毎日飲んでいるのだろう、酒ビンだらけ。
夜中から、昼間、全部お酒を飲んでいるのだろう。
酒がないと、動けないほど中毒なのだろう。
そして、酒のために楽しく生きているのだろう。
私は、酒がのめない。
そして、楽しいことがなくても生きている。
酒の喜びに浸る、酒ビン部屋からきょうも声がする。
楽しそうにしゃべる、夜中までのんでいるのかもしれない。
酒のにおいがしみつく、酒ビン部屋。
たまに、さけをこぼしてしまうらしく、雑巾で拭いている。
そんなにお酒がいいのだろうか。
酒に、おぼれる人生が楽しいんだろうか。
毎日飲んでも、元気だから、うらやましい。
女も、もちろん飲んでいる、夜中までしゃべりつづける。
酒ビン部屋は、夏は臭い。
そして、冬は、楽しそうに生きている。
でも私は、飲まない。
飲めなくてよかったとおもう。
酒のために生きるのは、大変そうだから。
酒のビンを並べるのは、見苦しそうだから。