11月7日(土)朝早く起床すると、秋晴れの快晴で行楽にはもってこいの天気である。
今日と明日の日曜日は、三重県伊賀市島ヶ原で開催されるオートキャンプに出かける予定になっていた。 だが、妻の体調が思わしくなく出席できるかどうかの判断が出来かねない状態であった。
妻はブラジルのステーキ牛の肉など名古屋から仕入れて準備は万端と整えて、行く気は十分であったが、私は妻の体調が気がかりであった。
今週の月曜日に突然風邪の病状が出て発熱、病院での診断では、新型インフルエンザではなく、疲れによる風邪と診断される。
しかし、熱が下がらず、再度近くの病院に行って受診する。
その結果、投薬を漢方から抗生物質に切り替えてもらったところ、翌朝には、熱は下がって少し安心するが、ふらつきが少しあった。
出発当日の朝に 「今回は無理をせずに中止にしよう」と妻に話をする。
妻に話をしてから一時間ほどして、妻は 「体調が良くなってきた。もう大丈夫、行こう!」 と、言いだしてくる。
私も、妻の顔色やしんどさなどを診ていて、時間がたつごとに良くなっているようには感じてきていた。
「ほんとに大丈夫なのか! あまり無理をしない方が!」と 再度、妻に話をする。
「大丈夫、調子も良くなった、行けるよ」で、話が決まり、急きょ出発することになった。
私たちは、早速、出発準備を始め、昼過ぎには、愛車エステイマにて南大阪の自宅を出発することが出来た。(本来の出発予定は午前9時頃であった)
自宅を出て一般道を通行して阪和自動車道を走行して行く。
さらに愛車は、阪和道から西名阪道を経由して、名阪国道(R25)に入って行った。
天気も快晴で、渋滞らしきものはなく、愛車エステイマは快適に名阪道を走っている。
心配していた妻の体調も良くなっているようで、出発前よりも顔色も良くなっているようであった。
愛車は急坂の続く天理の坂を登り切り、名古屋方面に向かって走行して行く。
無料ハイウエーとして知られている名阪国道も、土曜日のせいか大型車が少なくスムーズに流れている。
程無くして大阪名古屋の中間に位置する大内IC(三重県伊賀市)を通過し、名阪道から一般道に入っていく。
ここから20分ほどで、今回の会場であるOKオートキャンプ場に到着する。 到着時間も調度午後3時頃であった。
今回、開催されているオートキャンプは、大阪でキャンピングカーなどを多数販売している、大森自動車の主催によるもので、今回のキャンプ大会は第25回目の大会で、多数のキャンピングカーが参加、2日間にわたって行われる。
私は、大森自動車の会員ではないが、和歌山県橋本市に住む友人からの誘いで、昨年の紀伊半島大島についで、2回目の参加である。
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木津川の畔にあり広々とした OKオートキャンプ場の全景
会場であるOKオートキャンプ場は、大変アクセスの良い場所にある。
大阪や名古屋からは、名阪国道経由で70分~80分と手軽な距離にある。
キャンプ場内も上記写真のように広々とした開放的な雰囲気で、各サイトもゆったりしていて、リラックスムードを満喫できるように作られている。
キャンプ場沿いには、木津川が流れ、川遊びや釣り、場内の小さな牧場での乗馬、広場でのボール遊びなど家族全員が元気に遊べられるように作られ、子供たちの歓声がいたる所から聞こえている。
木津川の対岸にも、温泉などもあって、疲れた体を温泉で癒したり、また、近くには観光名所などの施設も多く、楽しみがいっぱいありそうである。
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多くのキャンピングカーなどが勢揃いしたOKオートキャンプ場の光景
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キャンプ場内には広々とした広場があり、参加した家族達が思い思いにスポーツなどをして楽しんでいる。
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私達のキャンプサイト、右のタープテントにはテーブルと全員の椅子が並べられた食事会場になっている。
OKオートキャンプ場に到着して、すぐに受付にて私たちのサイトと場内の場所を確認して、教えられたサイトに向かって行った。
広々とした場内には、数十台のキャンピングカーが勢揃いしている。
この様は、キャンピングカー販売店の主催ならわの光景で、このようにキャンピングカーを一同にして見るのは、まさに圧巻である。
愛車が進んで行く目の前には、一頭の馬を取囲みながら数人の人たちが談笑している小さな牧場の光景があった。
さらに100m程進んで行くと、私達のキャンプサイトがあり、和歌山県橋本市から着ている夫婦の姿が目に入ってくる。
