冷えに効く呼吸法

　今年の記録的な猛暑の影響でしょうか。抵抗力が無くなり、帯状疱疹、膀胱炎、風邪、胃腸を壊す、等々の症状の方が例年より多いようです。

　暑いので必然的に自宅やオフィスではクーラーをフル稼働していたと思います。室内にずっといる人は足先から冷えてきます。また、屋外から室内に入ったときには急激な温度変化についていけず自律神経のバランスを崩し、免疫力が低下します。

　また、東京では３日くらい前は真夏日でしたが、昨日今日と最高気温が２０度くらいと急に寒くなってきたので身体にはダメージが残ります。

　人は「頭寒足熱」の状態でいるのが良いのですが、この天候では難しいですね。そこで自分で出来る対処法をご紹介します。これは冷えに効く呼吸法です。これでしたら時と場所を選ばず１人で出来ると思いますのでお試しください。

　１、５つ数えながら息を吸います。

　２、１０数えながら息を吐きます。
　
　３、少し苦しいですが、１と２を連続して行う。

　たったこれだけですが、１０分くらい続けると体が温かく感じられると思います。数字を数えるときは声に出さなくてOKです。コツは息を吐ききることです。歩きながら行ってもOKです。５歩で吸って１０歩で吐くとよいです。

　少し辛いようでしたら吐くときの数える回数を少なくしてください。逆に楽でしたら吐くときに２０くらい数えてもOKです。

　人の身体で肺だけは陰圧なので、吐く力が弱いと残気が肺に溜まってしまいます。この残気が少ないと自然と新鮮な空気が吸えます。また、吐ききるときに体幹部の深層筋も使いますので非常に健康によいです。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院