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今日のころころこころ

2024・2・17 行幸地下ギャラリー「WINDOW GALLERY in Marunouchi」。浅野克海。汪汀。

どんなにぎやなところでも妙に静かな場所と時間帯がある。

行幸地下ギャラリーはもしかしたらいつでもそうかもしれない。
場所は丸の内の行幸通りの下。
行幸通りは東京駅丸の内中央口から皇居前内堀通りを結ぶ位置にある。秋はイチョウの黄葉が美しく、外国大使の信任状捧呈式で馬車列が通る道でもある。正式名称は「東京都道404号皇居前東京停車場線」。
誰だって地上を行く。

コロナ禍のおりには都のワクチン接種会場のひとつになっていたりなんかしたけど、本来はストリートギャラリーになっている。
行幸地下ギャラリー。



「WINDOW GALLERY in Marunouchi」開催中。

若手アーティストの発掘・育成を目的に2007年から始まったアートアワードトーキョー丸の内(AATM)。
今回の展覧会は、AATM2023グランプリ賞と三菱地所賞を受賞した2名のアーティストと、過去のAATMに参加し活躍を続ける4名のアーティストを紹介している。
会期は1月12日~3月17日。
主催は三菱地所。

AATMグランプリ賞は浅野克海。
「この世界、魂を震わすモノ」。
キャンパスに油彩・アクリル・ボンド。




浅野克海(1997~)は愛知県生まれ。名古屋芸術大学美術学部美術学科洋画2コースを卒業。東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油彩研究分野修了。
絵筆と絵の具により交差し集積するエネルギー。それはこの世界の核へと自分を導いている。
という。
人と機械が境をこえて融合していく未来。
浅野は前向きにとらえていく。




三菱地所賞は汪汀。
「偽自然」。
ミクストメディア。





汪汀(1997〜)は中国安徽省生まれ。京都市立芸術大学大学院修了。
原始の自然のうち制御可能な部分を厳選し都市に導入し「第二の自然」とする。しかし「第二の自然」にはまだ不安定さが残る。本来の母性的な大地を機械的な大地に変えて「偽自然」を生み出している。限りなく現実に近い人工物は本物と見紛うばかり。




汪は、原野に生えている雑草の強く荒々しい茎に触れる時に本来の原始自然にたどりつくという。
人工物でない自然でもどこか人工物化している今は、確かなことは雑草にしか残ってないかも。


コメント一覧

kinntilyann
そうね。
luffy000616
本当に誰も居ないね(#^.^#)
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