サイトには、一台のキャンピングカーやキャンピング使用のワゴン車が並んで駐車し、その横には調理用のテーブルが設置され、タープテントが張られている。
到着して挨拶を交わした後、愛車エステイマを車列の並びに駐車させてもらった。
橋本市の夫婦も、ずいぶんと妻の体調を気遣ってくれていた様子であったが、妻の元気そうな様子を診て、安堵してくれたのか、ずいぶんと喜んでくれていた。
今回のキャンプには、和歌山市から来た60代の女性と、昨年の和歌山県串本市大島のキャンプでお世話になった和歌山市の夫婦も参加し、高校生の息子さんも同行している。
キャンプには、私ども入れて8名の参加で、食事は共同でとることになっている。
やはり、食事は参加者にとってキャンプ最大の楽しみでもある。
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木津川と対岸にある島ヶ原温泉などの施設
木津川は、三重県青山高原に源を発し、三重県東部の伊賀市を北上、京都府八幡市付近で、淀川水系の本流である宇治川や桂川と合流し、淀川となって大阪湾に注いでいる延長89kmの一級河川である。
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上部には温泉施設が、白い泡をたてながら渓谷を流れる木津川、この場所から、奈良県を経由せずに、京都府に流れるのは想像しにくい川である。
太陽が西に沈みかけた頃、夕食の準備をみんなですることになった。
橋本市からの夫婦が、調理場を手際よく、使いやすいように作ってくれている。
夕食のメニューは、晩秋漂う時期とあって、キノコ汁にエビなどの入った団子を入れて、体を温める料理や、キノコの王様で独特の香りを撒き散らすマツタケご飯を調理してくれている。
ブラジル育ちの妻は、予め、名古屋のブラジル店から厚切りのステーキ肉(牛)2kgとブラジル独特のソーセージ1kgなどを調理、火を興してコンロで焼く準備をしている。
和歌山市の女性も御寿司(さば寿司)、家族連れの人たちも巻寿司などをそれぞれに持ち込んで夕食の準備を整えている。
夕日が完全に沈み暗くなってくると、タープテントには灯りが燈されてくる。
この頃には、それぞれの料理も出来上がり、8人による賑やかな夕食が始まった。
最初は全員による乾杯から始まり、それぞれの料理をおいしそうにつまんでいる。
携帯ラジオからは、プロ野球日本シリーズ第6戦、巨人:日本ハムの実況放送が流れている。
高校生の息子さんも、ブラジルの肉料理は初めてで、興味をもたれた様子が深々と伝わってくる。
この息子さんの名前はコーチャンで、現在は高校一年生、劇団に入部して来年早々には、舞台公演が予定され、家族も楽しみにしているようである。
礼儀正しく明るい高校生で、親自慢の息子さんのように感じる。
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ブラジル風のステーキ牛、タレもつけずにそのまま食べる、素材肉の新鮮さや柔らかさ、焼き方が求められる。
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夕日が沈んだ頃、タープテントで8人による夕食が始まった。キノコ汁にも一味違った工夫がされ、みんなおいしそうに食べている。
昼間の気温は上着がいらない位に温かかったが、日が沈み暗くなってくると、やはり自然の中の気温は下がってくる。
タープテントのメッシュ網シートの、内側に付いているもうひとつのシートを全て下ろして、外気の進入を出来る限る少なくする。
タープテント内は、小さなストーブも用意され、快適な気温に保たれている。
ステーキやソーセージの肉も好評で、みんなおいしいと言ってくれている、特にブラジル風の焼肉を初めて食べるという、コーチャンのおいしそうに食べる姿は印象的であった。
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日本では珍しいブラジルのソーセージ、ステーキ肉よりも甘く、日本人では好む人が多い。
橋本市からの夫婦のキノコ汁、中にはエビなどの入った団子が入っている。
この夫婦の手際よさや、一つ一つの料理に一味違った奥深い食材や、料理にはいつも感心させられる。
季節的に冷えてくると、どうしても温かい料理がほしくなってくる。
今回の料理も、秋のアウトドア料理には、ぴったりの料理であった。
その後には、マツタケご飯を焚いてくれ、香りがタープ内に漂っている。
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御寿司や酢の物などの料理やデザート、お酒類などもみんなで持ち寄り、食卓を賑やかにしている。8人で食べる夕食も、また、格別の雰囲気があり、おいしく食べられる。
