女として大阪で暮らす2

初心にもどり、ちゃんとブログをつくりたいですね。
たまに、読んでください。誤字脱字は、ご容赦くださいね。

便利屋2

2016-01-19 18:52:04 | 日記
わたしには、生きる意味なんてないんですよ。
毎日とても味気ない生活をして、只生きているだけ後は老いていくだけなのです。

だから、便利屋さんに頼んで、消してもらいたかったのです。
お金は、いくらでも出したいんですが、持ち合わせがあまりありません。

女としては終わりましたし、もう人の役にも立てないんですよ。
毎日、本当におかしくなりそうで、何もやる気もおきません。

そうなんです、家族がなくなってからなんです。
それから、さまよったのです、この土地に来てから何もいいこともないんですよ。

生きる無駄をますます感じる年になったので、消えたいんです。
跡形もなく消えるなら、それでいいと思っています。

最近まで、欝で寝床から起きる気にもならないで、ごろごろしていたんですがそれではどうしょうもないので、やることを探したのですが、ないんです、なにもないんですよ。

この家は、文化住宅だから、音が毎日響き渡る、気持ちの悪い男の声がするんですよ。
それが、いやなので、消えたくなるんですよ。音の地獄みたいですから。

そうかといって、生きるためにその騒音からにげたとしても、私にはなにもないんですよ。
犯罪を犯すほどの勇気もないし、かといってなにもなく味気ない人生を送る意味もわからないんです。

便利屋さんは、忙しいから悩まないと思うのですが、死ねないんですよね。簡単にできそうなのに。
線路にたってみたり、屋上にいったこともあるのですが、死ねないんですよね。

消えるなんて、できないでしょうか、隣の金さんみたいに、オムツを当てるおばあちゃんになるまで生きたくないんですよ。酒を飲んで暴れて、迷惑をかける人にはなりたくないんですね。


続く

便利屋(金玉子作)

2016-01-19 15:00:57 | 日記
世の中には便利な商売がある、なんでもしてくれる商売だ。
ごみ屋敷の清掃、草取り、飼い猫さがし、なんでも、してくれるのだ。

わたしは、少しばかりの小金を持ち、便利屋に私なりの用事をたのみにでかけたのだった。
便利屋は、町の片隅の古ぼけた小さな建物の2階にあった。

その便利屋をすぐに探すことができたのは、電話帳に大きく地図がのっていたから。
わたしは、その便利屋に足を運んだ。

そして、私は、こんなことをお願いしたのだ。
「どうか、わたしを、この町から消してもらえませんか」

「消えるとは、なにかあったのですか」

「いいえ、これ以上この町で住んでいるとつらいんです」
小さくうなずくと、便利屋さんは、どのようにするのかをじっと考えていた。

「お金は余りありませんが、この町からきえたいんです」
「もしくは、自然死にみえるように、殺していただけないでしょうか」

生きているのが、とてもつらくなった私は生きる意味をこれから先に見出せないまま年をとるのが怖かったのです。自殺はできないそれなら、消えることしかできない。

どこかの町に、そっと偽名を使って住んで、どこかの町で生きていったら自分がすべてのいやなことからのがれることができる、それができないなら、誰かに殺してもらいたい。

薬を飲んでみたり、首をつるなんて方法でなく、自然に消えるのように死んで生きたい。
馬鹿にされる残りの人生なら、生きている意味はない、それがつい最近わかったのだ。

この世で生きている意味のない人間がたくさんいる。それが自分なのだ。
生きていたって、野に咲く花よりも、役に立つことはかぎりなくないのだ。

まずは、死に場所をみつけるべきなのでしょう。
そして、すべての自分における粗大ごみ、いらないごみをかたずけなくてはいけない。

続く


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