中国映画「南京!南京!」
4年以上の歳月をかけて脚本を練り、製作がおこなわれた。
製作した中国の陸川監督とキャストです。
陸川監督は脚本を書くために膨大な数の日本兵の日記を読み、友人が日本で収集した2000冊以上のモノクロ写真集を参考にした。
そうした史実資料から構想のヒントを得ているが、陸川監督は「これは記録映画ではない戦争での人々の感情を描いた」と述べている。
慰安婦のシーンも大きな割合を占めており、監督はこれらのエピソードは大量の歴史的資料の裏づけがあって設定されたと述べている。
本作は日本では公開されていないが、陸川監督は日本国内での上映を強く希望しており、2009年9月21日、スペインで開催された
第57回サンセバスチャン国際映画祭における公式会見の席上で、配給会社が決まり日本公開されることが監督によって明らかにされた。
だが、劇中で使用している楽曲の著作権問題で配給会社との交渉は決裂し、日本で2011年8月21日に史実を守る映画祭により一日限りの上映が行われた。
2009年4月25日より中国にて、2010年4月28日より欧州にてロードショーが開始される。
戦争の狂気と悲惨さを製作側は意図したため、中国国内では映画中に登場する日本兵の姿に激しい賛否両論を呼んだ。
杭州で催された試写会では、日本人俳優に対し、「日本帝国主義打倒!」や「バカ!」といったののしり声が客席の一部から飛ばされる場
面があったが、「彼らは尊敬すべき人たちだ!」という声がはるかに多くの観客から上がり、会場は拍手でいっぱいになり、日本人俳優もこ
れに深い感動をおぼえたという。
さらに出演した日本人俳優に対して、「(帰国後の日本からの弾圧を避けるために)今後保護するために中国で暮らしてはどうか」との申し出もあった。
人民網日本語版は「全ての中国人は、南京大虐殺から70数年が経った今こそ、民族史上に受けた苦難をしっかりと心に刻まなければならない」と評論した。
また、youtubuにupした中国人の方から「大切な時間をかけてビデオを見てくれてどうもありがとうございます。」と書かれています。
「こちらこそありがとうございます」
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