今日は止むことなく雨が降り続く。
ポーラミュージアムアネックス。
「西島雄志 瑞祥Zui-shou時の連なり」。
会期は4月28日~6月4日。
八咫烏が出迎えてくれる。
そして真っ暗な空間を八咫烏が導いてくれる。
西島の言葉と共に。
ー八咫烏は導きの神
どこに向かうのかは自分次第で決まっている
どの瞬間も自ら選んでいる
誰の中にも八咫烏は存在するー
八咫烏が導いてくれた先に光が散らばる。
龍?
龍だ。
龍が瑞祥を寿ぐ。
ー良いことの起こる前触れ
いつもどこにも既にあるもの
希望に焦点を当てることで視界が開ける
自らの感覚が未来を決めるー
そして真神。
ー真神はニホンオオカミが神格化したもの
真実を見極める神
自分の目で、肌で、感覚で、真実を見極め、
その先の行き先を導いていきたい
未来は自分の感覚で導くー
彫刻家・西島雄志は、銅線を渦状に巻いたパーツをつなげてモチーフを形づくる。
どんな場所にいても寸暇を惜しんでひらすらに銅線を巻く。
空間に満たされたものを感じ取り形を与えてみるという。与えられた形から空間を再構成するという。光を通して感じとる形により「気配」を視覚化しているという。
そして近年は、「神」とは人が感じ取る「第六感」の別名ではないかと考えているという。
瑞祥か。
この雨が止んだらきっと明るい兆しが見えてるに違いない。
凹んでしまった私の心にも。