身体の姿勢と心の姿勢

　昨日、腰痛で来院された方が「何に氣をつければいいですか？」と質問されましたので、ズバリ「姿勢に氣をつければいいです。」と本質的な回答をいたしました。

　何だ、そんなことかとお思いの方は、思慮深さに欠けるかもしれません。

　「姿勢が大事」といっても、その解釈は人によって様々です。身体的な姿勢もございますが、施術を受ける際の姿勢もあります。予約した時間に遅れないように来院する。どんな施術をするのか？注意することは？それらは皆ホームページに記載しています。

　施術者も見えざるものを見る、または、それを見ようとする姿勢が大事になってきます。

　私が通っている武術の道場では、弟子は皆、先生がいらっしゃる３０分くらい前から正座して待っています。もし電車が遅れても間に合うよう皆自主的に早く道場に着くようにしています。

　私は一度だけ人身事故で電車が大幅に遅れ、遅刻したことがありました。その時は、少しでも早く道場に着こうと駅から走って参りました。途中、チンタラ歩いて道場に向かう弟子がいました。

　稽古に対する「姿勢」は、当然、技にも表れると思います。

　このように、目に見えない姿勢も大事でございます。否、目に見えない姿勢があって、それが身体の姿勢に現れるものだと思います。

　そういう意味で「姿勢が大事」と言ったので・・・、それをどこまで汲み取っていただけるかどうか？

　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院