•できる限り丁寧な表現を用いるように努め、一般の大阪市民が多用した「おます」や「だす」よりも、「ござります」や「ごわす・ごあす」を多用した。「ごわす」は「ござります」が変化したもので、船場独特のややくだけた丁寧語として知られた。否定形は「ごわへん」または「ごあへん」。
•尊敬語に関しても、一般市民が多用した「なはる」や「はる」よりも、その原型である「なさる」や京言葉から取り入れた「お・・・やす」を多用した。また、江戸時代に多用され、明治以降の大阪では「はる」に押されて衰退したてや敬語(例:言うてや=言っておいでだ)を船場では昭和まで用い続けた。
•「すもじ・おすもじ(寿司)」「おだい(大根)」「おみや(足)」といった女房言葉を日常生活で多用した。
•船場商人独特の呼称の例[9] ◦主人一族への呼びかけ ◾おやだんさん(主人の父)
◾おえさん・おえはん(主人の母)
◾だんさん・だなはん(主人) ◾隠居後は、ごいんきょはん。
◾ごりょんさん(主人の妻) ◾隠居後は、いんきょのおえはん。さらに後家になった後は、おこひっつぁん。
◾ぼんさん・ぼんぼん(主人の息子) ◾複数いる場合、上から順に、あにぼんさん、なかぼんさん、こぼんさん。
◾成人後は、わかだんさん。その妻は、わかごりょんさん。
◾いとさん・いとはん・とおはん(主人の娘) ◾複数いる場合、上から順に、あねいとさん、なかいとさん、こいとさん・こいさん、こいこいさん。
◦奉公人の呼称 ◾ばんとはん(番頭) ◾各人を呼ぶ時は名前に「どん」を付けた。(例:五助どん)
◾おみせのおかた・おみせのん(店員)
◾でっちさん・こどもっさん・ぼんさん(丁稚) ◾各人を呼ぶ時は名前に「どん」または「とん」を付けた。(例:定吉どん、さだきっとん)
◾おとこっさん(下男)、おなごっさん(下女)
◾おんばはん(乳母)、だきんばはん(乳を与えず、抱っこするだけの乳母)、もりさん(子守り)
☆今ではあまり使わないけど、ドラマではつかいますよね。
•尊敬語に関しても、一般市民が多用した「なはる」や「はる」よりも、その原型である「なさる」や京言葉から取り入れた「お・・・やす」を多用した。また、江戸時代に多用され、明治以降の大阪では「はる」に押されて衰退したてや敬語(例:言うてや=言っておいでだ)を船場では昭和まで用い続けた。
•「すもじ・おすもじ(寿司)」「おだい(大根)」「おみや(足)」といった女房言葉を日常生活で多用した。
•船場商人独特の呼称の例[9] ◦主人一族への呼びかけ ◾おやだんさん(主人の父)
◾おえさん・おえはん(主人の母)
◾だんさん・だなはん(主人) ◾隠居後は、ごいんきょはん。
◾ごりょんさん(主人の妻) ◾隠居後は、いんきょのおえはん。さらに後家になった後は、おこひっつぁん。
◾ぼんさん・ぼんぼん(主人の息子) ◾複数いる場合、上から順に、あにぼんさん、なかぼんさん、こぼんさん。
◾成人後は、わかだんさん。その妻は、わかごりょんさん。
◾いとさん・いとはん・とおはん(主人の娘) ◾複数いる場合、上から順に、あねいとさん、なかいとさん、こいとさん・こいさん、こいこいさん。
◦奉公人の呼称 ◾ばんとはん(番頭) ◾各人を呼ぶ時は名前に「どん」を付けた。(例:五助どん)
◾おみせのおかた・おみせのん(店員)
◾でっちさん・こどもっさん・ぼんさん(丁稚) ◾各人を呼ぶ時は名前に「どん」または「とん」を付けた。(例:定吉どん、さだきっとん)
◾おとこっさん(下男)、おなごっさん(下女)
◾おんばはん(乳母)、だきんばはん(乳を与えず、抱っこするだけの乳母)、もりさん(子守り)
☆今ではあまり使わないけど、ドラマではつかいますよね。