しっぽなのうつうつ

<宇宙(そら)>に魅せられて・・・
お写真、勉強中♪

短い秋を楽しむ

2022-10-13 20:53:41 | つぶやき
サンゴ草を見に行く旅で、写真撮影の意欲が少し回復したのか?
お天気が良いとなんだかウズウズしてしまい、家事の合間にお出かけをして来ました。


初冠雪の後、大雪山の雪は少し融けてしまいました。



雪が降る前に、大雪山がよく見える場所をロケハンしておこうと、東神楽町の畑の中を走り回り、最後は東神楽の森林公園に辿り着きました。







今日の日中は暖かかったけれど、朝晩は冷えるようになりました。これからは、いつ雪が降るかと、タイヤ交換のタイミングに悩む日々が続きます。

この後、東川町の道の駅に立ち寄ったのですが、道の駅の隣にアウトドア用品のお店があり、その2階で写真の個展が開かれていたので立ち寄ってみました。

旭川の写真家 Nao Akimoto氏 主に星景写真を撮られている方で、展示作品はどれも素晴らしい風景でした。
旭川の街の中でも星を撮っていて、身近な場所で素晴らしい撮影をされていて、とても嬉しくなりました。

Photogallery はこちら

写真家ご本人がちょうど在廊されていたので、少しお話を聞かせてもらいました。撮影や編集のご苦労など、図々しい質問にも気さくに答えて頂きました。本当に素敵な方でした。

ご本人に了解を得ずリンク貼り、いいのかな?
事後報告で謝ろうか?
でも、ここを見に来たりしたら、恥ずかしいし・・・。

止めとこうかな?どうしょう!


では、また。

追記:
写真家さんに連絡し、リンク許可を得ました!
今回の個展のDM画像も頂きましたので、貼りますね!
お近くの方、是非見に行ってください!






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サンゴ草を見に行く旅④~帰路・総括

2022-10-07 20:00:02 | つぶやき
三国峠から層雲峡へ向かう下り坂では日差しがシラカバの黄色い葉を光らせ、松の緑と赤い木々も見られて、紅葉狩りを堪能することが出来た。

峠から行くと、層雲峡の入り口には、有名な観光名所「流星の滝」と「銀河の滝」がある。立ち寄ってみると、観光客で賑わっていた。
滝は高い崖から流れ落ち、私が到着した時間は完全な逆光。露光を調整するために三脚を立てては、他の人の邪魔になりそうなので、今日のところは滝の撮影は諦めた。
以前にも撮ったことがあるし、ここは、自宅からも気楽に来られるところなので、次は平日の朝にでも訪れてみよう。


銀河の滝の駐車場から見上げた風景。

長旅で疲れ果てていたので、どうやら撮影の気力は失せているようだ。温泉街でお茶でもしようかと車を走らせると、「天然温泉 日帰り入浴」の看板が目に入って来た。
「おお~!なんという魅力的なお誘い♪」
ということで、お風呂に入ってから帰宅することに・・・。

「層雲閣 グランドホテル」さん、日帰り入浴 700円 お得だ!
こちらの温泉には、1階の大浴場と5階にも露天風呂があり、今回は紅葉を眺めながらの露天風呂に入らせて頂いた。もちろん、同一料金で、二か所のお風呂両方とも入ることが出来ます。ほんと、気持ちよかった~!
ホテルの詳しい情報は、こちら

こうして、汗を流し家路についた。
車は、走行中にぶつかってくる虫や泥水のせいで無残な状態。旭川に着いて洗車してから帰宅した。


気持ちの良い疲れを残し、こうして、私の旅は終わりを告げたのであります。
「サンゴ草を見に行く旅」と題しながら、記事の後半はほとんとサンゴ草が出てこない笑 タイトル、完璧に間違っとるな~・・・デヘヘ

さて、10月5日、旭岳は初冠雪となりました。


本日10月7日、夜勤明けの帰りに、やっと確認出来た風景。いよいよ雪の季節が間近に迫る。

三国峠もスノータイヤが必要になり、気軽に然別湖に行く、というわけにはいかなくなった。層雲峡はまだ大丈夫だろうから、近いうちにまた行きたいけれど、予定が立つだろうか?

