全ての文化施設が臨時休館になった上野公園。
遠目からも目立つトーハクのキラキラ飾りつけに突然を実感する。
高低几号標をたずねるべく上野公園から谷中霊園へ。
地下鉄の轟音に思わずふり返る。
この黒田記念館の向かい側の謎の建物は京成の駅だった。線路はそのままに稼働してるけどこの駅はクローズされた。
今までは喧騒で地下鉄の音すら聞こえていなかったんだ。
おや藝大のショップは開いている。
入試だ。
最難関を通り抜けて有頂天になっていられるのもわずか。更なるいばらの道を若者は目指していく。
この通りもコロナウィルスの影響。
ぺぺ・ル・モコさんは営業してたんだ。ここ美味いんだ。
カヤバ珈琲さんはコロナ関係なく元々休業中。
ん?これ銭湯じゃなかったっけ?
信号機からこっちのこの通りを歩くのはそんなに久々だったんかな?ギャラリーになっていたのか。
SCAI THE BATHHOUSEさん。
3月6日~4月25日まで「李禹煥絵画展」。
李禹煥は「もの派」の中心人物。
う~んいい!
ふと見上げれば、やっぱり銭湯だ。
高低几号標の帰り道に大雄寺さまに寄ってみた。
ああそうだ。
あの銭湯の煙突がこの境内から見えていたんだよな。
なんか過ぎた日々を思い出したりなんかした夕暮れだった。
壊されなくてよかったなぁ。