女として大阪で暮らす2

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金曜ドラマ「わたしを離さないで」について。

2016-01-16 08:52:14 | 日記
2016年1月の金曜22時からスタートするTBSの金曜ドラマ「わたしを離さないで」。イギリスのベストセラー作家でもある日系イギリス人のカズオ・イシグロさんの小説が原作となった作品で、2010年にはイギリスで映画化もされている作品でもあります。

個人的にこのドラマ、かなりの問題作になるのではないかと思っているのですが...内容が凄すぎてヤバいです。



ドラマ「わたしを離さないで」のあらすじと登場人物

多部未華子さん主演ですでに舞台化もされている「わたしを離さないで」は現段階でも世界中で様々なメディア展開を見せており、ドラマ化については世界初ということでかなり注目を浴びそうなドラマになりそうです。

原作がイギリスということですから多くの設定は日本版に置き換わることになるのですが、基本設定の「ある施設で育った幼馴染3人の物語」という設定はそのままのようです。

主人公の保科恭子(原作はキャシー)を演じるのは綾瀬はるかさん。そして土井友彦(原作はトミー)は三浦春馬さん。酒井美和(原作はルース)は水川あさみさんという爽やかなキャスティングとなっています。

「わたしを離さないで」のあらすじを少しだけ読んだんですが、かなりヤバイですね。号泣必須かもしれません。TBSの金曜ドラマって涙系のドラマが多いですが「わたしを離さないで」もそれ系のドラマっぽいですね。いや〜、ドラマ「コウノドリ」も泣けますが、「わたしを離さないで」はさらに凄いかもしれませんね。

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原作者のカズオ・イシグロさん

原作者のカズオ・イシグロさんは5歳の時まで日本で生活をしていましたが父親の仕事でイギリスに行ったことがきっかけに、ずっとイギリスで生活、イギリスで結婚をしたという経歴の持ち主。日本語もほとんど話すことができないそうで大人になってからイギリスに帰化しているということですよ。

日本人の血を持ちつつ、イギリスで育った感性を持ったカズオ・イシグロさん。なんか不思議な感じですね、やはり独特の感性を持った方ということなのでしょうか。

ドラマ「わたしを離さないで」の基本情報
•ドラマ名:わたしを離さないで
•2016年1月15日(金)22:00〜
•原作:カズオ・イシグロ(Never Let Me Go(わたしを離さないで))
•脚本:森下佳子(天皇の料理番、ごちそうさん、JIN-仁-、白夜行...など)
•演出:吉田健(アルジャーノンに花束を、ATARU、聖者の行進...など)、山本剛義(クロコーチ、Nのために...など)、平川雄一朗(天皇の料理番、JIN -仁-、ROOKIESなど)
•主題歌:未定

脚本はドラマ「天皇の料理番」や「ごちそうさん」を手がけた森下佳子さん、さらに「アルジャーノンに花束を」や「聖者の行進」などでおなじみの吉田健さんが演出を手掛けます。聖者の行進ってめっちゃ懐かしいんですけど。この制作メンバーだけでもかなり期待が持てそうなドラマと言えるかもしれませんね。

あらすじ(ネタバレ)

冒頭のストーリーだけを紹介します。駆け出しストーリーも知りたくないという方は閉じましょう!

原作で登場する3人はキャシー、トミー、ルースですが、日本版ドラマではキャシーが保科恭子、トミーが土井友彦、キャシーが酒井美和とキャラクターを変えて登場することになります。

物語は「陽光学苑」という隔離施設(原作はヘームシャム)から始まります。この施設は世間からは隔離されたものとなっており、何か障害があってこの施設で育てられたわけではなく少し変わった施設となっています。そして、3人は生まれてからずっと陽光学苑で生活を送り、さらにこの施設から出たことはないという。

3人は何不自由なく子供らしい生活を送っていましたが、ある時先生から「君たちはある特別な使命を背負った子供なんだよ」と聞かされることになったのです。

特別な使命。



実は、この3人はクローン人間なのです。だから隔離されて育てられている。クローンということは本物のオリジナルの3人が普通の世界で生活をしていることになり、オリジナルの3人に臓器提供をするために生まれたということになるのです。