長時間ドライブは疲れたけれど、もう次のお出かけを熱望している自分が居る。広い景色で空気を吸ってきたら、何となく、家の中が息苦しい。

最後に・・・

記事を進めるのに忙しくて、取りこぼした写真たちがいるので、貼っておきます。
今回の旅とは関係のない、身近で撮った物もついでに・・・


能取湖 卯原内サンゴ草群落地の東雲


ウミネコの後姿


ピントが悲しいウミネコ しっぽなは頑張った!苦笑


三国峠を下りる紅葉狩り


大雪遊水公園の影


大雪游水公園のブルーアワー

最後の2枚は、私にとって庭のような? 身近な息抜き場所です。


今回の投稿は以上となります。
最後まで見て頂いて、ありがとうございました。

皆様、お体に気を付けて・・・

では、また・・・


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サンゴ草を見に行く旅③

2022-10-06 15:22:02 | つぶやき
赤いサンゴ草と白いウミネコに後ろ髪を引かれて・・・え? どこかで同じ文章を見た気が・・・笑

とにかく、能取湖に別れを告げて、再びワッカ原生花園に到着した。


サロマ湖に落ちようとしている太陽が、雲ににじんでいる。


原生花園では、ススキが夕日に照らされながら揺れていた。

ススキに囲まれた遊歩道を歩いていると、サッと目の前を通る”何か”がいた。追いかけようにも、ススキの草むらに隠れた”その子”は、もうどこに居るのか分からない。
けれど、駐車場に戻ると、のんびり歩く”その子”が居た!


近づけば、逃げる。でも、お話したい!


目が合って微笑んでも、あなたは警戒の色を消さない。可哀そうだから、追いかけるのを止めた。


どこかの草むらで、あのキタキツネも夕日を見ているかな?これから、暗闇で遊びまわるのかな?


そして日は落ちていった。

どうしてか・・・、やけに寂しい気持ちになった。

気を取り直して、今夜の期待を胸に空を見上げると、雲が広がり始めている。
「サロマ湖の対岸に立って、北天を狙うつもりだったのに・・・。」

お天気は、深夜になるほど悪化する予報になっている。しばらく様子を見ようと、コンビニで買い物をして「道の駅 サロマ湖」で夕食を摂った。道の駅のトイレは綺麗で、車中泊の場所としては快適そう。でも、静かな山の中なのに、暗くなった空には、星がまばらにしか見えなかった。

「今夜の星景は、ダメかな・・・。」

気落ちしながらも、撮影候補地に考えていたサロマ湖畔・キムアネップ岬へとロケハンに出かけた。キャンプ場があるけれど、煌々とした電灯はなく、テントから漏れるのは可愛らしいライトの光。家族の賑やかな話し声も湖の風に流れていく。
星が見えたら、素敵な撮影場所になりそうなのに・・・。見上げると、遠い町の灯りに雲が照らされ、星を隠しているのが分かった。

「今夜は無理だ。」
天気は夜にかけてもっと悪くなるはず。深夜は雨の予報だ。

道の駅サロマ湖に戻り寝る準備を始めた。早朝からの撮影に、2時間の汗だくサイクリング、行ったり来たりのドライブと、体はクタクタだった。お天気が悪いと分かっていても、朝景に微かな望みを抱きながら眠りについた。

朝3時、セットしていたスマホのアラームで目が覚めると、外は雨。ブルーアワーの空を撮れるかもしれないと、早めの目覚ましにしたのに・・・。
それでも、日の出のころには雨がやみ、雲が薄くなれば朝焼けもあるかもしれない、と期待して、昨夜ロケハンしたキムアネップ岬に向かった。
キャンプ場の駐車場についても、雨風は強い。日の出の時間が近づいても、辺りは薄暗かった。

「これは、絶対、太陽の欠片も望めない。こんな雨じゃ、カメラが濡れちゃうし・・・。」
「もう旭川に向かって、層雲峡で遊ぼうか?紅葉は、まだ早いかな?ん~・・・、紅葉か・・・。」

紅葉の風景を思い浮かべていると、何故か、然別湖のことが頭に浮かんだ。以前から行きたいと思っていた湖だけれど、方角が違い過ぎる。
地図とマップアプリで場所や行程を調べると、早朝の、この時間から行けば無理じゃなさそう。帰りは、三国峠を通って層雲峡を経由して帰ればいいのだ!

