますように・・・

儀式の後、子供達がサケ神輿を担ぎました。
子供の参加が少なくて、残念です。


仕方がないので、大人も手伝って担ぎました。

そして、その後は・・・




ふふふ、石狩鍋で、サケを食べちゃうのよ!

自然を守ってこそ、自然の恩恵を受けることが出来る!

もちろん、サケは川で獲ったものではありません。
買った物です。

おじさん作、だけど、すっごく美味しかった!

私の自宅近く、ツインハープ橋下で、産卵の様子を間近で見ることが出来ますが、
サケを守る会の人によると、今年、もうすでに、数匹戻って来ているそうです。

お天気が良くなったら、さっそく見に行ってみます。


儀式の後、お天気はイマイチでしたが、公園内を少し散策しました。
すると、冬支度中のエゾリスに遭遇。



アイヌの神様にお祈りしたから、リスにも会えたのかな?

そんなことを想いながら、走り回るリスをしばらく眺めて、家路につきました。


コメント (1)
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