今朝は一人飯だった。
パンを焼こうかとも思ったけど、冷蔵庫にあるのはどこか和風。
トオヤマさんの14cmの文化鍋で一合ご飯を炊く。
水加減は、米用の計量カップに米1と200㏄の計量カップに水1。
米を洗って鍋に入れて水をいれて30分ほど放置している間に色々と雑用。
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強火にかける。
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あっという間に蓋がカタカタと鳴り出す。沸騰の合図。
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そしたら弱火にして約10分ほど。
時間は目安で、実際にはやっぱり音。プチプチという音がしてきたらてきとーな頃合いで火を止めてそのまま10分ほど放置すれば炊き上がり。
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美味いな。
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このチビ文化鍋を買ったのは子供が食べ盛りの頃だった。
栄養バランスがとれて量さえあればな毎食毎食。
エサという感じ。
ちっちゃな鍋でご飯を炊いてちっちゃな鍋で味噌汁を作ってお膳に細々と並べて、な、学生時代のような生活への郷愁のようなものがあったのだと思う。
当時の電気釜は少量炊飯が苦手だったというのもある。
でもこの鍋もいつの間にかオモチャのひとつとなって、何にぶつけたんだかフチが歪んだ。
そうして、子供も大きくなって親の胃袋も縮んで電気釜は3合炊きでいいやという頃になると、世の中の少子高齢化も進んでいて、電気釜も少量でも美味しく炊けるようになっていた。
捨てようと思うのだけど、その度に亡き伯父の言葉を思い出す。
電気ばかりに頼るのではなく、鍋でご飯を炊くのはとてもいいことです。いつ何時火でご飯を炊くようなことが起こらないとも限りません。たまには飯盒炊爨しましょう!
ん。確かに一理ある。
今日もいまのところ快晴だけど、部屋のなかには日が入ってこなくなったな。
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