ゆるふわ屋。 - 鏃キロク・若林浩太郎のブログ -

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霧島軍司から見た朝田…そして伊集院 医龍13巻

2007年04月03日 22時43分17秒 | 雑記
医龍 13―Team Medical Dragon (13)

小学館

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イクサのレビューを書いてましたが、
本日中に間に合いそうにないので別件に変更。

先月末、医龍13巻が発売されました。

今回、あまり朝田の出番はありません。
伊集院の目から見た医局…教授選が描かれています。

そして霧島軍司を「知りたい」と思う伊集院の行動が、
教授選はおろか、医局を変えていくとは
誰にも思わないのです。

13巻での大きな溜め…伏線は
14巻で感動を伴って回収されます。
(連載はけっこう先いってるんですよ)

今巻の最大の見所は、伊集院と加藤のやり取り。

霧島という医者を知りたくて伊集院は手術の助手を
務めさせてもらうよう申し出ます。

それを聞いた加藤が伊集院を呼び出すのですが……。

伊集院
「僕なりの道を、
 探してみたいんです。

 バチスタチームが嫌になったわけでも、
 長い物に巻かれたくなったわけでもありません。

 僕は、朝田先生に色々教わったけど、
 あの人のようには、決してなれません。

 加藤せんせいのように組織と闘うことも、
 藤吉せんせいのようにひたすら患者の盾になることもできません。

 荒瀬先生やミキさんのような
 一流のスペシャリストにもなれないでしょう。
 それが現実です。

 だけど、
 ……きっと、
 伊集院 登という、
 いい医者になる道があるはずです。

 これから先は自分で考えることだと思っています。

 だから、
 怖いけど、
 僕は行く事に決めました」

それを聞いた加藤の表情、
そして二人のやりとりは……まるで、まるで……。


この漫画が好きでよかった。
そう思わせてくれる漫画であり続けてくれて嬉しい!