それにしても、キャンプしている人たち、この雨で朝ご飯、大丈夫かな?

余計な心配をしながらも、さっそくハンドルを握り、まずは佐呂間町を目指す。留辺蘂(るべしべ)、置戸(おけと)、陸別(りくべつ)、どんどん進み、足寄(あしょろ)の道の駅でトイレ休憩。
上士幌(かみしほろ)、士幌(しほろ)、鹿追(しかおい)から北上して山の中へ・・・。途中、ホワイトアウトと言わんばかりの濃い霧が立ち込め焦ったけれど、なんとか然別湖に到着した!まだ10時前だ~!


然別湖・・・奥の上から降りてきてる真っ白い霧、あの中を、車で走ってきたのですよ~!

空が霧で覆われた湖は、少し薄暗く残念。青空だったら、どんなに素晴らしいことでしょう!三国峠さえ越えられれば、そんなに遠くない。いつかまた来なくちゃ!
湖を、歩いてぐるっと一周、というわけには行かないので、少しだけ遊歩道を歩いてみた。




秋だな~、いいな~、お天気が悪くても、気持ちがいい~~~

然別湖に来たのは正解だった。でも、すごく疲れた、お腹が空いた!

然別湖畔のネイチャーセンターの2階にカフェがあった。「カフェ ムバンチ」
10時開店で、食事もその時間からOKというので、思い切って「ビーフシチュー」を注文した!
ずっとコンビニ弁当だったから、勢い余って奮発してみた。奮発と言っても、¥1100だけど・・・。


まず、一緒に注文したジンジャエールが運ばれて来たのだけれど、これが超うまい!よく見かける市販されている茶色っぽいジンジャエールとは色が違う。おそらく、生のショウガエキスを使っているんじゃないかな?ピリリと辛くて、すっきりとしていて、甘すぎなくて、のど越しさっぱり!
そして、ビーフシチューも絶品。ライスも選べるけれど、私はガーリックトーストを選択。これがまた、すんごく美味しいのよ!



まいった・・・、ここで、こんなに感動する食事をすることになるなんて・・・。
でも、考えてみれば、まともな食事は2日ぶり。なんでも美味しく感じちゃうのかな?
ついでに、湖畔のホテルで温泉も満喫しちゃおうかなぁ、なんて思ったけれど、そんなことをしたら帰りたくなくなりそうだから我慢した。

しばらく湖畔から景色を眺めてから車に乗り込むと、いよいよ帰路に着く行程に乗り出すことになる。

湖沿いを北上する道は狭く、対向車とすれ違う時は譲り合いながらの進行。右側の湖が見えなくなると道路が広くなった。そうして、国道273号に出ると三国峠に向かってひた走る。


この道はいつも、シラカバ並木に感動する。

峠に向かう山は、シラカバの黄色が目立つ紅葉で、峠から見下ろせば、太陽が雲に隠され暗い風景が広がっていた。



「紅葉には、まだ早いのかな?三国峠って、黄色い紅葉なのかな?」

日曜日ということもあり、峠の駐車場にはどんどん車が入ってくる。駐車スペースを空けてあげようと、そそくさと退散し、峠の短いトンネルを抜けると、すぐ近くに広いパーキングエリアがあり、そこから見た紅葉が綺麗だった。

もう少しお天気が良ければな・・・でも、やっぱりシラカバが多いんだな。

ここから層雲峡温泉に向かって、道は下り坂。実は、その間の紅葉が素晴らしかったけれど、駐車スペースがないので、そこは現場に居る者の特権。本物を見たければ、出かけるしかありません!あしからず。

3日間の旅なので、3回の投稿で終わらせようと思ったのですが・・・写真の整理が追い付かない!