成人になり中年になる前には3〜4回ほどの手術を繰り返し人生を終えます。この真実を知ってしまった保科恭子、土井友彦、酒井美和の3人。まさか自分たちがクローンだとは思いもせず青天の霹靂です。

ドラマでは臓器提供のために生まれていたクローンを「提供者」、その側で見守っている者を「介護人」と呼んでいます。介護人も提供者と小さい時からともに生活をしている者で家族同然と言ってもいいでしょう。

しかし、時の流れを止めることはできません。

提供者はいつかオリジナルの者に臓器を提供しなければいけないという運命を背負っています。そんな中で、描かれる壮絶な人間関係がドラマ「わたしを離さないで」で描かれることになるようです。

....

これは...かなりヤバそうな題材のドラマですね。

原作の世界ではクローン人間は認められていることが前提条件となっているんでようかね。かなり疑問は多いのですが完全に「クローンも人間なのか?」「人権は無視なのか?」といったかなり難しい問題を問いている作品と言えるかもしれません。

結局は臓器提供が目的のために育てられた3人ですから、その運命を変えることはできないでしょうし、ハッピーエンドはありえない...ようにも感じるのですが、どのように展開することになるのか楽しみです。


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登場人物とキャスト

主人公・保科恭子(綾瀬はるかさん)

本作品の主人公で施設で育てられた3人組の一人・保科恭子を演じるのは綾瀬はるかさん。映画「ギャラクシー街道」ではコメディーな役柄を演じた綾瀬はるかさんですが、このドラマでは恭子という役柄はシリアスな役どころ演じているそうで、迫真の演技が見応えありそうです。

そして幼少時代は鈴木梨央ちゃん。この子、ドラマ「あさが来た」でも主人公のあさの幼少期と子供の千代を演じるなど本当に活躍をしていますね。



土井友彦:三浦春馬さん

3人組の一人・土井友彦を演じるのは三浦春馬さん。映画「進撃の巨人」のエレンの役では迫真の演技を見せてくれましたが、こちらでもシリアスな感じの演技を見せてくれるでしょうか。

原作を読んで「生きることは常に欲求」と感じたそうで、その感覚は残酷で生々しいけど美しいことであると素晴らしいコメントを残しています。

人間だからこそ欲求があって当たり前、しかしこの施設で育ったクローンは運命はすでに決められている。どうにもならない状況の中で生きている土井友彦という人物をどのように演じるのか。

幼少期時代は中川翼くんが演じます。

酒井美和:水川あさみさん

3人組の一人・酒井美和を演じるのは水川あさみさん。なんか久しぶりに見たと思いましたが、ドラマ「ゴーストライター」以来でしょうかね。そんな前でもありませんね。

絶望に満ちた中でも希望という言葉がより一層眩しく見えるそうですが、このような状況で希望の光があるのか、どのように物語が進行していくのか非常に気になるところ。

幼少期時代は小学4年生の10歳だという瑞城さくらちゃんが演じます。2015年にデビューしたばかりみたいですね。

堀江龍子:伊藤歩さん

校長の神川恵美子(麻生祐未さん)の教育理念に魅かれて陽光学苑に志望し新しくやってきた教師ですが、教育に違和感を感じた人物の一人。子供達の運命を知って悲観。

マダム:真飛聖さん

陽光学苑に顔を見せるマダムと呼ばれる謎の人物。クローンとオリジナルの人間の架け橋をしている人物...なのか?それとも、提供者のオリジナルの親族とかになるのか?マダムという名前だからお金持ちであることは確かでしょう。

山崎次郎:甲本雅裕さん

陽光学苑の教師で理念を尊重している人物。

神川恵美子:麻生祐未さん

陽光学苑の校長で恭子、友彦、美和の3人に厳しい現実を教えた人物でもあります。どのような思いでこの学校を運営しているのか、このドラマの核心とも言える人物といえそうです。

☆クローン人間たちの運命が、オリジナルに、臓器提供で三回行うと、死んでしまうというものでその人間たちにも心があり、そういう運命で作られたのを知ることで運命に素直に立ち向かうという恐ろしい物語です。最初から、臓器提供のためにもう一人の人間としてつくられた人間、近い未来にできていそうで怖いですね。双子のような人間がどこかにいて、臓器を提供してくれる時代がきそうで怖いね。

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