滑らない歩き方

　今朝は寒かったですね。朝起きるのが辛かったですが、そういう時に限って犬がいつもより早く起きて散歩の催促をしてくるので参ります。（笑）

　昨日雪が降ったせいで朝、道路が凍ったところがありました。以前に来院された患者さんで、凍った道で滑って腰を打った方がいました。また、友人で滑って手をついたところ手首を骨折された人もいました。雪国でない東京人は雪に弱いですから歩く時に注意しなければいけませんね。

　ネットで「滑らない歩き方」などで検索すると地面を踏みしめるように歩くべし！みたいなことが書かれていますが、私がお薦めする歩き方は逆で、ふんわりと足裏全体に均等に圧がかかるようにして歩く歩き方です。決して踏みしめません。

　古武術では歩く時に地面を蹴らずに体が倒れるところに足を出します。そのときに足音をたてずにフワ～っと着地します。すると地面を蹴らないし踏みしめないので滑りにくいです。

　また、地面を蹴らないので体が上下運動せず、膝や足首にも負担がかかりません。歩いていて音もほとんど出ません。そういう歩き方が出来ているかどうかチェックするには自分の影を見るとよく分かります。影がレールの上を走る電車のようにスムーズに動けば良いですが、上下左右によく揺れる影はＮＧです。

　影が揺れないように歩くことが出来れば膝や足首といった関節に負荷が掛かりませんし、それが出来れば、もちろん凍った道でも滑らないし、武術でもスポーツでも名人達人になれるのではないかと・・・。

　太陽を背にして歩くと影の動きがよく分かります。たまには自分の影をじっくり見るのも良いと思います。お試しください。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院