そういえば・・・
加藤家のイヌツゲ様を訪ねて、来た道を引き返そうと歩き出した。
畑の白菜に見惚れていたら、おばあちゃんが好奇心満々に来た。
そんなに立派ではないよぉ（*^_^*）その白菜！そうですかねぇ（*^_^*）
イヌツゲ様を訪ねたことを話したら、いたずらっぽく笑った。小さかっただろ。来た人はみんなそう言って帰って行くよ。元々そんなに大木にならない木だしなぁ・・・おばあちゃんの子供の頃はかなりの大木で、木のぼりして遊んでいたそうだ。
おばあちゃんちの柿がたわわに実っていた。三匹の飼い猫は夜にならないと帰宅しないという。
これは渋柿で干し柿にするんだそうだ。でも・・・と、おばあちゃんの表情が少し曇ったように見えた。？。
これじゃまだまだ採れないんだよ。からっ風が吹かないとさぁ・・・確かに今年はいつまでも蒸してる。明日は１１月だというのにべとべとの汗をかいて歩いていた。今日みたいな日に採れれば楽なんだけどさぁ・・・冷たい北風の中で作業するは辛い。でもこう蒸していたのでは味が乗らない。
安易に言いたくはないが、やっぱ、おかしいのかもしれない。特に今年は。なんにも天変地異がなければいいが。
おばあちゃんに道を聞いてみたら、なにも４１３号線を排ガスにまみれて諏訪神社様に引き返さなくてもいいらしい。
加藤家へは左の分岐を右に行けばいいという。
下り坂。
ん？なんだろう？
ほう。法印の首塚か。
・・・教育委員会案内板である。相変わらずシレっと謎めいた記述である。
北条氏・武田信玄・三増峠・日向薬師のお坊様・・・日向薬師って伊勢原の幡かけのスギ様がおわす宝城坊だ。今のお坊様も日に焼けた精悍な方だった・・どんなパズルなんだろう？
ま・・・
美しい里だな。
首塚の前を通り過ぎ、そこを右。
消防署があって、その先に諏訪神社様。
なんのことはない。くるりとちょこっと散歩。だった。
