今日は図書館へ行ったりなんたり。
東横線で渋谷駅。
コンコースの壁面のえらく地味な広告の前を通り過ぎようとして、ハッとした。
大塚製薬さんのカロリーメイトの壁面広告のようだけど、結局は立ち止まって読んでしまった。
入学からこの世界だった僕たちへ。と題されていた。
ーおはようまた一日が始まる
うす暗さにわくわくしながら朝練に向かう
友達にばったり会った時もランニング中も口元を覆う布
入学した時からずっとこうやし全然平気ー
から、始まる。
ー自分達にはコロナのない中で過ごした学生時代がないのではない
コロナ禍で過ごした学生時代があるのだ
「あの頃に比べれば」と力をくれるであろう学生時代は
自分達は誰よりも格別だ
おはようまた一日が始まるー
で、締めくくる。
いやいくらなんでも3年間こうじゃないだろ。と中学や高校に入学した子たちに言った。
けど後半年で事態が収束するとはとても思えない。とうとう3年間こうなってしまった。
私のように棺桶に片足突っ込んだようなおばさんはもうこのまま逝くんだなと天災も疫病も戦も受け入れることもできるけど、若者たちにはなんて残酷な時代になっちまったんだろ。
調べてみたら、大塚製薬さんが全国の部活生へのインタビューをもとに制作したようだ。
この場所には7月19日~7月24日までの掲出のようだ。
おばさんが胸を突かれても仕方ないのだけど、頑張れ若者頑張れ若者と心で呟いていた。
疫病とは太古から付き合いだ。
用心しつつ前へ。