東方神起のユンホとは高校時代からの友人というウジュ。ふたりはともに1985年生まれで、ほかのの同じ年齢の人たちと〈85クラブ〉と呼ばれる会を結成。ユンホのソロ曲「11月…そして」はユンホとウジュが共同で作詞し、ふたりの間にはこんな心温まる逸話もあります。
「オールドタイムのキム・ウジュは、東方神起事態(東方神起の分裂騒動)当時、ユンホがウツ病を病んでいたと明らかにした。ウジュは『ユンホがメンバー間の葛藤のためにウツ病を患っている姿を見て、心配しました。いつもは1年に1回程度しか酒を飲まない彼が、当時ひと月に6回度程度酒を飲んでいたからです』と語った」(2010年12月31日付けスタートゥデイ電子版から引用抜粋)
分裂騒動で心を痛めるユンホに寄り添い、彼を励ましたウジュ。ふたりの絆は固く、ウジュがかつて所属したグループ、ジェイリッチのプロモーションビデオにはユンホが友情出演。加えて、前述の85クラブからパク・スジン嬢も出演し、このビデオは同クラブの結束の強さを象徴しています。
このようにがっちりとした信頼関係で結ばれ、苦悩した時のユンホを支えたウジュ。いったい何が彼をナンチャッテ精神病にしてしまったのでしょう?
そこで、私は、ウジュが2010年12月にアップしている写真を見て、考えたのです。シャツからのぞく彼の右腕には、お見事すぎるタトゥーが彫られています。かつての韓国では一定以上のタトゥーが彫られていたら兵役を回避できる、という時代がありました。が、いまはそれが全身に彫られていたとしても、兵役を回避する目的で彫ったものなら通用しない、に変化してきており、最高裁でも同様の判決が下されています。「本当は、このまま全身にタトゥーを刻んでズルっこしようと思ったけど、どうやら世の中の流れが変ってきているみたい。それなら、精神疾患で逃れよう」。そう考えたとしても不自然ではありません。
現在、彼はinstagramで日々の思いを伝えてくれています。そして起訴後の1月25日には、彼の事務所に所属していたグループ、ダイアトゥリーと東方神起ふたりの写真をアップ。それが今回の記事のトップ画像です。仲間の新曲の宣伝も忘れず、余裕しゃくしゃくかと思いきや、一方で「時が解決してくれるだろう」と吐露し、「大変、しくしく、憂鬱」といったタグ付けも見られます。
苦悩する彼を見て、私たちがすべきことは「起訴されたウジュはユンホの友人のウジュじゃない。ユンホの親友はそんなことをしない」と盲信するのではなく、冷静に、なぜ、ウジュが幽霊を幻視したり、幻聴を覚えるようになったのかに思いを馳せること。有能なミュージシャンをそこまで追い込む韓国の徴兵制に関心を寄せることなのです。
☆ユンホが苦しんだ、うつ病は、私は15年苦しんでいます。今でも死ぬほどつらいです。