ももたろうシネマ&トーストマスターズ・クラブ

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クロッシング

2010-09-25 | 映画か行
9月23日 香川県社会福祉総合センターにて


2008年 107分

監督 キム・テギュン

出演 キム・ヨンス  チャ・インピョ
   息子キム・ジュニ シン・ミョンチョル

映画の楽校9周年記念特別上映会だそうで、おめでとうございます。

後援は高松市

ストーリー
  北朝鮮の炭鉱町に住む元サッカー選手のヨンスは、妻ヨンハと11歳の息子ジュニとともに、貧しい暮らしをしていた。
 しかし、妻ヨンハが肺結核になり、ヨンスは治療薬を手に入れるため中国へ向かう。
死ぬ思いで国境を越えたヨンスは、必死に働いて薬を手に入れようとするが、北朝鮮では夫の帰りを待ちながらヨンスが静かに息を引き取る。
 そこで、息子は父を求め国境を越えようとする。

感想
 日本の言論がどれほど自由かは私にはまだわかっていないが、この現実とおぼしき画像を見るにつけ、日本は自由だと言っていいのではないかと、思った。

 映画がどこまで現実と一致するかが議論されているが、私はむしろ息子と父が雨の中遊ぶシーンに詩的な美さえ感じ、現実に即している映画を見たい人は、ドキュメンタリーを見るべきだと思う。だからこの映画はこれでいいのだと思う。
ただ言論は自由であるべき。
 告訴もされ、極秘裏に撮影をすすめたという大変な熱意で製作されたのだと想像できた
日本は何もできないのだろうか。