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ヒューゴの不思議な発明

2012-03-04 | 映画は行
ヒューゴの不思議な発明
TOHOシネマズ岡南

原題HUGO
原作本(ユゴーの不思議な発明)ブライアン・セルズニック
監督マーティン・スコセッシ
脚本 ジョン・ローガン

アカデミー賞では撮影賞、美術賞、音響編集賞、音響録音賞、視覚効果賞を受賞おめでとう!

ストーリー1931年のパリ。
両親を亡くしたヒューゴは駅の時計台にひそかに暮らす。
父が残した機械人形をなんとか完成させようとしている。
 ある日父が持っていたその修理のノートを、駅構内にいる店主ジョルジュに
取られてしまう。
 頼みに行った家で会った女の子イザベルは
なんと機械人形にぴったりのハートのカギを持っていた。
 

キャストパパ・ジョルジュ ベン・キングスレー
ヒューゴの父 ジュード・ロー
ヒューゴ・カブレ エイサ・バターフィールド
イザベル  クロエ・グレース・モレッツ
ムッシュ・ラビス クリストファー・リー

感想夢があって、大好き、とても感動した。
フランス語の原作は(ユーゴ)これは
多分フランス語ではh(アシュ)は読まないから
英語ではヒューゴとなったのだと思います。

 特に映画への愛を感じて、私にとってほとんど満足。
3Dで見る価値あり。奥行きを感じさせる。
実は私はこのスコセッシ監督は苦手だった。
マフィアとかそういうの。
しかし、今作はその見る目を変えさせられた。
人間は多面的なんだね。
12才の娘に頼まれて子供も見られる作品をつくったという
監督は素晴らしい。
そしておまけはおくさんにも
『一度くらい自分の娘のために映画を作ってみたら?』と言われたらしいです。

またリュミエール兄弟の(列車の到着)というはじめて作られた映画が
見たものを驚かせた体験を、スコセッシ監督は私たちにも
してもらいたいのではないか。
今作を3Dにした理由は空中のほこりさえ体験できる
その素晴らしい技術を私たちに感じてほしいのではないか。

映画を好きな人ならだれでも一度は
その絵か、参考の資料を見た事があると思う(月世界旅行)
その映画がたっぷりおがめる。ジョルジュ・メリエス。
 そして、サイレント映画、リュミエール兄弟
キートン・チャップリンなどの
映画やその人物を次々見せてくれる。
なんとも言えない映画への愛、尊敬を感じた。

本作ではハロルド・ロイドの時計の
スタントシーンそのままの再現?と思われる
ものも見られた。

 特に主人公のエイサ・バターフィールドは
おととしシネマ・クレールで見た(リトル・ランボーズ)でデビューした
あの子だ。成長しましたね。演技が自然。
表情が生き生きして、魅力的。
クロエちゃんもかわいい。3Dが映えます。

 そして美しいパリの光景。エッフェル塔を
時計台から眺めると、これは余談ですが
塔の方が低く見えています。
映画的にはまちがいらしいです。
駅の様々な人々が行き交う景観。
でも、美術・音楽・カメラどれをとっても
素晴らしかった。本当にセットですか、これって言うほど。


有名なドラキュラ怪優クリストファー・リーは
存在感たっぷり。2百本以上の映画に出ながら
ほとんどが悪役。
なんとおん年89歳。彼のいとこになんんんとイアン・フレミング!!!
えええ、しらんかった~~すいません。007!!
彼は英語以外に七ヶ国語(フランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、スウェーデン語、ロシア語及びギリシャ語)を自在に話すことができると
言われているんだって~~
スコセッシ監督のパーソナルな思いがいっぱい詰まった(ヒューゴの不思議な発明)
3Dで見る価値あり。