お酒も少し入り、口元も滑らかに、何かと話題が飛びだして、賑やかに食べる夕食の楽しさを全員が満喫している。
時間も経過してお腹もふくれてきた頃、主催者側のパーテイも開催しているとのことで、全員が出て行ってしまった。
私は一人テントに残り、留守番をしながら、ラジオから流れる音楽を聴いて、その余韻を楽しんでいる。
そのように過ごして少しすると、おでんなどの料理をたくさん持って帰ってくる。
主催者側も、中央の広場で料理やお酒などを用意して、参加者を歓待してくれているようである。
参加者と主催者側の人たちが、キャンピングカーなどについて情報交換しながら、料理や杯をいただいて楽しんでいるようであった。
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翌朝、場内の広場に集まって参加者全員での体操風景
11月8日(日)今日も上天気のようで、会場内では朝食の準備をしているのか、あちこちで煙が上がっている。
私達も朝食の準備を進めていると、場内に「全員で朝の体操をするから集合してください」 とのアナウンスが流れてくる。
会場の広場に行ってみると、大勢の人たちが集まっている。
広場の中央には、トラック荷台のステージが用意され、側にはピンクの忍者衣装をまとった女性リーダーがひかえている。
程なくして体操の音楽が流れ、トラックステージでは、女性忍者のリーダーが体操を始める。
全員が見よう見まねで、リーダーに合わせての体操が始まった。
NHKのラジオやテレビ体操とは違って、小さな子供でも楽しめるような動作などを取り入れたもので、誰でも楽しみながら出来る体操であった。
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体操の後の参加者全員による記念撮影の風景
朝の体操が終わった後は、参加者全員による記念撮影が行われた。
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朝の散歩中に場内で見かけた椅子の上に座った犬
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全員の体操や記念撮影が終わった後、比較的遅い朝食が始まった。
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ブラジルで最も人気のあるコーヒーのひとつPILAO(ピロン)コーヒー、細引きの粉で、酸味がなく、飲んだ後のさわやかさが特長のレギュラーコーヒーで、「何杯飲んでもあきがこない」との批評の多いコーヒー。
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朝食後に挨拶に訪れた大森自動車社長とブラジルコーヒー飲みながら歓談する。
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タープテントなどの後片付けも終わり、ほっとした表情の昔の娘さんたち
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昼過ぎには全ての片付けも終わり、お互いに別れの挨拶する昔の娘さんたち
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帰り支度も整い、去っていくキャンピン使用のワゴン車(橋本夫妻の愛車)
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「また会いましょうとVサイン」 和歌山市ファミリーの本格的なキャンピングカー
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和歌山市方面に帰って行くキャンピングカー 後ろには旅の歴史を現すステッカーが幾つも貼られている。
今回は、思わぬ妻の体調不調により、参加が危ぶまれていたが、妻の体調も良くなり、参加することが出来て本当に良かった。
それに、気心の知れた方たちばかりで、一泊二日という短いキャンプであったが、やはり、自然の中でみんなと一緒に摂る夕食も格別で、アウトドアならでわの大きな楽しみであった。
特に橋本市の夫妻には、毎年の様にキャンプに誘っていただき、大自然の中で過ごすアウトドアの楽しさを教えていただいているように思える。
和歌山市家族の皆さんにも、キャンプを一緒に過ごさしていただくことで、楽しさが一層大きくなってきている。
そして、60代女性の方も参加した今回のキャンプも楽しく過ごし、あっという間に終わった感じであった。
また、来年も一緒に自然の中で過ごしましょう!と、いった感じで無事に終了することが出来た。
皆さん 色々とありがとうございました。
また、お会いしましょう。