仕事もあるので、ここで一度、区切らせて・・・
たぶん、あと一回で終わり!

つづく・・・

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サンゴ草を見に行く旅②

2022-10-05 17:27:42 | つぶやき
2022年10月1日。朝。
赤いサンゴ草と白いウミネコに後ろ髪を引かれながら、眩しい朝の陽ざしを受けて、今度はサロマ湖方面へとハンドルを切る。

目的地のワッカ原生花園には、サロマ湖とオホーツク海の間にある細長い砂州を通る「竜宮街道」がある。端から端まで20Kmもあるけれど自動車は通れない。だからと言って、怖気づいてはいられない。「ワッカネイチャーセンター」で、用意周到にレンタサイクルが用意されているのだ!乗るしかないじゃないか!!!



・・・とは言うものの、早起きと昨日の疲れが残っているせいか、コンビニのパンで朝食を済ませると眠気が襲ってきた。仮眠を取っていると、やけに暑くて目が覚めた。日差しがガンガンと車に差し込み、気温が上がっている。
「おお、やばい!熱中症になるところだった!」
時刻は10時。この季節の道東にしては、やけに暖かく、予想最高気温は、なんと29℃。
日光湿疹が出来やすい体質なので、半袖でサイクリングは無理。Tシャツに長袖のシャツを重ね着して、首にタオルを巻いてネイチャーセンターで自転車を借りた。

レンタサイクル、大人650円。
説明を受けると、2時間ほどの行程になりそうだ。
(ワッカ原生花園の詳しい情報はこちら )
私の記事は、基本観光情報ではありませんのであしからず。

ネイチャセンターを出発し、軽やかに自転車をこいでいくと道が左右に分かれる。左へ行くとサロマ湖第2湖口、右は海と湖を眺めるサロマサイクリングロード。
まずは左に曲がり、ススキ野原を眺めながら自転車をこぐ。この道は、しばらく海も湖もみえないけれど、時々、海辺に下りられる細い道が出現する。


変な人と遭遇・・・笑


サロマ湖第2湖口の橋から見た海。

走り続けると、やっとサロマ湖畔に出て「花の聖水 ワッカの水」という湧き水がある。その近く、東屋で休憩。(湧き水についてはググってね、写真わすれた苦笑)


ここは、竜宮街道の先の竜宮の世界か・・・いや、居たのは、乙姫ではなく、疲れ切った中年おばさんだった!

竜宮街道は湧き水が終点なので、ここで折り返して戻ることになる。

日差しは変わらず強く、湖が眩しい。


行きは、湖が見えなかったけれど、帰り道では遠く湖の光を望めた。

そして、先ほど左右に分かれた分岐点を通り過ぎ、今度は、海と湖を眺めながらサイクリングロードを走り続ける。こちらは、結構起伏がある上、海風が生温かい。自転車をこぐことに必死で、写真を撮る余裕もない。帽子の中は汗まみれ。途中、我慢できず腕まくりをした。
この日、網走では30℃を超えたという。暑いわけだ…老体には、ホントきつかった。


慰めてくれたのは、ハマナスの赤い実。

やっとの思いで戻ってきたら、空には雲が広がって来た。


ここで夕日を狙うつもりだったけれど・・・、大丈夫か?

ネイチャーセンターの駐車場に停めた車に戻り、汗を拭きながら、またパンをかじり、夕方のお天気を心配しても、まだ午後1時。ここで、ただ落日を待つのも勿体ないと考えていると、ウミネコに対する未練がふつふつと湧いてきた。

「また戻るのか・・。」
いつもいつも、本当にいっつも、行ったり来たりの癖が抜けない。

ここから能取湖までは車で30分ほど。ウミネコと遊んでから戻っても、夕日には間に合うだろう。
コンビニで飲み物を調達したり、ガソリンを入れたり、多少寄り道をして、またまた能取湖へ到着。


どんだけ能取湖、好きやねん!

