KINOKO WEB

きのこ関係です。ときどき植物。

きのこ - モグラ学発掘調査

2006-10-10 | いろいろ
ナガエノスギタケの生える地面の下には,モグラなどの便所跡がある。
相良先生が発掘調査をするというので見学してきた。

今回の調査の注目点は,
1)本州最北の調査例となる。
2)動物の種類はモグラではない可能性もある。


発掘は重労働。
木の根っこが張り巡らされていて,思うように掘り進めるのはたいへん。
少しはお手伝いしようと思っていたのだが,きのこを求めて,林の中を歩き回るのに
夢中になってしまい,それどころではなかった。



地表をみただけでは,どこにモグラの巣があるのか,なかなか予測できない。
モグラの巣とナガエノスギタケを発掘断面に現出させて写真を撮りたい。
一発でうまくいくことは少ない。
発掘方向を修正しながら作業となることがほとんどだ。

1日がかりの作業の仕上げに,写真撮影をして,モグラの坑道の穴径などのデータをとって,
モグラの巣や便所を採取する。




「同菌の発生をもたらした動物の種類はアズマモグラとみています」とのこと。

相良先生より訂正のお知らせが入りました。

誤判!仙台の巣はヒミズでした

 一昨日の仙台調査の報告で、「ナガエノスギタケ発生原因動物はアズマモグラと
みている」と書きましたが、確認のため巣と便所跡とから毛を拾い出して調べたと
ころ、ヒミズ(ヒミズモグラ)でした。
 ヒミズと分かってみると、うなずけることがありました。巣が比較的小さかった
こと、便所のつくりがだだっ広かったこと、など。径の小さい坑道もありましたが、
それを徹底的に追及しなかったことが現地調査の失敗でした。
 営巣者の同定は100を越えましたが、今でも鬼門。油断大敵!、予断大敵!!

 なお、公開調査のお知らせの中で、「動物の種類はモグラではない可能性がある」
と言ったとき、ヒミズはモグラの中に含まれていました。




2006年10月8日 宮城県

クリ

2006-10-07 | 植物 白バック
きのこの画像もアップしようとおもっていたのですが、
あっというまに1週間がたってしまいました。

雨やんだね。
今からきのことりに出かけます。
北上すると、雨に突入しちゃうかな。


2006年10月1日 長野県

マツブサ

2006-10-05 | 植物 白バック
何というしょくぶつなのかわかりません。


2006年10月1日 長野県


森のこびとさん、キノコ山歩さんに教えてもらいました。

森のこびとさんより
●マツブサ科マツブサ属のマツブサです。
チョウセンゴミシと同属です。
少々未熟ですけどね。
完熟すると、黒いブドウ色で、甘ずっぱいいのです。