今日と明日の日曜日は、三重県伊賀市島ヶ原で開催されるオートキャンプに出かける予定になっていた。 だが、妻の体調が思わしくなく出席できるかどうかの判断が出来かねない状態であった。
妻はブラジルのステーキ牛の肉など名古屋から仕入れて準備は万端と整えて、行く気は十分であったが、私は妻の体調が気がかりであった。
今週の月曜日に突然風邪の病状が出て発熱、病院での診断では、新型インフルエンザではなく、疲れによる風邪と診断される。
しかし、熱が下がらず、再度近くの病院に行って受診する。
その結果、投薬を漢方から抗生物質に切り替えてもらったところ、翌朝には、熱は下がって少し安心するが、ふらつきが少しあった。
出発当日の朝に 「今回は無理をせずに中止にしよう」と妻に話をする。
妻に話をしてから一時間ほどして、妻は 「体調が良くなってきた。もう大丈夫、行こう!」 と、言いだしてくる。
私も、妻の顔色やしんどさなどを診ていて、時間がたつごとに良くなっているようには感じてきていた。
「ほんとに大丈夫なのか! あまり無理をしない方が!」と 再度、妻に話をする。
「大丈夫、調子も良くなった、行けるよ」で、話が決まり、急きょ出発することになった。
私たちは、早速、出発準備を始め、昼過ぎには、愛車エステイマにて南大阪の自宅を出発することが出来た。(本来の出発予定は午前9時頃であった)
自宅を出て一般道を通行して阪和自動車道を走行して行く。
さらに愛車は、阪和道から西名阪道を経由して、名阪国道(R25)に入って行った。
天気も快晴で、渋滞らしきものはなく、愛車エステイマは快適に名阪道を走っている。
心配していた妻の体調も良くなっているようで、出発前よりも顔色も良くなっているようであった。
愛車は急坂の続く天理の坂を登り切り、名古屋方面に向かって走行して行く。
無料ハイウエーとして知られている名阪国道も、土曜日のせいか大型車が少なくスムーズに流れている。
程無くして大阪名古屋の中間に位置する大内IC(三重県伊賀市)を通過し、名阪道から一般道に入っていく。
ここから20分ほどで、今回の会場であるOKオートキャンプ場に到着する。 到着時間も調度午後3時頃であった。
今回、開催されているオートキャンプは、大阪でキャンピングカーなどを多数販売している、大森自動車の主催によるもので、今回のキャンプ大会は第25回目の大会で、多数のキャンピングカーが参加、2日間にわたって行われる。
私は、大森自動車の会員ではないが、和歌山県橋本市に住む友人からの誘いで、昨年の紀伊半島大島についで、2回目の参加である。
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木津川の畔にあり広々とした OKオートキャンプ場の全景
会場であるOKオートキャンプ場は、大変アクセスの良い場所にある。
大阪や名古屋からは、名阪国道経由で70分~80分と手軽な距離にある。
キャンプ場内も上記写真のように広々とした開放的な雰囲気で、各サイトもゆったりしていて、リラックスムードを満喫できるように作られている。
キャンプ場沿いには、木津川が流れ、川遊びや釣り、場内の小さな牧場での乗馬、広場でのボール遊びなど家族全員が元気に遊べられるように作られ、子供たちの歓声がいたる所から聞こえている。
木津川の対岸にも、温泉などもあって、疲れた体を温泉で癒したり、また、近くには観光名所などの施設も多く、楽しみがいっぱいありそうである。
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多くのキャンピングカーなどが勢揃いしたOKオートキャンプ場の光景
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キャンプ場内には広々とした広場があり、参加した家族達が思い思いにスポーツなどをして楽しんでいる。
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私達のキャンプサイト、右のタープテントにはテーブルと全員の椅子が並べられた食事会場になっている。
OKオートキャンプ場に到着して、すぐに受付にて私たちのサイトと場内の場所を確認して、教えられたサイトに向かって行った。
広々とした場内には、数十台のキャンピングカーが勢揃いしている。
この様は、キャンピングカー販売店の主催ならわの光景で、このようにキャンピングカーを一同にして見るのは、まさに圧巻である。
愛車が進んで行く目の前には、一頭の馬を取囲みながら数人の人たちが談笑している小さな牧場の光景があった。
さらに100m程進んで行くと、私達のキャンプサイトがあり、和歌山県橋本市から着ている夫婦の姿が目に入ってくる。
サイトには、一台のキャンピングカーやキャンピング使用のワゴン車が並んで駐車し、その横には調理用のテーブルが設置され、タープテントが張られている。
