KINOKO WEB

きのこ関係です。ときどき植物。

南会津で虫とり

2006-08-28 | 昆虫
結局8月は、積極的に動きませんでした。
特に、日本海側では1000年に1度の大雪とかで、植物などの成長が遅れ気味のようです。
ちなみに、去年は100年に1度の大雪だったそうです。

南会津方面を数日間ぶらぶらしてみたのですが、きのこはあんまりありませんでした。
あっ、ブナ林に入っていく女性とあったのですが、トンビマイタケねらいのようでした。



ヤナギの枝にはヒメオオクワガタの姿がありましたが、
地面にはきのこの姿はまったくありませんでした。



きのこはあきらめることにして、虫とりをすることにしました。
水銀灯をたいてライトトラップです。



点灯するとすぐに、ハアリが集まってきて、
何ともいえない、いい香りがただよってきます。

このおびただしい蛾、きのことちがって真剣にやれば、
けっこう同定できるものでしょうねぇ。



生まれてはじめて、オニクワガタと天然のオオクワガタをみることができました。




仙台合宿の標本

2006-08-12 | いろいろ

細矢さんのいるつくばの科博によってみた。いまだに、仙台合宿の標本整理におわれているようだ。仙台から大量に標本を持ち帰った。私だったら途中でくじけてるだろう。カード型の標本ケースには乾燥標本が入っている。見栄えのするきのこは現地で冷凍保存したまま持ち帰り、凍結乾燥へ。地名などのデータのない標本がかなりあるようで、頭のいたいところ。見同定の標本も多く、属名さえないものも。




これが、凍結乾燥機。
ニオウシメジやアカヤマドリが入っていた。
3日程度でできあがるが、一度にたくさん入らないので、
順番待ちのきのこが冷凍庫に山ほどある。
冷凍庫がたりないので、近所にある冷凍庫をレンタルしたそうだ。



凍結乾燥品は、けっこうきれいに色が残ってますね。
ものによっては、クラックが入ったりして苦労しているそうです。
私としては、これだけきれいにできていればじゅうぶんのような気がします。

凍結乾燥機が低価格で入手できるようになれば、
きのこコレクターが増えるかもしれませんね。
コレクター的には、乾燥標本はだめだめですよね。


2006年8月10日 つくば市

仙台合宿

2006-08-04 | いろいろ
2006年7月27~30日、全国各地から100人を超えるきのこマニアが集結して、仙台が合宿をおこないました。
関東以西では、そろそろおそい梅雨明けかというころ、
仙台は、梅雨真っ只中というような天候でした。
10~30名くらいのグループにわかれて、あちこちの採集地を歩きました。
まるで、仙台中のきのこを採りつくそうとばかりの勢いでした。

きのこの発生のピークには若干はやいようで、
標高の高いところは、きのこが少なく、平地近辺がねらいめでした。
合宿所より少し標高をかせぐとブナ帯となります。
こぐま見ましたよ。
ラッキー!
動物多かったです。

北海道の白山さんと初対面。感激です。


2006年7月28日 宮城県仙台市


合宿から帰ってくると体重が1キロほど減っていました。
質素な食事とノンアルコールな生活。
きわめて健康的な合宿だったのではないでしょうか。

生活態度が最も悪いと言われた私です。
反省。

なんと、夜の10時半から朝の6時半までは消灯時間。
電気は使えません。おまけに、外に出ることもできない監獄状態。
こんなことでは仕事になりません。
もちろん、私はベッドで寝ることを放棄、テント生活です。
合宿きてる意味ないじゃんとの声も。

撮影のためのストロボは100V電源が必要ですが、野外では発電機を使用しています。
発電機はうるさいので、本当は使いたくありません。
合宿なら家庭用の100V電源が利用できると思っていたのですが、あてが外れました。
合宿所の駐車場で発電機をうならせました。

4日間の長丁場で集中力を維持できるのかという不安はありましたが、
そこそこやれたんではないかと思います。帰ってからの数日間はがたがたでしたが。
腰はちょっときましたね。
夜になると、腰に疲れがたまってきて撮影するのがいやになってきました。

白バック写真は肉体的にも精神的にもつらいものがあります。
きのこは見つけたり、採ったりするまでは楽しいです。
普通はそれでおわりですが、白バック写真はそこからはじまります。
これが、ときめきのないつまらない作業なのです。
可能ならば省略したい工程です。
これを永延とやらなければならいない苦痛、それと孤独感。

私もこんな撮影は、ずっとはやれないんでしょうねぇ。
あるとき、ふとやめてるかもしれません。
それまでは、とりあえずがんばります。