でもって、ウミネコと遊ぶ♪


やけにくちばしが赤いな、本当は黄色っぽいはずだけど・・・


うぎゃー!!!ピ、ピ、ピント~~~!

グスッ・・・どうせ、どうせ、こんなもんよ…、私なんか、わたしなんか~~~っ




観光バスが到着すると、ウミネコは飛び去った。


少し待てばウミネコは戻ってくると思うけど、そろそろワッカ原生花園に戻って夕日を撮らなくちゃ。

これで、サンゴ草とウミネコとはお別れ。いっぱい失敗しちゃったけど、ここは良い思い出の場所。
赤いアッケシソウが見られたし、白いウミネコと遊ぶことが出来た。

観光客が「意外と大したことなかったね。」と囁きながら歩いていた。
もっと、一面真っ赤に染まる広大な風景を想像していたのだろう。ネットなどで紹介されている写真は、青空や夕日とのコントラストが素晴らしい。そんな写真を知っていても、私は十分感動できたのに、その人は、せっかくここに足を運びながら、感動を得られない。
ちょっと可哀そうだな、と思った。美瑛の青い池でも同じ経験をしたことがある。

「写真って、合成してるんだね。本物、そんな青くないじゃん!」って言ってる女性とすれ違ったことがある。
天候や光の条件によって、風景の見え方は全然変わってくるのに・・・、本当に素晴らしい一瞬を捉ええることが出来るのは、写真家の努力の賜物なのだ。
もちろん、合成に近い写真はいっぱい出回っているけれど、せっかく名所に来たのに、落胆を持ち帰るなんて気の毒だな。

この場所に立った時、「今の景色はこれ、朝はどう見えるだろう?夕方は?もっと晴れたら?いつかまた、ここに来て、違う景色も見てみたい。」と思えれば、旅は格段に楽しくなると、私は信じている。



そうそう・・・
今朝、この駐車場で、2-~3人の若い男性が看板を見て不思議そうにしていた。


「これ、どういう意味だ?方言かな?」

おそらく「車椅子の方は、こちらのスロープから参道に行けますよ。」という意味だと思うけど、男性は、車椅子の事を「アッケシソウ」というのだと思っているらしい。
サンゴ草=アッケシソウ、だと知らないのだ。

どうにも我慢できず、
「アッケシソウは、これです。」と、赤い湿地を指さした。
「え?」
「アッケシソウ、別名サンゴ草。」
「あぁ、そうなんですね!」

男性たちは、自分たちの勘違いに苦笑いしていた。

つづく・・・


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サンゴ草を見に行く旅 ①

2022-10-05 00:05:30 | つぶやき
2022年9月30日、私は旅に出た。
目的は、網走市近くの能取湖でサンゴ草を見る事。その日は夜勤明けで、自宅に戻ったのは午前10時半。それから2時間ほどの仮眠を取って身支度して、母の愚痴を聞いていたら午後1時半になってしまった。マップアプリで調べると、旭川から能取湖までは3時間15分ほどの行程になるから、午後5時頃の日没前の夕景に間に合わせるには結構ギリギリだ。

きちんとした食事をとる余裕はなく、車中で夜勤の夜食で残したパンやお茶を口にしながら、愛別から「旭川紋別自動車道」」に乗り、ひたすら東に向かって走り続けた。自動車道は遠軽が終点、そこから、佐呂間町を経由して常呂町を通過、能取湖「卯原内サンゴ草群落地」に到着するまでの間、つるべ落としの太陽がずっと気になっていた。

「道の駅 遠軽 森のオホーツク」でトイレタイムを取った以外は休みなしの運転で、お尻が超痛い!