到着して挨拶を交わした後、愛車エステイマを車列の並びに駐車させてもらった。
橋本市の夫婦も、ずいぶんと妻の体調を気遣ってくれていた様子であったが、妻の元気そうな様子を診て、安堵してくれたのか、ずいぶんと喜んでくれていた。
今回のキャンプには、和歌山市から来た60代の女性と、昨年の和歌山県串本市大島のキャンプでお世話になった和歌山市の夫婦も参加し、高校生の息子さんも同行している。
キャンプには、私ども入れて8名の参加で、食事は共同でとることになっている。
やはり、食事は参加者にとってキャンプ最大の楽しみでもある。
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木津川と対岸にある島ヶ原温泉などの施設
木津川は、三重県青山高原に源を発し、三重県東部の伊賀市を北上、京都府八幡市付近で、淀川水系の本流である宇治川や桂川と合流し、淀川となって大阪湾に注いでいる延長89kmの一級河川である。
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上部には温泉施設が、白い泡をたてながら渓谷を流れる木津川、この場所から、奈良県を経由せずに、京都府に流れるのは想像しにくい川である。
太陽が西に沈みかけた頃、夕食の準備をみんなですることになった。
橋本市からの夫婦が、調理場を手際よく、使いやすいように作ってくれている。
夕食のメニューは、晩秋漂う時期とあって、キノコ汁にエビなどの入った団子を入れて、体を温める料理や、キノコの王様で独特の香りを撒き散らすマツタケご飯を調理してくれている。
ブラジル育ちの妻は、予め、名古屋のブラジル店から厚切りのステーキ肉(牛)2kgとブラジル独特のソーセージ1kgなどを調理、火を興してコンロで焼く準備をしている。
和歌山市の女性も御寿司(さば寿司)、家族連れの人たちも巻寿司などをそれぞれに持ち込んで夕食の準備を整えている。
夕日が完全に沈み暗くなってくると、タープテントには灯りが燈されてくる。
この頃には、それぞれの料理も出来上がり、8人による賑やかな夕食が始まった。
最初は全員による乾杯から始まり、それぞれの料理をおいしそうにつまんでいる。
携帯ラジオからは、プロ野球日本シリーズ第6戦、巨人:日本ハムの実況放送が流れている。
高校生の息子さんも、ブラジルの肉料理は初めてで、興味をもたれた様子が深々と伝わってくる。
この息子さんの名前はコーチャンで、現在は高校一年生、劇団に入部して来年早々には、舞台公演が予定され、家族も楽しみにしているようである。
礼儀正しく明るい高校生で、親自慢の息子さんのように感じる。
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ブラジル風のステーキ牛、タレもつけずにそのまま食べる、素材肉の新鮮さや柔らかさ、焼き方が求められる。
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夕日が沈んだ頃、タープテントで8人による夕食が始まった。キノコ汁にも一味違った工夫がされ、みんなおいしそうに食べている。
昼間の気温は上着がいらない位に温かかったが、日が沈み暗くなってくると、やはり自然の中の気温は下がってくる。
タープテントのメッシュ網シートの、内側に付いているもうひとつのシートを全て下ろして、外気の進入を出来る限る少なくする。
タープテント内は、小さなストーブも用意され、快適な気温に保たれている。
ステーキやソーセージの肉も好評で、みんなおいしいと言ってくれている、特にブラジル風の焼肉を初めて食べるという、コーチャンのおいしそうに食べる姿は印象的であった。
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日本では珍しいブラジルのソーセージ、ステーキ肉よりも甘く、日本人では好む人が多い。
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橋本市からの夫婦のキノコ汁、中にはエビなどの入った団子が入っている。
この夫婦の手際よさや、一つ一つの料理に一味違った奥深い食材や、料理にはいつも感心させられる。
季節的に冷えてくると、どうしても温かい料理がほしくなってくる。
今回の料理も、秋のアウトドア料理には、ぴったりの料理であった。
その後には、マツタケご飯を焚いてくれ、香りがタープ内に漂っている。
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御寿司や酢の物などの料理やデザート、お酒類などもみんなで持ち寄り、食卓を賑やかにしている。8人で食べる夕食も、また、格別の雰囲気があり、おいしく食べられる。
