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今日のころころこころ

2019・6・14 横浜の几号水準点 西区・伊勢山皇大神宮 まっしぐらな明治の日本を感じる高低几号標

関東のお伊勢さまと呼ばれる横浜総鎮守・伊勢山皇大神宮さま。
ここにも高低几号標がある。
一番手前の大鳥居の横。



華正樓さんが奉納した玉垣の後ろくらい。

でもあきらかに当初の設置場所とは違うよな。
ところでこれなんだろ??

神職さまにお伺い。わざわざ社務所から出てきて相談にのってくださった。ありがとうございましたm(_ _)m
これはたぶんアレです!鳥居の下!!
そう言われてみればそうだ!
でも大正と書いてありますね。。。
そう言われて気が付いた。確かに大正4年だ。
改修と書かれている。
木の柱は腐るから立て直しはわかるけど、石で造られた台石と藁座はどうなんだろう?
高低几号標がある台石はそのままに藁座と柱を合わせて新しくした??

その鳥居の場所は今の大鳥居が立っているところだったのかな?

伊勢山皇大神宮さまは明治初年に国費で創建された。
明治3年に社殿をはじめとする境内の整備が行われたという。
内務省地理寮が横浜の測量を始めたのは明治7年。
立てられたばかりの鳥居の台石にあの几号が刻まれたとなると・・・
これはある意味すごい。
近代化へ向けてまっしぐらな明治の日本が見えてくる気がするなぁ。

コメント一覧

kinntilyann
こんばんは〜(^^)/
さすが博識ですね(^^)/
大正天皇即位記念の藁座なら納得ですね(^^)v
関東大震災はあると思います。
恥ずかしながらそこまで調べてはいませんm(__)m
関東大震災復興橋梁を調べていた時の感触では、あのあたりの被害も甚大だったと思われます。
ガス灯と橋と雪の版画を見たこともあるのですが、伊勢山皇大神宮は風景の一部として描かれていて詳細まではわからなかったなぁ。
もう少し伊勢山皇大神宮さまと仲良くしないと(^^)v
去年の玉砂利敷の奉仕に行けなかったのは残念!
几号はいろんなとこに導いてくれそうです(^^)v

明日もお仕事かな?
良い1日になりますように(^^)/
makoto-hizikata
こんばんは。
いつも楽しく拝見しています。
鳥居の台座について、私見ですが書かせていただきます。
大正4年11月改修と「奉祝大典」の文字から、大正天皇の即位の礼に合わせて改修したものと思われます。
台座のみ残っているのは、大正12年の関東大震災で破損したのではないでしょうか?
台座の大きさから見ても相当大きかったようですから、材質がなんであれ無事だったとは考えにくいです。
台座の文字から、氏子さん達のご寄付で奉納された鳥居なので、壊れたからと言って撤去できるものでもなく、台座のみ残している、と思われます。
また復興する際、地震で崩れにくいとか、崩れても危険が無い大きさなどの再考で、同じ場所には作らなかったのかもしれません。
歴史の遺物をみると、様々な想像ができ往時に思いを馳せることができて楽しいです。
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