夏は心臓に負担をかけない

　私がサラリーマン時代からの友人のＮ君は年に数回、腰痛で来院します。以前は重症で、かなり酷い腰痛持ちで身体の歪みも大きかったのですが、徐々に身体の歪みが整ってきました。

　そのせいか以前ほどの腰痛はあまりなくなり、今回は全身のメンテナンスに来たそうです。いいことです。

　ただ、施術していてすぐに左胸椎上部の捻じれに気が付きました。正確には５番を中心に縦に硬くなっています。ここは心臓に関係するところなので、半分冗談で「心臓が悪いかな」っとポツリと言ったところ、「何で分かるの？」っと驚いていました。

　何でも最近、受けた健康診断で心音に雑音があると言われ、別の病院で精密検査を受けたところ、心臓の弁の１部に異常があり、血液が少し逆流しているのが分かったそうです。幸い、それほど酷いものではなく、要観察ということになったそうです。しかし、心臓が悪いと言うとドキッとしてしまいますね。

　東洋医学では、春は肝臓、夏は心臓、秋は肺、冬は腎臓に注意が必要と言われています。夏は心臓に負担が掛かりやすいので過労や睡眠不足にご注意ください。Ｎ君は施術後、体が軽くなったと言ってました。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院