お酒も少し入り、口元も滑らかに、何かと話題が飛びだして、賑やかに食べる夕食の楽しさを全員が満喫している。
時間も経過してお腹もふくれてきた頃、主催者側のパーテイも開催しているとのことで、全員が出て行ってしまった。
私は一人テントに残り、留守番をしながら、ラジオから流れる音楽を聴いて、その余韻を楽しんでいる。
そのように過ごして少しすると、おでんなどの料理をたくさん持って帰ってくる。
主催者側も、中央の広場で料理やお酒などを用意して、参加者を歓待してくれているようである。
参加者と主催者側の人たちが、キャンピングカーなどについて情報交換しながら、料理や杯をいただいて楽しんでいるようであった。
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翌朝、場内の広場に集まって参加者全員での体操風景
11月8日(日)今日も上天気のようで、会場内では朝食の準備をしているのか、あちこちで煙が上がっている。
私達も朝食の準備を進めていると、場内に「全員で朝の体操をするから集合してください」 とのアナウンスが流れてくる。
会場の広場に行ってみると、大勢の人たちが集まっている。
広場の中央には、トラック荷台のステージが用意され、側にはピンクの忍者衣装をまとった女性リーダーがひかえている。
程なくして体操の音楽が流れ、トラックステージでは、女性忍者のリーダーが体操を始める。
全員が見よう見まねで、リーダーに合わせての体操が始まった。
NHKのラジオやテレビ体操とは違って、小さな子供でも楽しめるような動作などを取り入れたもので、誰でも楽しみながら出来る体操であった。
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体操の後の参加者全員による記念撮影の風景
朝の体操が終わった後は、参加者全員による記念撮影が行われた。
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朝の散歩中に場内で見かけた椅子の上に座った犬
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全員の体操や記念撮影が終わった後、比較的遅い朝食が始まった。
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ブラジルで最も人気のあるコーヒーのひとつPILAO(ピロン)コーヒー、細引きの粉で、酸味がなく、飲んだ後のさわやかさが特長のレギュラーコーヒーで、「何杯飲んでもあきがこない」との批評の多いコーヒー。
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朝食後に挨拶に訪れた大森自動車社長とブラジルコーヒー飲みながら歓談する。
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タープテントなどの後片付けも終わり、ほっとした表情の昔の娘さんたち
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昼過ぎには全ての片付けも終わり、お互いに別れの挨拶する昔の娘さんたち
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帰り支度も整い、去っていくキャンピン使用のワゴン車(橋本夫妻の愛車)
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「また会いましょうとVサイン」 和歌山市ファミリーの本格的なキャンピングカー
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和歌山市方面に帰って行くキャンピングカー 後ろには旅の歴史を現すステッカーが幾つも貼られている。
今回は、思わぬ妻の体調不調により、参加が危ぶまれていたが、妻の体調も良くなり、参加することが出来て本当に良かった。
それに、気心の知れた方たちばかりで、一泊二日という短いキャンプであったが、やはり、自然の中でみんなと一緒に摂る夕食も格別で、アウトドアならでわの大きな楽しみであった。
特に橋本市の夫妻には、毎年の様にキャンプに誘っていただき、大自然の中で過ごすアウトドアの楽しさを教えていただいているように思える。
和歌山市家族の皆さんにも、キャンプを一緒に過ごさしていただくことで、楽しさが一層大きくなってきている。
そして、60代女性の方も参加した今回のキャンプも楽しく過ごし、あっという間に終わった感じであった。
また、来年も一緒に自然の中で過ごしましょう!と、いった感じで無事に終了することが出来た。
皆さん 色々とありがとうございました。
また、お会いしましょう。
これからも頑張って下さい!