無事目的地に到着すると、西日がサンゴ草を照らしていた。

しっぽなが映っています。(おじさん、じゃないよ笑)


ここはウミネコが飛来して、赤と白のコントラストが美しいのですが、なにせ、写真のうでが・・・ね 笑
飛び回るウミネコを撮るのは、手振れもあって、何枚とってもピントが合わない。そのうち暗くなってきて、その日のウミネコ撮影は諦めた。

今回の旅の予定は2泊3日。すべて車中泊の気ままな旅だ。
寝る場所を思案すると、トイレや就寝中の安心(一応女子なので・・・)を考慮すれば、道の駅が最適!となる。
網走市に向かい、「道の駅 流氷街道網走」でコンビニ弁当を食べていると、無性にお風呂に入りたくなってきた。
普段、夜勤明けの日は、家に戻るとすぐにシャワーを浴びてから仮眠して、夕方から家事を始めるのだけれど、今日はシャワーの時間を惜しんで直ぐにベッドに入ったので、夜勤の汗を流せていない。運転の疲れを取るためにも、お風呂屋さん♪を探すべき!
けれどネット検索すると、網走にスーパー銭湯のような施設はなく、小さな銭湯を一軒見つけた。少し考えて、もう一度検索。
すると、網走湖畔に温泉宿があり、日帰り入浴が出来るらしい。
「よし、行ってみよう!」

地図を見ると、網走市というのは、海と湖(能取湖、網走湖)に挟まれた土地なのだな、、、と、今気づいたりして。
国道39号、網走湖畔を南下すると、暗闇の中に輝くお宿が見えてきた。
「網走湖畔温泉 網走湖荘」ネーミング、そのまんまで分かりやすいね笑

結構大きなホテルで気が引けたけれど、恐る恐るフロントドアを開けると、中から従業員の年配の男性が低姿勢で迎えてくれた。
「あの・・・、お風呂だけ、いいですか?」
「日帰り入浴は、別の入り口から受け付けてます。建物の横から少し入ったところに駐車して、専用の入り口をご利用ください。」

言われるままに専用の玄関からお宿に入ると、お風呂はなかなかの広さで、しょっぱーい食塩泉でとても温まる。
入浴料は700円!「お得だな!」と思える良いお風呂でした。
御宿の詳細はこちら
今日は夜の暗闇でよく分からなかったけれど、日中なら湖畔の風景が美しく望める御宿でしょう。

汗を流し、体も温まり、夜勤と運転の疲れが一気に癒されたところで、車中泊の場所を再び思案。湖畔の宿の駐車場から空を見上げると星が見える!

「どこで星を撮ろうか?」
「そういえば、サンゴ草の群落地には公衆トイレがあったな。」

駐車場が完備されていて、トイレがあって、でも静かなところ・・・。
星空を撮って、車の中で寝て、日の出のサンゴ草の風景も撮れる・・・。

ということで、逆戻りの道をたどり、再び能取湖卯原内へと向かった。行ったり来たり・・・はいつもの事!!!

そして、湖畔の空は、星が綺麗だった。



ただ、水辺の湿気は半端なくて、すぐにカメラのレンズが曇ってしまう。ウミネコ狙い同様、星狙いも失敗撮影の連続だった。
でも、撮影をしている、という時間が、とても幸せ。

湿気はどんどん増して、着ているコートが濡れてくる。このままでは、カメラの内部もやられてしまいそうだと感じたところで、撮影は中止。
車中泊の準備を整えると0時を過ぎていた。疲れていたので直ぐに眠りについたけれど、早朝3時に自然と目が覚めた。

ブルーアワーの星空が撮れるかな?と期待して、撮影準備した。


そして、朝日がサンゴ草を染める・・・

設定もピントも、なんか上手くいかないな・・・でも太陽はあっという間に登ってしまった。



明るくなってくると、ウミネコがまた姿を現すけれど、やっぱり写真は難しい。ウミネコだけを狙うなら、いつまでもここでチャンスを待つけれど、今日は別に予定も立てている。
赤と白の景色はうまく捕らえられなかったけれど、いつかまた、出会える時も来るだろう。



そうして、能取湖を背にして、次に向かうは、常呂町の原生花園。

その日、道東方面は、この季節にしては記録的な暑さとなる・・・。
そんな準備、してないのに・・・。


つづく・・・
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